2016年01月10日

初詣 神様にふたたび会う機会 鳴門の阿讃山麓を西から東へ


元日は産土(うぶすな)神社へとあいさつに行く。
ここ数年は快晴で竹がからからと音を立てて
高い空に向かって光の柱が伸びるような初詣。

それからいくつかの神社を回る。
二日目は、気延山のふもとにある天石門別八倉比売神社(あまのいわとわけやくらひめじんじゃ)。
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そして気延山に登る。
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幾何学的におもしろい樹木の紋様。縄文を思わせる
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現在の阿波の一宮は、大麻比古神社。
ご祭神は大麻比古大神と猿田彦大神。

ご神木は太陽を従えてざわめく
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正月ともなれば混み合うのでそれを避けてきたが
参拝の列が駐車場の階段まで伸びている。
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そこで列に並ばず、離れたところから祝詞を奏上する。
(祈るのは我が身のことではなく神々の弥栄と国の平和のみ)

裏山は神社ならではの生態系がうれしい。
眼鏡橋の池に光が踊るさまは息を呑む。
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池の中央に岩があってそこに1円玉を投げようとする人たちがいる。
聞いてみると、岩に載るとよいらしい。
手元に4円あったので投げてみたら1個が岩のうえでとどまった。

対岸から見ていると
日の光が一瞬立ちこめたように見えたのでシャッターを押した。
すると2コマに写っていた。
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広大な社の敷地には自然度が高い風景が散りばめられている。
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この森で両手を広げて陽光を受けながら胸をふくらませてみたら?
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遅い昼食は、近くの道の駅第九の里で。
鳴門は、日本での第九初演の地なのだ。
(また、第九でつながった)
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ドイツ館とこちらの売店で鳴門やドイツ由来の特産品が楽しめる。
ブラートヴルストをいただく。
ライ麦パンにドイツ直送の白ソーセージをはさんだホットドッグは
注文してからつくられる。
それを外の日だまりで食べる幸福感。
(この内容でこの価格だから人気なのも当然)
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鳴門から吉野川北岸を伝う道沿いには古墳や神社が点在する。
次に訪れたのは大麻比古神社から5km東に位置する阿波神社。
ご祭神は37歳で崩御されてこの地で火葬されたとされる土御門上皇。
(隣接する池に浮かぶ区画を宮内庁が管理)
近くの大麻比古神社の喧噪が幻のように感じられる閑静な一角。
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以前から気になっていたのが
阿波神社から東へ2kmのところにある
こんもりとした小さな森に囲まれた神社。
なぜだかわからないけれど
長い参道と鎮守の森の配置の妙というか雰囲気が良いのだ。
初めて近づいてみると
葛城神社と読める。
小さな社だけれど地区の人に大切にされているようだ。
ご祭神は、一言主命。
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きょうはえびす祭り(えべっさん)でもある。
鳴門の事代主神社に初めて詣でることにした。
(葛城神社から6km東)
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主に近隣で商売をされていると思われる人たちが参拝に訪れているようだ。
撫養街道に面し背に山を抱えて風水としては申し分のない立地。
まちなかでありながら、すがすがしさを調え
家々の軒の間をすり抜けるように格別の親しみを覚える。
また来たくなるあたたかい雰囲気に包まれた神社。
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みなさまにとって、良い年となるようお祈りいたします。
そして、日本はもちろん世界が少しでも良い方向へ進むよう。



追記1
不思議なのは
自宅の神棚、荒神棚、仏壇に酒を祀っても
ほんの数分でそれぞれの風味が激変すること。
もっとも香り高く濃厚で香気すら放つのが神棚。
仏壇は気の抜けたような酒の魅力が薄まった感じ。
両者の中間が荒神棚。
(香りを際立たせる神様と香りを召し上がる仏様ということか)
これは気のせいではなく誰が味わってもわかる。


追記2 
鳴門の事代主神社がある撫養街道は
古くから栄えた旧街道筋で
まちの散策が好きな人にとっては宝物が散りばめられている。
古民家の軒先の営業看板、古い酒蔵、由緒ある神社、
路地のたたずまい、煙突、郵便ポストめぐりなど
宝探しに尽きることがない。
もし、この一角に空き家を見つけられると
まち暮らしの味わいが好きな人にはたまらないだろう。

追記3
鳴門といえば、鳴門の渦潮、渦の道だが、
鳴門鯛、なると金時、鳴門わかめ、れんこんと全国区の産物がずらり。
(ことに鳴門金時は東南アジアでも知名度が高まり人気らしい)

砂糖をまぶして食べる赤飯や老舗の鳴門饅頭、金時豆の入ったお好み焼きなど
塩田で栄えたまちだけに、砂糖、甘いものへのの思い入れもひとしお。

鳴門の西はずれに位置する大麻地区は、
大麻比古神社ドイツ館、大谷焼などがまとまって存在する。
窯元を一つひとつめぐるのも一興。

大塚国際美術館はもとより、リゾートしての存在感も放っている。
会員制高級リゾートのグランドエクシブ鳴門など、
瀬戸内海に面した高台には別荘やリゾートホテル、レストランがずらり。

庶民の食事では、出汁となじむ鳴門細麺うどんもある。

高松道、徳島道、本四連絡道が集まる交通の拠点であり、
徳島空港までは徳島市より近い。
大鳴門橋を渡れば、淡路島経由で明石、神戸もドライブがてら。

まちなかには、小学校、中学校、高校が点在し
高島にはリゾートのような立地に鳴門教育大学がある。

数少ない弱点は公共交通の便と水がおいしくないところだが
それは浄水器で補完できる。
ここ数ヶ月はコウノトリが巣作りをしている話題でも知られる。

地元ではあまり発信していないけれど、
特徴的な風土とリゾートの風合いを混ぜた独特の距離感は
都市生活との二元生活を送りたい人や
静かで風光明媚だけれど
人間関係が面倒な田舎暮らしまでは求めていない人の終の棲家として好適。

posted by 平井 吉信 at 23:14| Comment(0) | 生きる
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