2015年08月23日

里山に道路ができる最後の夏 南の羽ノ浦町と北の立江町


道路ができることは便利だけれど、
またひとつ消えていく光景がある。
ここは、小さい頃よく遊んだ場所。
高架のコンクリートがあったところには
小さな坂を登ったところに
焼き杉の民家があった。
納屋の2階から那賀川の土手をオート三輪が走るのを眺めていた。

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家の裏には浦川という流れが早い水路があった。
さらに山際にはカブトムシがたくさんいる雑木林があった。
雑木林は妙見山のふもとである。
飼い犬のチビを連れていったら
鹿を見つけてじゃれて追いかけていき
戻らなかったことがあった。
桜の咲く頃、遊山箱に弁当や寒天を詰めて花見に出かけたのもその頃。

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並木林のアブラゼミはいまも健在で、
稲穂もよく付いているようだ。
この道路が徳島市内までつながるのに
まだ20年ぐらいかかるのだろうけれど。

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その頃には人口は減少して渋滞も緩和され、就業人口も少なくなる。
未来を夢見る社会とそのための人々の努力でありたい。

posted by 平井 吉信 at 23:36| Comment(0) | 生きる
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