2015年08月22日

仏様と竜王の岩窟を従えた焼山寺 通り雨が過ぎて夕方の鐘が鳴る


遍路転がしとも呼ばれる急峻な立地にある焼山寺は
八十八ヶ所巡礼でも一目を置かれる存在。
車ではあるけれど、夏の午後の避暑に出かけた。
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車を停めて十三仏を順に眺めながらそれぞれの真言を唱えると
少しずつ山門が近づいてくる。
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みずみずしい山のしずくに浸る山野草
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十三仏の最後でもある虚空蔵菩薩がご本尊。
あまねく宇宙の真理を照らす。
ぼくの守り本尊でもある。

樹齢の長い杉木立と蝉時雨。
絵になる風景、音の風景。
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木立を背景に地蔵菩薩が浮かび上がる
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サルスベリが道中を楽しませるが、境内にも
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極楽浄土の象徴
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林道を下って岩窟に向かう。
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不動明王が祀られている。
徳島新聞の紹介記事でその存在を知ったもの。
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巨大な岩壁の下部をくり抜いたか、自然の仕業の空間か。
そこに石仏が鎮座する。
いまにも雨が落ちてきそうな午後、辺りは暗い。
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倒木と蜘蛛の巣の間隙を縫って再び寺へ辿り着く。
この小径は通らないで車道に降りた方が賢明。
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雨と天気雨がストロボのように木立の直下を明るくした
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小雨になると続々と巡礼者が集まる
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17時の鐘で寺が静けさを取り戻し灯明が灯る。
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下界を離れて仏の世界を垣間見るために
夕立が迎えてくれたように思う。
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空と海の巡礼。







(この写真はすべて富士フイルムのX-E2で撮影。レンズは小さな3本。XF14mmF2.8、XF35mmF1.4R、XF18-55mmF2.8-4。装備は軽い)
posted by 平井 吉信 at 18:44| Comment(0) | 徳島
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