2015年08月04日

酸酸と梅干し 燦々と夏の太陽 情熱のトマト 嗚呼情熱の人生


台風に邪魔されてなかなか明けなかった梅雨。
梅雨明けというけれど、
この言葉が表しているのは、
「梅雨が明けた」のか、
「梅雨を明けた」のか。
(どちらの意味もあるのではないかと推察)

それでようやく漬け梅の土用干しができることになった。
週末から4日間、人間が5分もいたくない炎天下にさらす。
5kgのうち、1kgは梅酒にしたので4kgを梅干しにする。
(土用干しの間は夕立に備えるため近所にしか出られない)

子どもの頃から梅干しが好きで
大粒の真っ赤な(しそが滴るような)梅干しを
口に放り込んで舌の上で転がす。
ときどき歯をからませて、ぐちゃぐちゃぐちゃ。
すっ、すっ、ごくん。
(ああ、親の目を盗んで3個食べてしまった子どもの罪悪感)。
種を出して熱い茶をすするときの充実感!
(千利休が奥の細道に旅に出たようなちょっと場違いなストライク感)

(よだれが出た人、いますか? いや、文章だけでは出ないでしょう)
(でも、よだれが出たという人はとても想像力が豊かで感性の磨かれた人ですよ、芸術家になれると思います)
写真ではどうですか?
DSXE2810.jpg
干して3日目。
これたまらん、食べたくなったでしょう。
では、みなさんの代わりにひとつだけ。ほんの1個だけ。
試しに食べたら、今年の完熟の南高梅もまた絶品。
もうひとつ試食を、いや切りがない。
DSXE2817.jpg
市販品には負ける気がしない。
一部は塩抜きをして蜂蜜漬けにしてみよう。

こちらは2年目の熟成梅酒。
熊本の35度の米焼酎と蜂蜜で漬け込んだもの。
まろやかでおだやかな酸味が夏バテを防いでくれる。
古酒の良さは感じるけれど、
3か月程度の新酒のみずみずしさも甲乙付けがたい。
これをそのまま氷で割り、原酒を味わった後、
炭酸で割るのが日課。
DSXE2394-1.jpg

外気は連日35度超だけれど、
自宅ではエアコンは使っていない。
信号待ちの駅、日陰で待つ人は多いけれど
ぼくは日向で太陽を全身で受け止める。
暑い夏を楽しみたいから。
(これは理屈じゃなくて本能)

徳島ではもうひとつ良いことがある。
それは、夏野菜をたっぷり食べられること。

毎日食べるのがゴーヤーのサラダ。
2oぐらいに薄く切って好みのドレッシングで食べる。
(1日1本は食べているかも)
ゴーヤーチャンプルーも本場仕込みの風味でつくれるけど、
冷蔵庫でサランラップをかけて少し冷やしたサラダがいい。
香味として、ミョウガのスライスを添えることもある。

オクラは1分程度茹でて輪切りにして鰹節を振りかけ
そうめんつゆをかけて。

シシトウは終わりかけているけれど
キュウリ、県内でも高地のミニトマト、カボチャは真っ盛り。

毎日野菜をたくさん食べていると
これも生きているって実感。
朝採れた野菜が近所で売っているのは
野菜の宝庫徳島ならでは。

寝る前はシャワーではなく風呂で代謝を良くする。
Kindle Voyageをジップロックに入れて
風呂で読んでいるのは「鳴門秘帖」。
(阿波藩は悪者なのだ)
夏だから、少しのわくわくを楽しみながら少し長めの風呂で汗をかく。

健康診断の結果が戻ってきた。
医者があきれるぐらいの完全A級の数値。
でも、数字に一喜一憂せず、生きていることを楽しむ。
一瞬一瞬を楽しむために生きていくこと、
それはもちろん、誰かに必要とされている実感があること。

時間の積み重ねに
こうありたいという意思(意識)をどれだけ込められるか、
そして結果に頓着せずに受け容れていくこと。
(だから、寝ていられない)

エアコンすらはずして
夏の暑さを楽しもうとするのは
エコのためでも身体を鍛えるためでもなく、
ただ受け容れることを幸せと感じているから。

近所の酒屋(多積商店)ですすめてくれたオリーブオイル。
ここには店主の目利きで有名になる前の良いワインや焼酎が揃っている。
(磨かれる前の原石の発掘や蔵元との交渉に努力されているので酒の銘柄は書けません)
食材や調味料も然り。
これまでおすすめで裏切られたことはない。
オリーブオイルの銘柄は、サジターリオ(250ml、1,750円)。
(ぼくは射手座生まれ、日出とともに生まれたのでアセンダントも射手座。太陽と射手座=銀河系の中心が重なる月と時刻に生まれた。サジターリオはイタリア語で射手座の意味と見た)

トマトに少々の粗塩とともにかけてみる。
青臭さが美味でおいしさ濃厚、どんどん身体に吸い込まれていく。
これは料理に使うだけではなく、飲んで味わえる。
DSXE2298-1.jpg
赤はいい、情熱の人生。熱い魂は暑い。
(涼しい部屋にこもって心と身体を冷やしてはダメですよ)

DSXE3670-1.jpg

梅干しもトマトもその根底には情熱が流れている。
降り注ぐ夏の太陽が育んだ。
暑いの好きだ。
暑い夏は生きている実感を与えてくれる。
暑いって、空を見上げるのは、
人間と夏の契約だから。

タグ:
posted by 平井 吉信 at 01:04| Comment(0) | 生きる
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: