2015年07月18日

台風一過 クマゼミの羽化 こぼれおちる太陽 空に向かって歩みをすすめる 

(サスペンスドラマの紹介文のような長いタイトルになってしもた)

どんよりとした雲が広がる朝、
朝起きると庭を見て回る。
すると、蝉の抜け殻に気付いた。
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ここの土で七年過ごした宿主はどちらに?
と探していたら軒下にいた。
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距離は約3メートル。
わざわざ桃の木に行かなかったのは
朝は雨がぱらついていて
退避していたのかも。

羽根はまだ伸びきっていない。
足取りもおぼつかない。
人間と視線を合わせるも先を急ぐ彼女(メスである)。
小さなオーバーハングを10分ほどかけて
越えようとしたそのとき、地面に落下した。
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誰かに踏まれたり小動物に食われる危険がある。
少しだけお節介をして桃の木にとまらせた。

雲の切れ目からこぼれ落ちる太陽をめざして
少しずつ上へ上へと。
(それをニコンD7000を片手に樹上から撮影するアクロバット)
(こないだも沢沿いの岩場に咲く山野草を撮影していて沢に落ちたっけ)
(それは慣れっこ)
(それよりも桃の木こそ迷惑)
(でも今年は毛虫を数十匹退治してウシガエルにやったから)
(食べたの?)
(わからない?)
(ウシガエルを飼っているの?)
(そうではなく、近所に住んでいるつがい)
(きょうもいるかな、とあいさつをするのが日課)
(ひとりごとはとりあえずおいといて)

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キキョウの花を背後に少しずつ上がっていく
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彼女は、人でいう額に
宝石のようなアクセサリーをまとっているのにお気づきだろうか?
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(実はこれも目。セミには5つの目がある)

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視線を合わせるセミとヒト。
残された時間は異なるけれど、
どちらも夏の太陽の下、息をしている。
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翔べ、大空をめざして!
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クマゼミの危機に対して手を差し伸べたのは集団的自衛権ではなく
誰かが救うだろう、未来にツケを回せという集団的無責任ではなく、
ただ生きている個体の判断。

この国よ、翔べ、大空をめざして!

(ニコンD7000+AF-S Micro 60mm f/2.8G)
タグ:台風
posted by 平井 吉信 at 13:23| Comment(0) | 生きる
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