2015年07月11日

美郷物産館 お礼の買い物と美郷のマチュピチュ 高開の石積みへ


今年は大雪のため梅が不作とのこと。
入手が難しいとあきらめていたら
店長が5kgの青梅を確保して郵送いただいたお礼に
親戚まわりのついでに美郷物産館を訪れた。

今年もこれで梅干しと梅酒を仕込むことができた。
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美郷物産館にはレール商品は皆無。
野菜もお菓子も加工品もすべて地区内の手作りの品物ばかり。
それぞれが競い合うように磨き上げられて平均点は高い。
毎回新商品が並んでいるようでもある。
当時の美郷商工会の高木さんと地元の人の熱意の賜物だろう。
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標高が高いこと、規模が小さいこともあって
農薬を使わずに立派な農作物を仕上げる生産者も少なくない。
地の利を活かすことで
ここの平均的な野菜の品質は四国有数だと思う。
朝採れをその日のうちにいただく贅沢も味わえる。
コールラビまである。栽培期間中農薬は使っていない。しかも80円。
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シシトウとゴーヤを買った。
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あなたは野菜の目利きができるだろうか?
安全安心でおいしい野菜とはどんな野菜か?
答は、たったひとことで足りる。
健康に育った野菜である。

化学肥料による外観の水増し(肥大感)などなく
逆にいかにも家庭菜園のしょぼい外観ではなく
(虫食いの野菜を短絡的に安全と捉えないほうがいい)
あくまでも健康的でみずみずしい。

きょう買ったゴーヤも
生で食べるのがもっともおいしい。
やわらかくみずみずしいのに、あくやえぐみがない。

朝採れなのにしなやかなきゅうりや
しっかりしているのに適度にやわらかくシシトウも同様であった。

美郷の野菜には、うんちくや哲学は語られていない。
けれど、愛情を持った栽培者がていねいに育てた野菜であることはわかる。
まじめにこつこつのプロ農家の作品である。


お昼どきだったので手打ちそばの定食を注文。
ぷつぷつと弾力感のあるそばに香ばしい揚げ、
地元の野菜や豆腐が小鉢で付いてくる。
毎日20食限定ですぐに売り切れる。
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こちらも人気商品の田舎だんご。
色はよもぎ(緑)とトウモロコシ(桃色)によるもの。
材料は、餅粉、小麦粉、米粉、砂糖、よもぎ、とうもろこし、食塩、きな粉。
餡は、小豆、金時餡(えんどう、いんげん)。
(食品表示だけでわかる人はわかるだろう)
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新たに、ドーナツやブルーベリー大福が並んでいる。

梅干しはどの生産農家を選んでも
昔ながらの塩、しその素朴な味わい。
自分が漬けていても、ときどき味比べに買っている。
(特に小梅は漬けていないので)
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美郷地区では梅酒特区として製造に取り組んでいる。
タンクではなく家庭用の瓶でていねいに仕込むのが美郷方式。
500ccで2,500円前後と決して安価ではないが、
それだけ風味に自信を持っている。
http://www.toretabi.jp/gourmet/bishu201310/01.htm
l
今年は若い人が新規参入してますます盛んになっている。
徳長さん、応援していますよ。
トオカミ(ブランデー仕込み)、エミタメ(焼酎仕込み)、売れるといいですね。
(商品名は奥様の名前からと記事には載っていたけれど、祝詞からの出典ですね)

自分で梅酒を仕込む人はわかるけれど
材料費(青梅、米焼酎、蜂蜜)だけで1升4千円を超えるのだ。
(ぼくの梅酒も梅干しも美郷の一級品に負けていないのだ(^^))


ものだけではない。
体験型メニューがもっとも充実しているのが美郷の特長。
http://ameblo.jp/shokokai-misato/

ぼくもこけ玉づくりを明石さんに教わったことがある。
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観光がてら立ち寄れば、
満面の笑顔で親身になって観光情報をいただけるだろう。
そこにあふれているのは地域を思う心とおもてなし。

美郷物産館(みさと屋)
徳島県吉野川市美郷字峠463-3
営業時間 午前10時〜午後5時30分
(休館日:年末年始)

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店をあとにして、高開の石積みへ向かう。
シバザクラの季節は終わっていても
集落の方々が思い思いに花を育てているので
行ってみたくなった。

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シバザクラが咲き残っていた。
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美郷は、上勝と並んで県内の農家民宿の先進地である。
車から山登りの感覚でようやく登りきると
雄大な景色と手作りの野菜料理が並ぶ農家民宿、
マクロビオティックを売りにしている斬新なコンセプトの農家民宿、
吊り橋を渡って玄関へ入る民宿ではヤギが飼われていて藍染めができるなど、
どこも個性豊かで無条件でおすすめできる。
http://misato-totori.com/
http://www.cnet-oe.ne.jp/kinokonosato/
http://wwwd.pikara.ne.jp/docomoyama/

それぞれ単独でご紹介したいくらいだが、またの機会に。

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蛍で有名な美郷だけれどそれがごくごく一部。
体験型観光と特産品開発を
地区の人たちの熱意と互いに切磋琢磨により磨きあげている。
身の丈で一人ひとりががんばっている美郷地区は
ほのぼのとしていいな、と思うのである。


追記

地方創成といいながら、
中央集権で、プレミアム商品券という未来への投資とならない愚の骨頂政策や
誰も責任を取らないオリンピック関連施設、
ひたすら国民の求めていない方向にひた走る首相…。

参議院の選挙制度改革と称して選挙区の定数を変更しようとしている。
徳島県は高知県と合区して減となる案が示されている。
だが、これが是か非かというのは本質的な問題ではないだろう。

いまの政治の問題は、
まじめで能力のある人が政治家になれないこと。
(地盤、看板、鞄がなくても熱意と能力のある人が国や地域を動かすしくみをつくるべきであろう)
いまの体制なら、議員数を1/10に減らしても国民生活への影響はないだろう。

議員の報酬は費用弁償程度でいい(だから政治家は兼業であるべき)。
(選挙に多額の税金を使うのではなく、未来をつくる行為に税金を少しだけ使いたい)
多様な職業の人が専門知識を持ち寄って地域のあり方を議論する。
そうなると、議員数はいまより増えるだろう。
(しかし歳費は大幅に減少する)
当然、政党は廃止する。
能力と意欲ある人が未来をつくることに参画できる制度に改めなければ
責任を持ってお金と事業を動かそうとする人に任せなければ、
選挙権を18に下げようが、定数を削減しようが本質は変わらない。
(政党や政治家の顔、定数を代えたところで何が変わるというのか)

そもそも1票の格差が違憲という司法の判断もおかしい。
格差が違憲であるなら、1倍以外はすべて違憲だろう。
市町村長はみな1票の価値が違うが、これは合憲なのだろうか?
司法は、憲法や法律に照らして特定の事案を判断しているだけで
それ以前に、望ましい制度とは何かの議論があるべきだろう。

源流を辿れば、
国家(行政)のしくみがいまのままで良いかということだろう。

地域の特性と人材を活かし、
必要な立法や規制緩和、税制を地域で決められる脱・中央集権が不可欠だろう。
安全保障や外交は国家の仕事として
それ以外は地域で決めるという道州制のようなかたち(地域国家連合)。
(沖縄なら、かつての琉球王朝が担っていた平和外交を基軸に、台湾、中国、ベトナム、フィリピンなどとの交通、物流、交流、観光、教育などの拠点=東南アジアのハブ機能として)

プレミアム商品券も、地方創成枠の押しつけも中央集権のばらまき。
事業が例示されれば独創性は発揮できない。
特区を申請する(国にうかがいを立てる)という行為が
すでに地域行政の足かせになっている。

日本は世界に範を示せる可能性がある。
正しい方向性に向かってぶれない軸で
思い切った変革をスピード感を持ってやっていける
しくみに代えていければ。


posted by 平井 吉信 at 21:25| Comment(0) | 徳島
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