2015年05月09日

品良く萌える 初夏の新緑 砥石権現


深い森、明るい森、混交林、
森にもさまざまあるけれど、
四国の千メートル超の広葉樹に覆われた明るい森に出かけよう。
その山は、砥石権現という(神社ではなく山)。
昨年秋に初めて訪れた。

県庁まで20分の距離にある自宅から
わずか50km少々で到着。
(これが徳島。ランチを食べに行く感覚で出かけられる)
登山口にはクルマが2台だけ。
「黄金連休をふるさとや行楽地で過ごした人々のUターンラッシュが…」の世界とは無縁。

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ああっ―。
初夏の陽射しに背伸びをすると
身体の奥までゆるめられそうで。

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若葉を透かしてみる。
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沢筋ではヤマシャクヤクが開いている。
この黒と黄色のカミキリムシは?
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踏み跡は明確だが、
どこをたどっても尾根をめざせばそれでいい。
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金属の光沢を帯びた赤紫のツツジもあった。
山中に現れた広告のよう。
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しばらく沢筋を下ってみる
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庭園に見立てた小高い岩地
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桜のような色彩のツツジが現れた。
(もしかしてアケボノツツジだろうか?)
この山の南斜面に点在している。
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(ここまでがD7000)

次々と花に目を奪われる様子を再現してみた。
(ここからがX-E2)
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南の斜面を望む展望台のような開けた場所に、ひときわ見事な桃色ツツジ。
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蛇が首をもたげたような山野草が顔を出している。
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尾根筋から頂上に近づくと両側の斜面にカタクリが見えてくる
(D7000)
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さらにX-E2で。
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カタクリを愛でつつ適当な尾根で昼休み。
おむすびとおかずで。

ミツバツツジにはクマバチが飛ぶ
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砥石権現の山頂を過ぎて
東側のピークにさしかかった。
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この山の魅力を伝えるために、
北東斜面からのルートを切りひらいた岳人の森の山田さんと
木沢村を中心とする那賀奥の山の魅力を伝え続けた
地下足袋王子こと平井さんの功績を忘れてはならないだろう。

尾根筋にある小さな山野草をX20で拾ってみる。
カメラ本体が小さくて軽くて手持ちで撮影できる。
一眼レフと三脚ではとうてい撮れない景色がこの小さなカメラなら撮れる。
地上すれすれの景色に近づくのに、メカは要らないでしょう。
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別の沢筋でヤマシャクヤクの群落があった。
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「この手、離すなよ」(← 今年の流行語大賞の最有力候補かも)
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そして、森と花に遊んでもらった。
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季節とともに、人も生き物もある。
森の叡智は人のいのちの源だから。

posted by 平井 吉信 at 20:25| Comment(0) | 山、川、海、山野草
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