2014年10月13日

友あり 近所より来たる。山、食事、音楽の休日 


柿が採れたので持っていくと友人からメールを受信。
山へ行く予定があるので時間を知らせてと返信。
ただちに出ると再受信。

ほどなくしてやってきた彼、
高校時代からの友人でタフな奴。
(山を歩かせると彼より早い人間は見たことがない。心肺能力が抜群なのだ)
奥物部から三嶺のフスベヨリ谷を登って
天狗塚へと回るゴールデンルートを歩いたときから
山の楽しさにめざめた。

さて、柿をもらった後、
これから山へ同行するつもりだったことが判明。
(えっ、何も準備していないし、そんなつもりではないよ)

まだ行き先も決めておらず、
昼も食べていないが、途中で何か買えばいい。
行き先は中津峰しかないだろう。
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行きと帰りは登山道を代えて案内する。

山野草を拾いつつ歩みを進める。
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この日はリンドウの群生が見られた。
青紫と白が混じるこの山ならでは光景。
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谷筋へ降りてきた。地形図で位置を確かめるアナログ人間。
彼が数年前にケータイを買ったと聴いて驚いた。
(実はぼくもケータイ、スマートフォンを持っていないのだ。多分これからも使わない。使う用途が思い浮かばないので。ネットよりも人のつながりがもっと大切だから)
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沢沿いに群生しているタカラコウ
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アケボノソウがこんなところに咲いていた
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夏は涼しげな登山口の風景
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山道を3時間ほど歩くと空腹感が大きくなった。
(昼の食事を買うのを忘れていたので)

(富士フイルムX20で撮影)
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翌日、ドライブを兼ねて
興味津々の奥さんのKちゃん(ぼくの近所に住んでいた女の子)を同行して
手延べのつけ麺を食べに徳島最南端のまちをめざす。
ぼくのクルマは、彼が次に買う候補の車種。
(彼は20年近く同じクルマに乗っている)
2000ccフルタイム4WD・4速ATでありながら
静粛でダンピングのきいた快適な乗り心地。
この日も大人数を乗せて
自宅を出てから一般道だけで16km/lの低燃費。
(さすがの水平対向エンジン)

Channel R55で日比さんご夫妻の心こもる料理とおもてなしを堪能。
手延べつけ麺と中心に阿波尾鶏丼、コーヒーなどといただく。
おいしさに横たわる本質的なぬくもりとでもいおうか。
友人夫妻は「おいしい」を連発。

奥様が毎日庭で手摘みしている花
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竹炭を練り込んだ黒い麺との組み合わせ。醤油と塩のつけ汁でいただく。
最後は昆布出汁で割ってスープとしていただく。
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地鶏の阿波尾鶏はすぐ近くから運ばれている
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特にパンケーキは小麦の香りが立ちこめ
かりかりとふわふわ、砂糖を使っていないのに
滋味あふれる甘みをテーブルで分け合う。
五感のすべてをくすぐり人を幸福感に包む。
戦場で敵味方が一時休戦してこれを食べたら争いは止まるのではないか。
(やなせたかしさんの世界観と重なる)
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(日比さんは良い小麦粉を求めて全国を行脚されたという)
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友人を自宅に送っていく途中の団地で
見慣れぬ洋菓子店を発見。
1週間に3日だけ営業している手作りのお店のようだ。
一度通り過ぎたが、みんなのリクエストで引き返す。

とても居心地の良い店内と
ていねいにつくられたお菓子が並べられていた。
・牛乳…ひまわり乳業
・生クリーム…よつば乳業
・バター…高千穂クラシックバター
・小麦粉…○○製粉(北海道産)
などと原材料まで表示されている。
そんな表示がなくても
買う前から伝わってくるあたたかい雰囲気。
心が通う刹那にじーんと来るものがあった。
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(この日は仕事で一緒に行けなくて寂しがっている人の分ももちろん買ってある)

自宅へ送ると紅茶でも、とお誘い。
その間に庭を散策。
自宅の裏山から続く柿の実、庭に自生する山野草、
離れの五右衛門風呂がこの家の自慢。
薪を割って入るのだ。
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見晴らしの良い2階が応接室。
グランドピアノはもともとうちにあったもの。
ピアノに携わる仕事をしているKちゃんに
モーツァルトのK331の第1楽章(変奏曲)を聴かせてと
リクエストしたけれどKちゃんは固辞。

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代わりに音楽を聴きましょうと
夫妻愛用のLUXMANの真空管アンプに灯を入れる。
ダイアトーンの16センチフルレンジ(アルニコ磁石)から
マレイ・ペライアのピアノが流れ出す。
もう一組は別の部屋にあり
ヤマハの名機NS-1000Mを純A級プリメインA-2000aで鳴らしている。
ぼくはこのスピーカーは日本を代表する製品だと思う。
有名だからではない。
密閉型で位相の整ったユニットが醸し出す音の立ち上がりの正確さ。
弦やピアノの粒立つときの演奏者の心が見えるとでもいうか、
円熟したベリリウム振動板の豊潤で妖艶なまでの魅力。
それはヨーロッパの著名なスピーカーでさえ奏でなかったもの。
もちろん、それには聴き手の耳(感性と体験の豊かさ)が必要。
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ペライアといえばシューベルトの印象があるけれど
バッハのパルティータを聴いてみてと。
柔らかい音楽が小さな音で流れ出す。

さっきのお店のケーキをKちゃんの紅茶とお気に入りのカップでいただく。
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このテーブルは友人の自作。気取らない実用的な出来映え
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(富士フイルムX-E2+XF14mmF2.8 R、XF35mmF1.4 R、XF18-55mmF2.8-4 R LM OIS)

また今度いつ来られるかわからないけど、
見送りを受けて夕闇を帰路に就いた。

有朋自遠方来、不亦楽乎

posted by 平井 吉信 at 14:04| Comment(0) | 生きる
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