2014年10月10日

夕暮れの日峰山 あやかしの参道 かぐわしの紫


近所の山は幼い頃の秘密基地。
小学生の頃には小さな沢を遡りつつ
登山道以外の山に分け入り、
車道や尾根に出るなどの楽しみを知っていた。
この山には防空壕跡があり
探検と称して中に入っていた。

かんたろうを見て驚いたのもそう。
これは、体長30センチから50センチ程度の巨大なミミズのこと。
さすがに触るのは気味悪かった。

日赤のある通りを突き当たると
この山の参道が始まる。
といっても登る人も少なく
散策路はやや荒れている。

沢沿いを上がっていくと神社がある。
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さらに進むと常夜灯が点灯している。
魑魅魍魎の存在が感じられる。
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妖怪の好きな人にはたまらない風景かも。
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山頂の神社に着いた。
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風景を眺めつつここからは車道を下る。
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ここは散策する人が朝夕を問わず多い。
夏にはカブトムシがいる木々のジョロウグモを見ながら降りていく。
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秋の七草のひとつ、萩
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紅葉はまだ早いけれど紫系統の果実や花々をめでつつ
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車道から分かれて小径に入るところにお花畑があった。
オシロイバナが咲き乱れるなかに
見慣れぬ同色の花が。
ほとんどがしぼんでいる。
夕暮れが迫るなか妖しくたたずむ。
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千年の眠りから覚めた紅のキングギドラのようでもあり
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ほとんどのキングギドラ草は閉じていた。後日見よう。
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金長狸を祭った金長神社を通り過ぎた。
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(以上、フジX20)

数日後…。
太陽が高い時刻に訪れてみた。
木陰がつくる柔らかい光に
真綿で来るんだ紫を遠く思い出すような光景。
口に含めば壊れそうなたおやかさが
風に反応しているさまは源氏物語の絵巻のよう。
(蚊に刺されない対策をして見に行ってください)。

D7K_0957.jpg
(ニコンD7000+AF-S Micro 60mm f/2.8G)

DSXE5740-1.jpg
(X-E2+XF35mmF1.4 R)

 → カメラに興味のある人だけここから追記

posted by 平井 吉信 at 11:33| Comment(0) | 山、川、海、山野草
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