2014年07月20日

はりまや橋から帯筋を抜けて県庁おもてなし課へ


四国の4県都はそれぞれ個性がある。
栗林公園の史跡と
60年の定期借地権と所有と使用の分離という手法で
あざやかなまちをつくった高松。

松山城と道後温泉という観光資源を有し、
ロープウェイ街から三越を経て市駅高島屋までの商店街を持つ松山。

四方を川に囲まれたひょうたん島を舞台に
文学にうたわれた眉山を背景に持つ徳島、
でも、まちとして好きなのは高知。

底抜けの明るいまちでありながら
まとまりの良さを感じるから。
日曜市もひろめ市場もはりまや橋も
個人的には惹かれないけれど
まち全体が地元のために地元とともに生きている印象がある。
全国チェーンのありふれた店をほとんど見かけないのも美点。
やはり地元ではなにがしかの理念に基づいて活動している人たちがいるのだ。
スタジオジブリのアニメ作品「海がきこえる」でも
気取らないまちの空気感を伝えていたように思う。
→「海がきこえる」」(ウィキペディア)
→ロケ地めぐり「海がきこえるを歩く」
http://homepage3.nifty.com/akinori_naka/

はりまや橋商店街は活発にイベントをやられている。
きょうは生鮮品の市が立っている。
木造のアーケードも希少価値。
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はりまや橋から西へ向かう。
水路は空の色を映して碧。
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高知県の特産品を扱いつつ情報発信を行う「てんこす」。
思いがてんをこすようにと
運営している人たち、応援している人たちの気持ちが伝わってくる。
おみやげはここで買うことにしている。
http://www.shikoku.meti.go.jp/shikokubito/interview/08/

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高知の商店街の宝物と言えば…
エスコーターズ。
動く灯台とも呼ばれる大学生による商店街のコンシェルジュ。
まちづくりはハコものよりもそこに魂を通わせること。
外観だけでは高知のまちの良さは気付かないけれど
エスコーターズは全国に誇れる活動。
この看板ももしかしてエスコの手作り?
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「トモちゃんと魔法のおかし」という絵本を持っている。
高知商工会議所で手に入るがアマゾンでも。
トモちゃんと魔法のおかし

新しい店ができていた。
土佐佐賀の本社売店か高知大丸で
ここの冷凍タタキを買うことがあるけれど
ひろめ市場から遠くない場所に出店。
この街区に図書館や科学館など人々の夢を育む施設とともに
カフェやレストランが加わった複合施設が
お目見えするのもそう遠くないのだろう。
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高知城は晴天が似合う
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仕事で高知県庁にやってきた。
玄関入り口には「県庁おもてなし課」のパネル展示。
ほんものは庁舎の上階に地域観光課とともにある。
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今回は別の課で打ち合わせ。
ご対応いただいたKさんは熱い心を持った方で
感銘を受けた。こうでなければ!

再びまちへ。
きょうは人気のカフェの二階で。
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(フジX20にて)
もうあと少しでよさこいが始まる。
照りつける夏の太陽の下、
気のせいか、まちもそわそわしているようだ。
そうなが。


【追記】
四国各地で観光促進にパスポートを活用されている。
しくみが複雑すぎてわからないので、
おそるおそる店や施設で掲示して
「うちはやっていません」
「やっていますが、対象になりません」
と教えてくれるときの互いの気まずさ。
複雑なしくみよりも、
清潔なトイレ、笑顔と気配り、温かみなど
素のままの人間の魅力でぶつかっていったほうが
高知に限らず四国らしいと思うのだけれど。
(だからエスコーターズはいいのだ)
タグ:高知 カフェ
posted by 平井 吉信 at 23:29| Comment(0) | まちめぐり
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