2022年10月30日

今年初のサツマニシキ(阿南市)


去年は何度も見たサツマニシキ。
今年も同じ場所で見かけた。
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タグ:昆虫
posted by 平井 吉信 at 00:34| Comment(0) | 山、川、海、山野草

2022年10月29日

四国のみち 千羽海崖を望むみち 出発は日和佐城


車は日和佐城駐車場へ停めて四国のみちへと入る。
城は長宗我部氏を警戒した地元豪族が1500年代前半に建てたとされるが
1500年代後半には壊されて城址は跡形もなく
昭和の時代の終わり頃に自治体によって建造された展望台である。
(城の写真撮っていない。ごめん)
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さて、四国のみちへ
歩き始めから海岸性照葉樹の森がみちの両側でたたずむ
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カニに出会うのはここが海沿いの高台だから
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明るい森の散策で森林癒し光線を浴びている感じ
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やがて北にひらけた一角に出ると大浜海岸が空を映してきらめきと明るい青であらわれる
はい、前投稿の約束叶いました。対岸からこちらを見るとこうです。
高知でいえば桂浜、日和佐でいえば大浜海岸。
そしてうみがめ博物館カレッタ、ホテル白い灯台、その先に恵比須洞がある。
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まだみちのはじめだけど、おにぎりを食べたくなった
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大浜海岸の海の色はなぜ濃淡を示すのか(いつもそうである)
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さらに空、照葉樹、海を眺めながら行けるところまで行ってみる。
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ツワブキのつぼみ
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ところどころの展望台では見える景色が違う。ここからは白い灯台と恵比須洞が遠くに見える。
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潮騒が近く遠く聞こゆ。沖をゆく船の音、照葉樹を吹き抜ける海風、動く雲…。
ごちそうさま。また一週間やっていけると。
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ここでは森も海も風も雲も主役を争わない。ただそれぞれが存在して営む。
そこにたたずむヒトもその一部、でしょ。

posted by 平井 吉信 at 16:52| Comment(0) | 山、川、海、山野草

ぽつんと3時間 流れる雲を眺める恵比須洞(日和佐町)


イスに座って眼前に180度の水平線を見ながらおにぎりを食べてみる、
大歩危の曲風園の茶葉を持ってきて70度に沸かして香りを愉しむのもさらに良し。
ときどきは直下を通る漁船に目を落とし、
流れる雲やかたちの変化を愉しみながら気が付くと3時間。

途中の道中では降りられる砂浜があり
ぼっかりと口を空けた海の洞穴があり
急な階段を上り詰めると視界が開ける。
そんな場所が日和佐町にある。
(すぐに美波町でしょ、と注意される。お好みで美波町と読み替えてください)

車を降りて海の岸壁に付けられた階段を急降下すると恵比須洞
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今度は急上昇して上がっていく。振り返る景色がご褒美
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ホテル白い灯台
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樹間ごしに翡翠色の海と照葉樹
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雲三態
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桃色の漁船は波間のコントラストを意識したもの 視認性が高いので安全
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この葉はシハイスミレと思うが花後のスミレの同定は難しい
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地上に自生しているスミレはごくわずかだが、そこに生きていることを見つけてなごむ。

夕暮れの大浜海岸 北から眺める
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この場所を対岸から見てみたいでしょう(大浜海岸を南岸から)。
いつかはその願いを叶えます。


posted by 平井 吉信 at 13:01| Comment(0) | 山、川、海、山野草

2022年10月25日

瀬詰大橋付近の夕暮れ


吉野川は東西に流れる日本でも希有の大河。
だから太陽が川に沈んでいく。
瀬詰大橋付近にて
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脇町潜水橋付近にて
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角の浦潜水橋は撤去されたそうだ。竹林に囲まれた静寂の潜水橋だった。
posted by 平井 吉信 at 22:09| Comment(0) | 山、川、海、山野草

水辺の幸福 白沢川にも秋が来たあ


日和佐川支流 山河内谷川支流 白沢川にも秋が来た!
(といいながら人の弁当をのぞき見する番組があった)
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白沢川(はくさわがわ)とは雅ななまえの川。
里山の小川の風情だが、親水的で河畔林を伴いながら雑然としておらず楚々としている。
それでいて水辺のかれんな花を添わせている。
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川が好きな人は白沢川を見たらいっぺんでファンになってしまうに違いない。
そしてこういう。
「白沢川か。おぼえておこう」

タグ:里山
posted by 平井 吉信 at 21:51| Comment(0) | 山、川、海、山野草

水辺の幸福 曼珠沙華の福井川 新たなる旅立ち


完結編が出たあとで完全版、永遠に、ファイナル、新たなる旅立ちなどと呼称する手がある。
ここは福井川の土手。春は一面のたんぽぽだった。
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(エネルギー充填120%、セイフティロック解除、電影クロスゲージ明度20、波動砲発射10秒前、対ショック対閃光防御!などとすらすらいえるあなたはヤマティストですよ)
タグ:福井川
posted by 平井 吉信 at 21:39| Comment(0) | 山、川、海、山野草

水辺の幸福 ミズトラノオと赤とんぼ


夕暮れが近づいた水辺に蝶や蜻蛉が舞っている
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ここはミズトラノオの群生地
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もう朱くなってもいいんだねと紅色の赤とんぼ
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水辺の幸福 完結編でした

posted by 平井 吉信 at 21:30| Comment(0) | 山、川、海、山野草

水辺の幸福 海部川編


静寂のなか、日は傾き、山が五千ケルビンの色を宿す
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山の端を映す水辺も五千ケルビンの水色(すいしょく)をたたえる
水に色はなくても、その表面にアンビエンスを反映する。
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そうして見ている人間の心に色を受け渡す。
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タグ:海部川
posted by 平井 吉信 at 21:22| Comment(0) | 山、川、海、山野草

2022年10月24日

夕暮れになるその前に歩く樹間のこみち 妙見山(羽ノ浦町) 


侘び寂びという言葉は語りにくい。
簡素というと明るさ、さらに強さも見える気がするが
それに加えて厭世観に宿る現世への批判めいた精神を添えた感がある。
彩色は淡く渋くややもすると苔むした質感で趣味性の高さを誇る嫌みも匂う。
その反面、竹に通じる素のままのまっすぐな語り掛けで筋を通す―。
だから侘び寂びを褒めるのは見下しているような気がする。
うまくいえないけれど。

ここは羽ノ浦町の妙見山の散策路。
春は桜の名所でぼんぼりが全山に明滅する宵の風情と
遠くから気だるく響く鬼の宴のようなうら哀しさも覚えた子どもの頃の思い出。
夜桜見物の酔っ払いが崩れた手拍子で節抜けた調子の謡いだったかもしれず。

長く影を伸ばした午後の遅いひととき、しばし歩いてみた。
来たときはまだ田園に色が残っていた。
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尾根のみちを歩く。歩き始めは広い
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すでに太陽は傾いて樹間に光をこぼす。
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樹間の心象風景 幽玄を感じる
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尾根道は南北に横切る峠(阿千田越)を交わる。交点に置かれた描画がコンニチワという
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阿千田越は国道55号線ができる前、立江地区と羽ノ浦地区を結ぶ最短路で遍路道だったのだろう
尾根から立江側に下ってみることにした
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イノシシのぬた場。夕刻ゆえ活動を始める頃だろう
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昼なお暗い谷間の遍路道 地平の彼方に沈もうとするつるべ落としの光が届くはずもなく
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帰りがけ、田園には侘び寂びとはまた違う夕刻の淡くかすかな色を漂わせていた。
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posted by 平井 吉信 at 21:33| Comment(0) | 山、川、海、山野草

2022年10月15日

悠久の石庭 徳島にこんな場所があったのかと


まずは写真をご覧ください。ここは徳島市内。
どこかおわかりですか?
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泰然自若とした石庭は夕暮れが似合うともいわれる。
昼頃に行ったのは立体感を見たかったから。
でも夕景を求める人も多いかもしれない。
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青石(緑色片岩)が使われている。
第十堰(上堰)にも青石の名残がある。
青石が使われたのは石井町近隣で産出したからと聞いたことがある。
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ここは第十五番札所の国分寺。
庭園名は、阿波国分寺庭園。
桃山時代の作庭とされる石の造形は国指定の名勝となっている。
posted by 平井 吉信 at 21:27| Comment(0) | 徳島