2022年07月29日

パイナップルとユートピア 聖子の輝いた夏(音が違う2種類のCDについて)


松田聖子のアルバムで頂点をなす2枚は夏を題材にした松本隆の叙情詩。そしてそれにいのちを吹き込んだのは彼女の歌。

絶頂期で過密スケジュールだったという。ユートピアを録音したのは深夜の東京のスタジオだったらしい。アルバム中の名曲「マイアミ午前5時」「セイシェルの夕陽」では疲労困憊の彼女が残したテイクに抜け感がないとプロデューサーが指摘。

ところがアルバムに残されているのは、行ったことのないフロリダやインド洋の真珠を目の当たりにしているような錯覚。詩、曲、編曲、声が一体となって楽曲の世界観を高く高く描いている。よく聴いてみてよ。これだけのバックで、煽るように刻まれるリズムにせかされることなく、むしろ彼女に合わせてバックが声の細胞のように溶け込む錯覚を覚える。突き抜けた何かがないとこの2曲は歌えない。だから誰がカバーしてもしっくり来ない。抜け感は松田聖子の証しのようなもの。

パイナップルとユートピアはどちらが最高か。ひとりでコメントを考えて対話のように心のディベートを行ったものだ。アルバム全体のコンセプト性、楽曲の粒ぞろい、かけがえのない夏のひとこまを描いた点でパイナップルは最高だ。それも紋切り型のリゾートソングではなく、そこに血の通った等身大の誰かが感じられる。陰影に富む生活感を併せ持っているのは松本隆と来生たかお、原田真二などの作家陣、そしてなにより楽曲を夏空に掲げたのは大村雅朗の編曲である。シズル感あふれるP・R・E・S・E・N・Tの出だし。若さがはじけてとまらない。一転してひまわりの丘ではスタッカート風のリズムが午後の昼下がりに夏の丘を下っていくよう。個人的には季節が違う赤いスイトピーの代わりに、マドラスチェックの恋人が入っていたらと思うけれど。

一方でユートピアの抜けきった楽曲群(マイアミ午前5時、セイシェルの夕陽」、シングル曲の質の高さ(天国のキッス、秘密の花園)はパイナップル(渚のバルコニー、赤いスイートピー)を上回る。結局順番を付けなくていいかということになる。


CDを買おうとする人に老婆心ながらご助言を。もしあなたの音楽を聴く装置がヘッドフォンオーディオやらデスクトップオーディオなら、Blu-spec CD2の仕様で良いと思う。一般的にこれがもっとも新しいマスタリングで盤の仕様も良いとされている。

しかしあなたが耳が良くて、決して高価でなくても良質のオーディオ装置で聴かれるのなら、CD選書のシリーズをおすすめする。CD選書とはCBSソニーの邦楽の廉価版シリーズ(本でいうなら文庫本)の名称。

ぼくの手持ちのアナログ盤に近いのは実は(巷では音が悪いと喧伝される)CD選書と思う。これに比べると最新盤(Blu-spec CD2)は低域に厚みがあり、声がなめらかで、細部の音が聴き取りやすくなっているけれど、音楽を聴いていて愉しくない。何か蓋が被さったような(天井が低くなったような)圧迫感を覚える。好きか嫌いかで片づけられるけれど、良いか悪いかでいうと判断は難しい。

ユートピアのアナログ(マスターサウンド仕様の初出盤)を聴くと、ややハイが上がった高い鮮度感や伸びやかさが印象的だが、その印象に近いのはむしろ選書のほうである。
ただしCD選書は保存性の良くない薄手のケースにペラペラの同封ジャケット、さらには録音レベルが低い(同じボリューム位置ではBlu-spec CD2が音量が圧倒的に大きい)。それゆえ、ファンからもCD選書は買うなとの声が多いのは頷ける。

ところがぼくの卓上オーディオ(タイムドメインライトのチューンアップ版)で聴いても、クリプトンKX-1をオンキヨーで鳴らす良質のオーディオ装置で聴いてもCD選書が良いと思うのである。

Blu-spec CD2で聴くとレガートとスタッカートがわかりにくい。パイナップルもユートピアも糸を引くように声が伸びているのはCD選書で、声は艶っぽく濡れたように透明で伸びやかである。潮が引いていくようなパイナップルの最後の曲も余韻を残す。伸びていく、沈んでいく、糸を引いていくなどの表情が感じられる。いわばアタック感は犠牲にしても音楽の抑揚を忠実に再現しようとしている。彼女の天才的な歌唱はこれでないと耳に届かないのではないか。

思うにこれはBlu-spec CD2が録音レベルが高い(高すぎる)ので、ピアニシモに埋もれそうな部分は明確に浮かび上がるが、すべてがメゾフォルテのような楽曲の抑揚は平坦である。これは音楽のとても大切なところで、彼女がそのとき自身の直感に従って魂を吹き込んだ歌が平板な表情になっている。実にもったいない。

ユートピアの名曲中の名曲「セイシェルの夕陽」では潮騒を従えてトランペットが鳴り、聖子の声が入る直前の音場空間の高さ。それは雲間からの零れ日が光の柱が見える感じ。CD選書盤では感じられるそそり立つ空間の立体、声の神々しさがBlu-spec CD2盤では失われている。

ただしBlu-spec CD2は原理的に優れた製造方式なので、音源のリマスタリングを行ってピークがピークとなるよう音圧を下げて販売して欲しい。

パイナップルもユートピアももともとが優れた録音であることに加えて、その時代の名作家、名プレーヤーが真剣勝負でつくりあげた音楽空間、そしてそこに自在に舞う歌姫の記録が刻まれた永遠の名盤である。
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現在のBlu-spec CD2がながら族が愉しむ際に、迫力めいた音をねらったものは理解できるけれど、例えば、ステレオサウンド社から限定で発売されたSACDではほんとうの音楽の良さが伝わってくる(方式もさることながらマスタリングが良識を持って行われている。ぼくも1枚だけ持っている。SACDの再生装置は持っていないがハイブリッドとしてCD層も刻まれているためマスタリングの良さが十分に伝わってくる。再プレスしてもらえないかな)。

CD選書は録音レベルがやや低めでプレス技術も当時の仕様なので最高の音とはいえないにしても、Blu-spec CD2での音圧を上げたマスタリングよりは本質に迫っている。マニアックな話題だけど、わかる人にはわかってもらえると思う。


CD選書は千円少々で買える。間違わないようリンクを以下に。




posted by 平井 吉信 at 23:33| Comment(0) | 音楽

2022年07月26日

夏の盛りの福井川(阿南市)


春の小川で取り上げた福井川は夏を迎えて里山にたたずむ。
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まるで、河畔の草と水が境目がなくなるかのように。
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夏草の土手、草いきれにしがみつかれた空気
せみしぐれが川と里山をひとつに溶け込ませるように。
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JRの線路沿いにも夏草が生い茂る。
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タグ:福井川
posted by 平井 吉信 at 22:15| Comment(0) | 山、川、海、山野草

コオニユリ


初夏を彩るオレンジ色の乱舞はコオニユリである。
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どこへ行っても、どちらを行ってもコオニユリ。蝶も羽を休める。
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posted by 平井 吉信 at 22:00| Comment(0) | 山、川、海、山野草

モネの庭(未発表写真その3 ブルービー(青い蜂)


幸せを呼ぶとの言い伝えで人気があるのがブルービーことルリモンハナバチ(ミツバチ科)。モネの庭では夏から秋にかけてオミナエシにやってくる。
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スマートフォンをかざしているヒトがいるが、動きがすばやいため撮影は困難(不可能)。自宅にデジカメが眠っていたらそれを持ってこなくては映すことはできない。
それも置きピンを使う。大半のデジカメでも蜂の移動に追いつかない。小さな蜂なので接近する必要がある。そのためわずかな動きも拡大されてしまうため高感度、高速AF、タイムラグの少ないシャッターといったカメラの性能に加えて動体視力や固定ピントによる待ち伏せが必要なのだ。
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2022年夏、モネの庭ではブルービーの写真を撮影して受付で見せれば特製コースターがもらえるそう。
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青い鳥も青い蜂も実は身近なところにいるのだけれど、目には見えないだけなのだ。

タグ:モネの庭
posted by 平井 吉信 at 00:00| Comment(0) | 山、川、海、山野草

2022年07月25日

夏の大三角 ATLAS OF THE HEAVENSの思い出


はくちょう座のデネブ、こと座のベガ、わし座のアルタイルを結ぶ天空の三角形を夏の大三角という。中国と日本では天の川を挟んで、織女(織り姫)と牽牛(彦星)が逢瀬を待ちわびる七夕伝説になっている。

星座では見かけの明るさの順番にアルファ、ベータ、ガンマ…と呼ぶ。夏の大三角の星々はそれぞれの星座のアルファ星である。1等星のデネブ(α Cyg)は変光星で1.21から1.29等の明るさを繰り返す。ベガ(α Lyr)は0等星(0.03等)ともっとも明るい。アルタイル(α Aql)は1等星(0.76等)。
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この写真では、上から時計回りに、デネブ、ベガ、アルタイルである。大三角の間を流れるのが天の川。これは銀河系の円盤を横から眺めている感覚に近い。左下で銀河が濃く(明るく)なっている。星座本体は沈んでしまったが、射手座方向である。

デネブの近傍(左斜め上)にアメリカ大陸のような赤い星雲が見える。通称北アメリカ星雲(NGC7000)という。夏の大三角を余裕で収めるこのレンズの画角は90度で肉眼では眼球を動かして見ることになる。

ベガは地球の歳差運動(24,000年周期の自転のブレ)により12,000年後には北極星の役割を果たすという。人類がそのときまで生存していたら北極星は随分見つけやすくなる。それには温暖化対策をやり遂げなければならない。隕石が衝突しない幸運も祈るばかりである。

巷は猛暑だが、夏の大三角が天頂を過ぎていくともう秋だなと感じてしまう。
散在流星を見かけたが、写真には写っていなかった。あと半月でペルセウス座流星群である。
(フジX-T2+XF14mmF2.8 R、絞りf3.5、露出25秒、三脚固定、ISO4000、撮影地:徳島市南部)

追記
星夜を眺めたり天体観望を行うのに欠かせないのが星図。
ぼくも誠文堂新光社の全天恒星図、ノートン星図などを使っていたが、
どうしてもチェコの天文台が発刊したスカルナテ・プレソ星図(ベクバル星図ともいう)が見たくて
梅田の丸善まで買いに行ったことがある。当時の価格でも1万円程度したのではと思う。
この星図は銀河が色分けされ、主要な星雲星団と7.75等(だったかな?)までの約4万個の恒星が掲載されていて眺めるだけでも至福のときを過ごせそう・

そのタイトルも、ATLAS OF THE HEAVENS(天空の星々の地図)
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プリントされた文字の静かなたたずまい。
1950.0年分点。地球の歳差運動で天の赤道と黄道の交点は動いていく。星図では1950年分点と2000年分点がある。
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はくちょう座付近
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オリオン座と冬の銀河。オリオンを囲むバーナードループが記されている。Hα線(656.3nmの波長)に感光する103αEやフジクロームR100などでのリバーサルでも映すことができた。理想の画角は85ミリレンズ。このため、ペンタックスSPFではSMCタクマ85mmF1.8,ミノルタX700ではMD85mmF2を風景でもよく使っていた。恒星のスペクトル型や光の波長、ケフェイド型変光星、レーリーリミット、ダークマターとハッブル定数、球面収差、コマ収差などザイデルの5収差、アポクロマートなどの色消し理論などは中学時代の日常の言葉。高校の地学の教科書すらあまりに易しすぎて(勉強せずに100点を取っていた記憶)。
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いて座付近の南の銀河面。濃い銀河に無数の星雲星団が浮かぶ星の海。タカハシ10センチ反射赤道儀にオルソ40mmのアイピースで×25の視野で流すと時間の経つのを忘れた。7×50のニコン双眼鏡もよかった。
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カシオペア座周辺。右斜め上にペルセウス座の二重星団(NGC 869、NGC 884)がある。このような番号も主要な天体では覚えていた
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スカルナテプレソ星図が廃刊になったのはなぜだろう。1990年以降に東欧諸国がたどった苦難の道筋と関係あるのかもしれない。いまは星図もアプリベースで自動導入が内蔵された赤道儀などアマチュアの天体観望にまで自動化が進んでいるが、ファインダーと星図を頼りに淡い小宇宙を導入し、視野を動かしてかすかな光班を瞳孔が捉えた感激は忘れない。


タグ:流星

2022年07月23日

モネの庭(未発表写真編その2)


花や庭園が好きであろうとなかろうと、自然であろうと人工であろうと
そのたたずまいに惹かれるのは北川村「モネの庭」マルモッタン。
道後温泉と並ぶ四国のコンテンツの双璧と思っている。

ここは季節によってもそうだが、天候によっても見える光景が違ってくる。
光が織りなす印影と空を映す水と季節の遷移が植物と造形を通して体感できる。

ここに来るまでの風景も非日常感がある。特に徳島県境から室戸岬までの区間の山が迫る海岸線。

いつだったか、写真を撮っていると声を掛けられたことがあり、
ほかの人が見向きもしない場所に良い光を見つけられましたね、と。
岡山から来られたそうな。

岡山から遠かったでしょう―。
いえ、3時間で来ました。
そうか、瀬戸大橋から縦に下って高知の南国I.Cで降りるということか。
(徳島市内から国道55号線で来るのと同じぐらい。ということは徳島市からでも高速が時間距離が早いということか)

というわけで、場内を説明する写真はあるものの、今回はモネの庭の典型ではなく、庭師や作り手が見たときにうれしくなるような場面(目に見えない共感という)を主題とした未発表集の第2弾を。
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生きていると実感する瞬間はこんなもの
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風の丘という散策路から太平洋が見える
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展示物でなくてもそこにある生命感の輝き 生命観というべきか
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サボテンはひとつの主題
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南仏というか、アンダルシアというか
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青いスイレンはモネの憧れでもあった
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おもしろい造形をひろってみようか
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ウコンの花
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おそらく農薬は施していないので蝶やトンボの楽園となっている。理念が明確だよね。
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わかるかな、姿隠して片目でこちらを見ている
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顔を持ち上げれば丸見えとは気の毒だが生まれたてのカマキリ
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若き日の岡本太郎「痛ましき腕」を感じた
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盛夏は去りゆく夏(晩夏)へのしばしの過程
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(余談だけどフジの初期のレンズはなぜこうも佳いのだろうね=XF60mmF2.4 R Macro)



タグ:モネの庭
posted by 平井 吉信 at 17:22| Comment(0) | 山、川、海、山野草

梅のめぐみ 


親譲りの無鉄砲で子どもの時から損ばかりしている。小学校にいる時分、台所にあった梅の壺を一粒また一粒と食べ続けた。なぜそんな無闇をしたと聞く人があるかもしれぬ。別段深い理由でもない。梅の壺を覗いていたら祖母が冗談に、いくらおまはんでも,そこの梅干しを全部食べることはできまい、と囃し立てたからである。薬をもらって診療所から戻った時、おやじが大きな眼をして梅干し数個食べたぐらいで医者に行く奴があるかと云ったから、この次は全部食べて見せますと答えた。

日本へ外交目的で訪れていた中央アジア王国の王女がお忍びで抜け出して変装のため長い髪を切って日本髪に結い、かわら版記者のぼくが京都を案内しつつ、柴漬けを大原で食べさせたところいたくお気に召されたが、やんごとなきご身分を明かすときが来て記者会見で京都のどこがお気に召されましたか?と聞かれたとき「柴漬け食べたい」と言いかけて「歴史ある古都の営み」と答えられた「柴漬けの休日」とか。

若い家臣2人をお伴に越後の商人の隠居に身をやつし諸国を漫遊しつつ悪をただす「水戸黄梅漫遊記」。道理で光圀さまは「梅里」の号を使っていたわけだ。

かつて梅干しをつくるか梅酒をつくるかは専門に分かれていた。梅干しと梅酒の両方をつくるなどはプロの世界では有り得ないとされた。つまり梅干しは良いが梅酒はダメ、梅酒はおいしいが、梅干しはいまひとつというのが定説であった時代に、梅酒も梅干しもおいしい二刀流ができるようになった。さらに梅をクエン酸あふれる涼菓にしたてたコンポートまでの三刀流が可能となった。それがこの記事である。

まずは鶯宿で梅酒。実は小梅(竜峡)でも使いたかったが時期を逃してしまった。
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次に南高梅で梅干し。本日はお日柄も良く気圧も梅を干すのは1000hPa以上が必要で、それも一定の気圧が続くのが好ましい、現在は1007hPaで明日は1005〜1006の予報なので適切である。塩分濃度は15%と少なめだが、梅をパストリーゼで拭き上げてつけ込むこと、樽や重しも高濃度アルコールで減菌しているのでカビの怖れはない。

紫蘇は良質の部分のみを塩もみして冷凍保管しておいたもので紫蘇付けして2週間少々。
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あまり紫蘇の風味が濃いと梅肉の酸味が弱まるので濃すぎない紫蘇風味に仕上げたい。写真では紫蘇の浸透度に濃淡があって狙い通り。
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最後にコンポート。作り方はプロに教わった。温度計と電気での調理器具がなければつくることは難しい。夜中にじっくりと温度(加熱)と向き合ってうまく仕上がった。プロの出来映えと比べてみたが遜色なかった(作り方教えてもらったので当たり前だけど、作り方と一口に言ってもやはりそこに洞察に基づく試行と創意工夫は必要)。強いて言えば木なりの完熟梅が手に入ったのでもしかしてこちらがよかったかなと思う(腕の差でなく素材の差に過ぎない)。

このコンポートは、砂糖は控えめなので一口入れると、梅のおいしさが直截に来る。生きていてよかったと感じる瞬間。数秒後にクエン酸の酸味が浸透してきて今度は爽快に至る。夏バテ防止の飲み物や食品はあるけれど、これに勝る食べ物はない。嗚呼梅の恵み也。
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posted by 平井 吉信 at 11:00| Comment(0) | 山、川、海、山野草

2022年07月16日

モネの庭(回想)


モネの庭の未発表写真から光と水の戯れをテーマに編集したもの。
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タグ:モネの庭
posted by 平井 吉信 at 22:45| Comment(0) | 山、川、海、山野草

白沢川の里山を歩く(日和佐)


里の川の風情が濃厚なのは日和佐川。絶景に驚くというよりは里山の風情に浸りきるという感じ。前へ歩を進めばすぐに立ち止まり、また歩き出しては立ち止まり、そこにいる自分の姿を消すようにまわりに同化していく。

そんな楽しみができるのは日和佐川でも支流の北河内谷川、山河内谷川など。山河内谷川の支流にある白沢川は源流まで数kmという小さな谷間の川。この川のほとんどは里山を縫って流れる。

日和佐川 > 山河内谷川 > 白沢川

白沢川を見ながら里山を逍遙するというつもりでご覧いただければと。
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土手に柿を植えるのは赤松川でもそうだった
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小さな湿地がどころどころにある
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トンボの交尾を見つけた。黄色が♂ 下にいるのが♀
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よくかたちを追っていくと、どちらがどんな姿態なのかわかりますか?
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トンボはオスがメスの首を尻尾で掴んで押さえ込み、メスが胴体を前へ屈伸して交接する
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白沢川のあるこの地区は夏の里山の風情が横溢する。日和佐では北河内谷川流域の大戸地区、久望地区。そしてこの白沢地区が夏の里山マニアを愉しませてくれるはず。
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posted by 平井 吉信 at 16:41| Comment(0) | 山、川、海、山野草

2022年07月13日

DMV乗りに来ませんか


大砂海岸は、淡水なら飲めるといわれたこともある水質、完備した駐車場とシャワーにトイレ。しかも無料。
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さらに南下すると、海老ヶ池、まぜの丘(オートキャンプ場)、大里松原、阿波海南文化村、海部川母川、カイフポイント、那佐湾、大手海岸、熱帯魚の竹ヶ島、白浜海岸、サーフィンの聖地生見海岸と連なる風景はどんな観光客でも心奪われる。まあ、3日はいないとね。
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なぜって、十代の頃から数千回は来ているぼくが言っていることだから。

→ 南阿波アウトドア道場
(徳島県南部総合県民局さん、PDFのダウンロード先が見つかりませんよ。初版の監修をしている人間からのお願いです)

→ 線路も道路も走る汽車に乗って海沿いのまちを訪ね歩く(DMV予告編)
posted by 平井 吉信 at 23:57| Comment(0) | 山、川、海、山野草