2021年09月30日

さよなら夏の日 海部川編


海部川の水の色はやわらかい。
冴え冴えとした紺碧から優しさをたたえた翡翠色、やがて川底の白い石につながっていく。
この1枚で語れるような気がする。
山から遮られることなく海に辿り着こうとする水の意志を感じるとでも。
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(カメラが捉えたままの色をお届け=フジX-T30+XF35mmF1.4 R。原版をナナオのディスプレイで見ていると小石の一粒ひとつぶを映した水の庭園だ)

ここからしばらくは川を遡って上流部へと。
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王餘魚谷の終点に車を止めて歩き出すと猫がいた
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コンコルドのような蛾
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滝の近くの岩盤で擬態していたトゲナナフシを見つけた
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轟の滝は近づくと人もレンズも濡れてしまう
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海部川上流部の狭窄部は水が沈もうとする碧と空気を取り込んだ泡の急流が美しい
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posted by 平井 吉信 at 23:48| Comment(0) | 山、川、海、山野草

2021年09月21日

斑鳩から明日香まで古都をめぐる日々は遠く(広谷順子さんを偲んで)


秋が来ると夢のなかに繰り返し出てくる歌(楽曲)がある。

山に囲まれた大和路の四季を教えてくれたのはあなたでした
(中略)
斑鳩から飛鳥へとひとり静かに古都をめぐりたい
(広谷順子/「古都めぐり」から)



歌うのは広谷順子さん。
(YouTube上にあるので視聴してみて)
もし女性だったら大和路を案内してくれる恋人がいたらいい。
風を受けたレンタサイクルでめぐりつつ(明日香は自転車がいい)。
明日香川 明日も渡らむ石橋の 遠き心は思ほえぬかも

ときおり万葉集を引用しつつ振り返っては退屈していないか気に掛けてくれる。
でも実際は「私より古刹が好きなのね」と嫉妬するかもしれないけれど。

このブログを隅々まで読んでいらっしゃる方はぼくが明日香村を好きなことはご存知のこと。
春夏秋と季節をたがえながら訪れていた。
桜の咲く石舞台周辺、蝉時雨の雷丘(いかづちのおか)もいいが、飛鳥川上流の棚田の光景も好きだ。
歌は歌としていつまでも心に余韻を響かせている。
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「古都めぐり」は広谷順子さんのファーストアルバム「その愛に」に収録されている。
ぼくが買ったのはCD選書という廉価版であったが音質は良かった。
(しかしその後に発売されたUHQCDは声がさらに現実感があって買い足すかどうか悩ましい。なぜわかるかって? Amazonプライムに出ているので手元のCDと比較ができる。Amazonの低い帯域からもこのUHQCD版の生々しく地に足の付いた存在感がわかった。余談だけどレコードはA面5曲、B面5曲が多く、その場合だとAD46とかXL-146,HF-S46=要するにノーマルポジションの46分テープにダビングしていたよね)


このアルバム、いま気付いたけれど、編曲は全曲松任谷正隆で参加している演奏者は以下のとおり。
松任谷正隆(key)、高橋幸宏、林立夫 、村上秀一(ds)、高水健一(b)、鈴木茂 、松原正樹、吉川忠英 (g) 、斉藤ノブ(per)ほか豪華メンバーがサポート。オールスターを見ているような。でもあまりおかずを入れずに広谷順子さんの声を活かしているね。

けれどきょう知ってしまった。
2020年1月に広谷順子さんが亡くなられていたことを。
はやすぎるよ。

この方は歌の世界観がぶれることなく、年々純化していった感が強い。
ソロから、夫との2人ユニット「綺羅」になってからは万葉の逍遥のごとく。

80年代の日本の音楽は音志向(もっとも世界的にそうだと思うが)で
歌詞はというと、英語のフレーズがファッションのように装飾された歌詞を
腕利きのプレイヤーが粋をこらして曲を編み上げて涼しげに聴かせてくれた。
(それはそれで好きだけど、あの部分的な英語フレーズは苦手。例えばこんな感じ「夏空を追いかけた on the road あなたの横顔 見上げた blue sky 逢いたくて just the moment…架空の歌詞だけど当時のシティポップスと呼ばれる分野に多かった。でも広谷順子さんの音楽は日本語でそれも抽象的でなく歌詞が文章になっている)

「夏恋花」と題して世に問うた綺羅の1枚目のアルバムはさらに進めて万葉集の世界。
言葉を選び空間に放つ音の響きと多重録音の声が夢か幻かという音絵巻を魅せてくれる。
平安に迷い込んだような「さくら」に続く2曲目の「陽だまり」はいまの時代にこそ聞いて欲しい。
人の心の上澄みにある軽やかな夢心地をぽつんと空間に放つ。手練手管は感じない。
3曲目はアルバムのタイトル曲でもある「夏恋花」。
男女の声が空間にたんぽぽの真綿のように浮かび上がると順子さんの楚々と妖艶な童女のような声。
日本のポップス史上、この楽曲、この歌い手に似た存在を知らない。
海が見える丘を駆け下りた遠い少年少女たちの回想のように。


綺羅では童謡集を2枚出している。これは親密な日本の庭で遊ぶ愉悦がある。
http://www.kira-net.com/cd/tokinonagori1.html
http://www.kira-net.com/cd/tokinonagori2.html
次はこれを買いたい。


これもYouTubeを見ていて初めて知ったけれど
広谷さん、セーラームーンの楽曲を歌っている。
放課後の胸がキュンとする世界が直球で飛び込んでくる(「 Moon Heart Sequence」)。

鈴虫の「凛」と少女の「楚々」に人肌の温もりを加えたような声の人。
音楽っていいなという思いと誰もが遭遇する喪失感。

明日香も斑鳩も当分は行けそうにない。
秋に聴く古都めぐりはさみしい。いまゆえに。
いつか別れはくるものとなぜ知らずにいたのだろう♪(「古都めぐり」から)

(広谷順子さん、さようなら)


タグ:童謡・唱歌
posted by 平井 吉信 at 23:38| Comment(0) | 音楽

2021年09月11日

生地がおいしいパン店、生地がおいしい焼き菓子店。季節が一瞬きらめいた


howatto(伊豆田裕美さん)さん、北島大進さん(ブーランジェリーコパン)は食材をおいしさに変える冒険家だ。伊豆田さんは中徳島町でシフォンケーキやビスコッティなどの焼き菓子を、北島さんは徳島市西船場でパン(国産小麦、全粒粉、ライ麦など)をつくっている。

どちらも創業して2〜3年の方だけど県内ではここのでなければと根強いファンが支えている。コロナ下であっても着実に歩まれているお店だ。

共通点は食材を大切にしていること、食品メーカーや研究所での経験がおありで食材の調理を科学の視点で見ていること。
食材を厳選しているというのはどこでも売り文句だが、実際に風味に反映していながら、そのことをうたっていないのには理由がある。
食べればわかるから。また稀少な食材は枯渇するリスクがあることを知っているから。

howattoではプレーンのシフォンケーキが食材そのもののおいしさを提案しているし、あこ天然発酵の酵母を使うコパンの食パンは流行とは無縁の小麦を噛みしめる歓びを感じさせてくれる。それは一億総グルメ時代に原点の魅力をあえて伝えようとしているかのようだ。

このおいしい生地の上に、地元を中心とした季節の素材を大胆に使ってみせる。それがまた驚きなのだ。
(食べてしまったあとで「しまった」と思ったので写真はないが)コパンではマリトッツォをいち早くつくっているけれど、大手の商品とは比較にならない風味のようだ(価格も大手の2倍以上なのだが、食べた人は必ず再訪するという)。

金曜日のみ営業のhowattoを昨日訪問すると、スイカのシフォンがあった。
(商品名/紅茶とスイカのシフォン)
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佐那河内村の方からみごとなスイカをご提供いただいたという。しかし焼き菓子にスイカ?と思ってしまう。さてどんな仕上がりかは帰ってからのお楽しみとして。

さらに佐那河内産のスダチ(さなみどり)、阿波すず香、ゆずを使用している、とある。
冒険家というのは菓子ともっとも相性が悪いスダチ類を使おうとする点だ。
さなみどりは、ぼくの知識が間違っていなければ日本で1軒だけの生産者(大仲さん)がつくっている稀少なもの。いや、稀少なだけでなくこれを知ったら料理人はたまらないだろうと思える食材。

→ さなみどり すだちから生まれた豊かで潤う香酸柑橘 

店内は秋の素材がお目見えしている。
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大きな実が入った栗はディスプレイにも使っているが、現在仕込み中というものだそう。
栗の出所は福原純子さんが営む有機農園小七郎さん(上板町)。

小七郎さんの野菜や果実は有機だからどうだ、というのではない。形式的な安全性(有機JAS認証)だけではなく、食材としての磨き上げが高い次元に到達している。不思議なのは生命力の強さを感じる(色艶が良い、見映えがするなど)のに、人間が食べておいしいという点だ。なにか植物はそれをつくる人の思いを感じ取って(感応して)人間に生命を捧げている、というと神秘的になりすぎるけれど。

以前に玄米を分けていただいたが(うちでは炊飯の前に精米して五分づきで食べる)、米の粒のふくよかさはこれまで見たことがない(味わったことがない)ものであった。ただし手間をかけるため反収は驚くほど少ないという現実がある。

howattoさんでは小七郎さんの食材の可能性を菓子として使っている。近々小七郎農園の特集を行うそうだ。この栗も尋常ではない立派さだが、これが今秋の菓子としてお目見えする日も遠くないだろう。


さてと家に辿り着いた。
鼻腔までを含めた身の回りと身体の無害化(コロナ下のルーティンで10分以上はかかる)ももどかしく、紅茶を入れてみた。

生地は紅茶だが、やはり生地がいい。
耳たぶをさらにやわらかくしたかのような限りないやわらかさ、しっとりとしたふくらみ感。
そこにスイカの果実がしたたかに存在感を放っている。

スイカやほとんどが水分なので菓子にどのように応用するのか?
その答えが紅茶(アールグレイ)とスイカとされたのだろう。
感覚的に表現すれば、紅茶の風味がスイカを活かし
スイカの風味が紅茶の存在を際立たせているといえる。
この組み合わせはどのように見いだされたのだろう?
(味覚の合わせには何らかの科学的な根拠がありそうである)
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この商品、9月10日の店頭のみの再現だろうと思った。
予感がしたのでほかのお客様のことを考えて1個だけ買った。
それを家で小さく切り分けてスプーン1個ぐらいだけど味わって食べたのだ。
(自分だけが独占してもうれしくないだろう)

味わった体験を言葉に置き換えるのはむなしくなりそうだけど
ここに書いていることが心の動きといえば十分だろう。
ここでは素材も来店客も一期一会で季節と人を結わえていく場なのだ。

howatto https://howatto.jp/
ブーランジェリーコパン https://www.instagram.com/minnano.copan5.51/

追記 店内の感染対策について

どちらのお店も感染症対策は万全で模範事例だ。
コパンさんではCO2センサーを目に見えるところに設置されている。
howattoさんで許可をいただいての計測はご覧のとおり500ppmの前半。
野外が410〜450ppmなので外と変わらないほどだ。
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実際にあちこちで許可をいただいて計測しているが、ロスナイのような全熱交換器(デルタ株は全熱交換器+4〜5万円クラスのHEPAフィルター空気清浄機が対策の要)がフル稼働しているオフィスで人数制限をしているところでは600〜700ppm程度、一般的な出勤状況だと800〜1000ppm程度が多いようだ。数値が下がれば眠気も減るので生産性は上がる。真夏の熱波も真冬の換気も窓開け換気と違って快適に行えるのがロスナイ。そのロスナイを使って24時間換気を行うことでコロナでの安全の目安としている700ppmを越えないことを啓発している。
全熱交換器の導入は、コロナに限らず感染症対策や快適な環境の提供、省エネルギーの3つの利点から費用対効果が高い。HEPAフィルターがないのに高価な空気清浄機(5万円以上の海外製など)やら実空間での効果が疑わしくむしろ体調不良の原因となり得るイオン(ナノイーやらプラズマクラスターなどの名称のオゾン)吹き出し装置、抗菌コーティングなどを導入する資金があったら日本製の全熱交換器を導入すること。デルタ株に対して何が有効か、何が対策の要諦か、情報の取捨選択と科学的な根拠に基づく理知的な判断ができなければムダなものを買わされてしまう。

posted by 平井 吉信 at 12:42| Comment(0) | 食事 食材 食品 おいしさ

2021年09月09日

日照り草とも呼ばれる紅花が日の光を精一杯跳ね返して見せる


雨が降り、海陽町では線状降水帯での豪雨となった一昨日。
きょうは午前の時間帯から晴れ間がのぞいた。

湿気を帯びた靴や衣類を干して
デスク時計の時刻合わせのために野外に出した。
腕時計も日光浴で充電する。

その間、鉢植えのマツバボタンが開花しているのに気付いてマクロレンズを物色。
(十数歩で防湿庫に辿り着き十数歩で庭に戻った)

自然界には存在しないスポイトで加色したような色彩。
光がこぼれそうな45度の反射が目に飛び込む。
日照り草ともいうらしい。
そうであっても愛らしい。
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9.11追加
アロエと被っている(共存?)しているのだ
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この世からこの考え方でなければならない(排他・排除)がなくなることを願う。
日本でも凝り固まった人たちが政治の表舞台にしおらしいふり(厚顔)して出てくる。

(フジX-T30+XF60mmF2.4 R Macro)




posted by 平井 吉信 at 23:26| Comment(0) | 家の庭

2021年09月04日

昨夕の空(全天)を見ましたか?


道路がやけに朱い。
見上げるとセピアがかった朱色(桃色)と地平近くの透明度の高い青。
(ほとんど見たままに写っている)

こちらは東の空
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北の空
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西の空
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身ひとつで家々を渡り歩く足の早いやつ


包丁一本晒に巻いて旅に出るのは板前さん。
身一つで家から家へと渡り歩く生き物がいるのはご存知?

ぼくは何度かその現場を見た。
道路を風に舞う葉のように地べたを駆け抜けていくのを見たからだ。

それぞれ個体は違う。
大きさのみならず、足と胴体のバランスや胴体の色と紋様など。
あっ、これは数日前に階段の壁にいた奴だと。

フラッシュを使ったので昼間のように見えるが
真夜中の屋外のこと。
その家で獲物(ゴキブリ)が得られなかったら(取り尽くしたら)
また外へ出て隣の家へと渡り歩く(走る)その名は
アシダカグモ。
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もし人間ぐらいの大きさだったら100メートルをどれぐらいで駆け抜けるだろう。
図体が大きくなれば歩幅が増すが、空気抵抗や重力の影響も受けるから単純に体調比では算定できない。

しかしこういう計算はおおよその精度で良い。
ヒト 体長1.7メートル 体重60kg、100メートル10〜15秒(走力の持久力はすべての生物で最高だろう)
アシダカグモ 0.12メートル (目測)100メートル20秒(ただし持久力はないだろう)

もし同じ体長だったら単純に体長比を乗じて100メートル1秒少々となる。
しかしこの計算はありえない。

クモの重量は計算上で2800倍、クモの脚力は同じく200倍程度で
足にかかる負荷が14倍に増加する。
この負荷がそのまま早さに反比例して1/14になるとしたら、
100メートル14秒と人間と変わらないことになる。

しかしそのためには脚を太くしないと身体を支えることが難しくなるだろう。
子どもの夢を壊すようであるが、
ウルトラマンや怪獣が円谷プロの造形で存在しえない可能性もあるのだ。


タグ:昆虫
posted by 平井 吉信 at 17:39| Comment(0) | 家の庭

2021年09月03日

去りゆく夏の銀河


銀河系の中心は射手座の方向にある。
銀河(天の川)の濃いのは無数の星雲星団と恒星が見かけ上(銀河系の円盤の端から中心を見るため)も物理上も集まっているからである。
南の銀河面には、無数の散開星団、散光星雲、暗黒星雲、球状星団が点在して濃い銀河に浸る。
ここでもM8やM20が見えている。
これらは7倍50oの双眼鏡で眺めるとときの経つのを忘れるほど。
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春の深夜に銀河を先導するように昇るアンタレスを見るときめき、
夏祭りの宵に南中する天の川は熱気を帯びてときに甘酸っぱい青春の投影。
でも、鈴虫の声を聴くと夏の銀河は秋の大気に溶暗していく。

まちの灯火に近く空の透明度も靄がかりだが、器材の進歩なのかこれだけ写った。
三脚に固定しただけのお手軽撮影。
(X-T2+XF23mmF1.4 R、f2.8、14秒 ISO6400)
タグ:星夜

2021年09月01日

雨上がりの赤松川河畔 里山も雨に息づき夕暮れを迎える


雨が降り続く7月中旬のこと。
那賀川支流の赤松川に足が向くのは谷間の小さな川と里山の風情を感じたいから。
降り続く雨を車内で握り飯を食べてやり過ごしている。
少し昼寝でもしようかと赤松川河畔の木陰で雨音を聴きながらうとうとしている。

すかした窓から空気が変わった気配がする。
雨は霧雨になり、河畔林が翳んで見える。
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外へ出て対岸の森から靄が薄れていく
雨に打たれたような感覚(実際に打たれているのではなく、動きが止まってしまう)。
しばらく霧雨に濡れていたが、クルマに戻って標準レンズの付いたカメラをさっと向ける。
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この撮影でもっとも好きな1枚となった。
(フジX-T30+XF35mmF1.4 R、PROVIA。緑のなかに無限の階調があるけれどこれを描き分けるのはフジだけかもと思う)

ヒメヒオウギズイセン 滴を宿している
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しっとりと空気をまとった棚田の湿度感こそ日本の夏
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里山を歩けば足が止まる
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(同じようなカットだけれど、フジとニコンの描写の違い。フジは相変わらず水彩画のようだ)

赤松川に下りていくと湿った崖に自生するウナヅキギボウシ
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(同様にフジとニコン。焦点距離が異なるが描写の特徴はわかる)

一瞬晴れ間が射して河畔の合歓が輝きをぼうと放つ
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コオニユリにちょこんと乗っかったアマガエル
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鴨の仲間
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影絵となったトンボ
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黒のなかに緑や青の差し色を持つトンボ
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赤とんぼが田んぼを群れる。電線と重なって音符のように見えなくもない
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(里山の生き物はニコンD7200+AF-S NIKKOR 70-200mm f/4G ED VR)

雨が止んだ頃のみずみずしさも良いけれど
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夕暮れが迫る山間の畦で夕陽がこだまする
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posted by 平井 吉信 at 00:47| Comment(0) | 山、川、海、山野草