2021年05月13日

強風の日 出島野鳥公園は少年の日の夏風邪にも似て砂が舞う やがて青の渚に舞い降りる


葦が生い茂る湿原は少年の宝物をしまっておく場所。
学校の帰りに葦を踏みしめて通路を作る。入口は塞いでおく。
奥へ行くとやがて円形の陣地のような場所に出る。
秘密基地です、秘密基地。

いまならドローンで上空から容易に発見されてしまうので夢がないのだけれど。
もしくは携帯端末の位置情報から居場所が特定されるかも。

那賀川は剣山の南斜面の2つの大きな流れ、本流と坂州木頭川が合流して紀伊水道に注ぐ急流。
本流はさらに北川と南川(美那川)に分かれる。
地図を見ると那賀川の吐き出し口が海に口を尖らせたような三角州となっていることがわかる。
上流は日本有数の多雨地域(3,000〜4,000o)なので土砂を運ぶ能力もすさまじいのだろう。

その那賀川の三角州の北側に広がる広大な湿地が出島湿原。
ここにゴルフ場を造成したがゴルフ場に隣接して小さな湿地が残された。
それが出島野鳥公園。
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車を置いて小径を行くと野鳥の観測場所がある。小窓から湿地を覗く
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そこから見える風景
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目の前で水浴びを始めたツグミ
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湿原の木々も緑に覆い尽くされる
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4月に観測された野鳥のリスト
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キジもいる。数週間前の徳島新聞ではキツネが目撃(撮影)されたと掲載。

足元にはシロバナタツナミソウ。紫色は見かけても白は初めて見た。
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いまはゴルフをする人もいるけれど人口減少でプレーヤーがいなくなり近い将来ここは再び湿原に戻る(再自然化)。そんな気がする。
野鳥の観測場所は二箇所にあるけれど野鳥園をぐるりと見てみようと外へ出てみる
猫はここの象徴の生き物。この猫に気を取られているキツネが撮影されたのだ。
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強風でも媚態を保つ。花の名前は知らない
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堤防道路へ上がる
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那賀川河口に向かって歩くと左手に海。自然地形なのかどうかはわからないが砂丘の自然堤防上のようにも思える
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堤防上の高い目線から出島湿原の森が広がっていることがわかる
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堤防に描かれた地元の人たちの絵
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絵の空と現実の空が続いているようで
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海に上がる花火を狸やキツネが見ているという
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なんだろう、この荒涼たるリゾート感
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砂丘上の背の低い灌木。未来少年コナンの「残され島」かと
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野鳥公園の上空にはUFOのように雲が流れる
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ハマウドという植物を知っていますか
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セリの仲間で大きくなるが、強風を受けるこの場所では草丈は低い
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足元には色とりどりの花
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小さい頃、アサリを採りに来たことを思い出した
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砂浜へ降りることもできる。海に降りる小径をたどって。
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それは湿原への回顧、過去に続く小径。
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posted by 平井 吉信 at 21:58| Comment(0) | 山、川、海、山野草

海から風が吹いてきて木立の日陰と芝生の日向になごむ公園


観光地ではないし地元の人しか来ないと思うけど
車も自在に停められて「密」にもならない場所が近所にあって
それもそれで潮風に吹かれながら仕事をするのも悪くないかと思いつつ
写真を撮ってみたのでひとつのWebページに掲載してみた次第

この木がつくる木陰がいい。日の光がいっそう親密にも感じる
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重力の均衡―などと標題を付けたくなる鳥のようなポーズ。これで長い年月にわたって立ち続ける
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くぐり抜ける遊具も木立に囲まれて涼しげ
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潮風にちぎれて音楽が聴きたくなった。
リクエスト曲は?
荒井由実の「生まれた街で」をお願いします。
https://www.youtube.com/watch?v=1hkkxK9LxaA
(ここには国道20号線も中央自動車道もないけれどかつて栄えた港と駅があってこの場所から10数両を率いた列車がいつ果てるともなく手動の踏切を渡っていった。いま吹いている風のように)

名字が変わる前の歌が好きなのはぼくだけでないかもしれない。
バンドの演奏者だってリズムが官能的で歌い手を気持ちよくさせる。
posted by 平井 吉信 at 00:23| Comment(0) | まちめぐり

食べるとむせるカップ麺 港屋を再現


剛柔織り交ぜて食べ物の話題をひとつ。
虎ノ門・霞ヶ関方面へ出張するときの定宿にしていた新橋愛宕山東急ホテルズの斜め前にいつも行列があった。
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そこはそば屋でそば屋らしからぬ内外装とメニューらしいのだ。
(その情報は検索すれば容易に出てくるので端折る)

いつもそこで昼を食べようとするけれど行列を見て諦める。
虎ノ門は食べる場所が背景人口の割に少ないように思う。
(新橋はかなりある印象だけど)
そこで虎ノ門ヒルズで糖朝の香港料理を食べることが多かった。
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2 種(エビ・野菜)ワンタン麺
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酸辣湯麺
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デザートのマンゴープリンも楽しみ
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そうでなければ魚定食専門店の美村であこうだいの焼き魚定食を食べるか。

ここ2年ほど東京出張がなくなって知らないうちに港屋は閉店してしまった。
一度も食べることができなかった。
美村も、糖朝虎ノ門店も閉店してしまった。
いずれも繁盛店だった。

コンビニでふと見つけた「港屋」の名前にときめいて当然だろう。
そしてわざわざ弁当に添えてみた。
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湯?
ご心配なく。掌に乗るようなイワタニプリムスのバーナーを持って行ったからね。

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やや甘めの濃厚なスープだけど香味油を入れた途端、最初に啜った一撃でむせてしまった。
どれだけ店の味を再現しているかわからないが、革命的な世界観は体感できた。
日常生活のちょっとした変化球ということで。

商品特長(日清製粉)
1. 麺
歯応えのよい、つゆとよく絡む太そば。
2. スープ
胡椒と和山椒に加え、花椒をきかせた甘い鰹だしの濃厚なつゆ。
3. 具材
大豆由来のカットチャーシュー*、ネギ、炒りごま。
4. 別添
特製「港屋 辛香るラー油」。辛さと香りで食欲を刺激します。

* 大豆たん白を主原料に使用し、豚肉のうまみや食感を再現した新開発の具材です。


参考記事
https://dancyu.jp/read/2021_00004149.html
posted by 平井 吉信 at 00:02| Comment(0) | 食事 食材 食品 おいしさ

2021年05月12日

川辺の昼食 


南四国の宝物といえば自信を持っていえること。
それは川の宝庫ということ。

特に山のミネラルがそのまま届けられる日和佐川、牟岐川、海部川、宍喰川を持つ海部郡は白眉だ。
仕事で県南方面へ行った日、川べりに車を停めて弁当を木陰で食べる。


休日のアウトドアでなく平日の昼食のひとこま。
弁当は五分づきの米、豚肉とピーマンを日本の伝統的な調味料+香辛料で味付けしたもの。
それに塩ゆでした絹さやを加えてある。
腐敗防止を兼ねて自作の梅干しは定番(これ以上においしい梅干しは食べたことがない。塩だけだけど)
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(SNSで見映えがする画ではないけどうまいよ)

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(このカットはニコンD7200+AF-S NIKKOR 70-200mm f/4G ED VR。立体的な透明感はこの時代のニコンAPS-Cの到達した世界)

川が運ぶミネラルは徳島の農作物、水産資源(魚介類、海藻)を育む。
徳島には何もない、などという人はミネラルが見えていないんだね(心の目だけど)。
星の王子様も「ほんとうに大切なものは目には見えない」と言っていたけど。

昼を食べたら少し昼寝。10分寝ると疲れがやわらぐ。そして仕事へ。


posted by 平井 吉信 at 23:30| Comment(0) | 山、川、海、山野草

2021年05月09日

夕暮れ 4態


田野町にて
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空の赤くて明るいところから暗くて青いところまでを空気を染めたかのように描くのはフジならでは

淡島海岸
影絵のように那賀川河口沖にある福村磯がひょっころひょうたん島のよう
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八千代橋から
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咄嗟に映したのは5月8日の空(みなさんもお気づきのような深紅)
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(共通=X-T2+XF23mmF1.4 R)

posted by 平井 吉信 at 23:25| Comment(0) | 山、川、海、山野草

小人になって庭を探検する その2回目


身体が小さくなって数日が経過。
見るものすべて新鮮だ。
見た目は小人、頭脳は大人、というキャッチフレーズで行こうかな。

庭に出て野菊をロープワークで登っていくとテントウムシのサナギを集団で見つけた。
熊のように巣ごもりしているのではないのに毎年いつもやって来るのはどういう本能だろう。
ナナホシテントウの成虫もいた。
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ヒイラギの頂上を見たくて桃の木をロープワークを使って登っていく。
新芽が美しい。自然界はどうやってこの色と造形をつくりだすのだろう。
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葉が広がる根元に近づこうとすると虫がいる。なんだろう、ゾウムシの頭のようだが。
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近くには小さな虫がいる。これもわからない。
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ヒイラギの葉にハナアブの仲間がいる。体長1センチ少々。
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おっと、動きの速いアリがいる。これは怖い
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ハナアブ(仮)は葉の表面を舐めている
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さらに近寄ってみる。目は微少の複眼のようにも見える
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ヒイラギの新芽は抱き合うように出てくるんだね。
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実は小人でいられるのは10分程度。身体がむずむずしてきたので元の大きさに戻ることにする。
小人の額ほどの庭にも見どころがたくさんあるんだね。

小人になった理由? また今度ね。
posted by 平井 吉信 at 23:08| Comment(0) | 家の庭

2021年05月08日

三世代が野外で遊ぶ コロナ下では野外も大変


ダンロップのテント、モンベルのシュラフカバーなどを担いで南アルプスなどへ遠征をしていたのに
家族でキャンプという経験がほとんどない。いや、まったくない。

昨今のSNS映えキャンプとは無縁のストイックキャンプかも。
スプーンは食事に使うとともに缶を開ける(缶切り)のにも使う。
天候によってエスケイプルートへ逃れることも計画するので読図の技術は必要。
山用のナビを使わないのは電池切れや電子系のトラブルを避けたいのと地形を読みたいので。
(予備の地図を持って行けば風に飛ばされても読める)。
いざとなって食べられる植物の知識とか(セリとドクセリを見分けるなど)
ラジオを聴いて等高線を引いて天気を予測するなど。

昨今のローチェアに布張りの木製椅子などを組み合わせるキャンプも悪くないけど肌には合わない。
(それって見せるキャンプじゃないか。シアトル系のコーヒー店、ただしブルーボトルを除く、でiPadかiMacをいじっている「自分」て格好よくない?の雰囲気は苦手だけどそれに通じるものを感じる)

前置きはさておいて初の三世代の野外活動。
といってもタープ(ぼくは持っていないけど)を張って食事をつくるだけ。
コロナ下でストレスが溜まっている年寄りの気晴らしという意味もある。

場所は桜が咲いている勝浦川中流域。
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小学校の頃はここまで自転車で来て対岸の岩まで泳いだものだが
それは正木ダムができるまでの話。
水に潜れば5分といられないほど水は冷たく
対岸まで見通せた。
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あの流れはダム完成後数年で失われた。
この川を見て「きれい」な水に見える人もいるかもしれないが
この水は淀んだ(死んだ)水である。

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それはさておいてわずか3時間ばかりの活動は無事終了。
普段食欲がない年寄りも食が進んだ。
それはそれでよかった。

COVID-19の感染力、重症化率はさらに悪化しているのに
無頓着な人が増えている(コロナ不感症)。
感染すればほぼ後遺症が長期に(もしくは一生)残る。
体調不良の人生を送るかどうか、(料理人なら)味覚をやられて職業人生が終わるかどうか、
そんな瀬戸際にある。

感染対策の道具を揃えるのは当たり前として備品を確実に使うこと、基本を徹底すること、これまで以上に空気感染対策を行うことしかないだろう。

マスク…家族1人当たり半年分を用意する。サンヨーの炊飯器を持っている人は70度1時間の加温ができるのでマスクのフィルター機能を損ねないで殺菌ができる。
マスクは水洗いも(もちろん洗剤やアルコールは不可)紫外線もオゾンも80度以上の加熱もフィルター層に影響を与えるので再処理はできない。
そこで1人1枚として180枚×家族の人数分の備蓄を行っておく。
その際に銘柄を変えてフィット感や性能を体感して確かめておく(良い銘柄はあるけれど書くと需要が集中する怖れがあるのでご自身の判断で)。
もちろん不織布のマスクで(アベノマスクなど布マスクは予防効果が低いうえに数回使うと線維や紐や伸びてくる。それも問題)。

アルコール…いまなら入手が容易なので備蓄しておく。
業務用店では5リットルボトルが置いてある。それを小出ししてアルコールが入れられる材質のスプレーに入れて家族全員が持ち歩く。もちろん玄関ほか室内の複数箇所にアルコールのボトルを置いておく。
1人1日10〜20ml使うとして4人家族だと5リットルボトルを2つ用意しておく。
(ぼくは食中毒対策として弁当に噴射するので食品添加物規格の高濃度アルコールを減菌用に用いている)

外出したら顔に触れないこと。メガネの位置を直すときは手をアルコール減菌してから。
飲食店を応援したいが入店したらすぐに決めずに対策ができているかどうか見渡すこと。
アルコールやパティションは必須としてそれが正しく運用されているかどうか。
食べ物の匂いなど何か匂いが籠もっていないか(換気ができていないことがわかる)
(ぼくは店内の様子を見て店には悪いけれど入店後に引き返したことが何度かある)

飲食店の方はこちらに具体的な対策を書いています。ご参考に。




posted by 平井 吉信 at 16:43| Comment(0) | 山、川、海、山野草

春から初夏への北の脇


午後最初の仕事で阿南市内を訪れて昼を食べる場所に北の脇海岸を選んだ。

海岸へと続く松林を抜ける
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木陰のハマエンドウが風に揺れるので根気よく待つ
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海が見える
春と初夏の間の季節、渚もおだやか。
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浜昼顔が咲いていた
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この後の打ち合わせも和やかに進んだ。
おだやかな一日の海と午後。
タグ:北の脇
posted by 平井 吉信 at 12:27| Comment(0) | 山、川、海、山野草

2021年05月07日

マラソンを走る夢 引き返すべきか このまま続けるべきか


これは夢(睡眠)の話であるが、数日経っても覚えているため記録しておく。

ぼくはマラソン大会で走っていた。調子が良く次々と追い抜いてトップに立ち独走状態となった。
ところが後ろから追い上げてきた女子選手に追いつかれてしまった。彼女は走りながらこう言った。
「コースを間違えています」。

どういうことかというと、ぼくがトップを走っていたとき、コースの一部が距離あわせのためか、メインストリートをわずかに迂回するような区間があったという。
それを見落としてそのまま走ってしまったため数百メートルではあるが、距離が短いことになる。
これではゴールしても優勝はおろか完走にもならない。

なぜか徳島で開催されているようで徳島市内らしき道路が出てきた。男女混合になっているのはローカル大会だからだろう。そもそもマラソンをやったことがないのにマラソンの場面が出てきたのかもわからない。それが夢の矛盾でもあり希望でもあり。


思い出すのは1992年のバルセロナ五輪。
前年に東京で開かれた世界選手権で2時間14分57秒で優勝したのは谷口浩美選手。
先に行われた女子では山下佐知子さんが2位になり、有森裕子さんが4位だったので、男子にも期待が集まっていた。そして日本人初の優勝。このとき2位に入ったアフリカの選手が「トーキョーはアフリカよりも暑い」と言ったとか。それぐらい暑い大会だった。

谷口選手は走りの安定感と夏の暑さへの対応実績でバルセロナでの金メダル候補だった。YouTubeにもハイライトが残されているが、精神的な光を感じるほど走る姿は美しかった。

バルセロナ五輪は谷口選手のほか中山竹通、森下広一を揃えた日本は史上最高の布陣で臨んだ。3人とも中盤まで順調に推移していたが、給水ポイントで谷口選手に事件が起こったのはご承知のとおり。後続に靴を踏まれて転倒し靴が脱げて数十秒のロスと肉体へのダメージ。それでも諦めることなく谷口選手は力走を続けて8位でゴール。試合後の頓着しない記者会見が共感を呼んだ。

冬のスポーツであるフルマラソンでは夏のタイムはかなり遅くなる。1991年の世界選手権では棄権が続出したが、バルセロナも暑かった。金メダルの韓国選手のタイムが2時間13分23秒。転倒で数十秒のロスがあった谷口選手のタイムが2時間14分42秒であったので、事故がなければメダルに到達していた可能性がある。結果としてバルセロナでは森下選手が銀、中山選手が4位、谷口選手が8位入賞という成果だった。

ぼくは谷口選手が好きだ。右へ首を傾けて走る安定したピッチ走法を見ているとおだやかな精神と強い意思を持っておられると感じる。


さて、コースを意図せず間違えてしまってこのまま失格となる怖れが出てきたぼくは次にどのような行動を取るのだろうか? 
ぼくが取るべき行動はふたつ。
教えてくれたこの女子選手のために彼女のわずか前を走るペースメーカーとして行けるところまで行って棄権するというもの。
もう一つは記録は諦めて見過ごした分岐まで戻って再度コースをトレースして戻ってくるもの(これは数十分のロスになろう)。

この続きが見たくなった。そして翌日も期待しながら眠りに就いたところ、マラソンで走っている夢が再開された(ほんとうか?)。

ぼくに追いついた女子選手は身長153〜155センチの小柄で短い髪の丸顔の女性だった。
(顔が見えてきたがいままで遭ったことはない人である)
ぼくは引き返してコースをやり直すのか、それともこのまま彼女のペースメーカーとして走り続けてどこかで棄権するという選択肢を選ぶところ。さてぼくはどうしたのか。乞うご期待(続く)。


スポーツ選手ではマラソンの谷口浩美が好きだが、
野球ではイチロー、野村克也監督(特にヤクルト時代)。
イチローについてはこのブログでも何度か書いた。人間として尊敬できる。
野村さんはデータ野球と言われながら実は選手の自主性に委ねていたので断じて管理野球ではない。データから次に何が 起こりうるか のパターンを見出し、現場で洞察してそれを検証する。
パターンとは、癖、傾向、行動の動機となる要素。
それを知るのと知らないのでは勝負の世界では大きな差が出る。
その上でわずかな変化に気づいて現場で意思決定していく。


どちらも共通しているのは「脱体育会系」。
監督や先輩に言われたことを鵜呑みにして乗りの良さ(頭の悪さ)で現役生活が短命に終わるというのが体育会系を抜け出せずに選手になった人の典型。

ここでぼくは寝ながらさらにおもしろいことを考えた。
歴代のプロ野球選手がいまの時代に全盛期で勢揃いするとしたらベストナインはどう組むかというもの。

ご存知のようにマラソンの記録もかつてはサブテン(2時間10分を切る)をめざしたのがいまや2時間5分を切るのは当たり前になっている。高校野球でも球速150kmの投手は甲子園に数人はいるし、プロの世界でも球種は増している。このように技術レベルの上がった現在に対応できる選手ということで選んでみた。守備と打順は以下のとおり。

1番 右翼 イチロー
2番 二塁 辻
3番 左翼 松井(秀)
4番 一塁 落合
5番 中堅 柳田
6番 三塁 松井(稼)→ 保留(候補未定)
7番 捕手 古田
8番 遊撃 宮本
9番 投手(DHなら大谷で2番に繰り上げ)

ところがところが。
野村監督がテレビの企画で「平成のベストナイン」を選ぶ場面がYouTube上にある。
(神掛けてぼくは自分が書いた後にこのコンテンツを発見した)

それがほとんど同じなのだ。ほんとうに。
このなかで野村監督が採らなかったのは松井(稼)だけだ。
(松井稼選手は遊撃手だが野村さんは宮本選手を選定。高い身体能力よりも守備の安定感を重視したのだろう。ぼくも同感。三塁については野村監督は原選手を選んでいるがぼくは適任が思い浮かばなかったので本来は遊撃手の松井選手を三塁に転換したもの。監督だから勝手な配置は許される?)。
→ その後、やはり生粋の三塁手でないので保留とした。記憶のなかで三塁手でいまの大リーグにも通用するというとなかなか思いつかないが、強いていえば小笠原選手かな?とも思うけれど。

ぼくは「平成」ではなくこれまでの日本の野球界からの選抜としている。
巨人の黄金時代の選手が入っていないのは現在の技術レベルへの対応力を重視するから。
スラッガーばかりを並べては野球はできないので
そこは通好みの職人選手を評価して入れている。
特に二遊間は間合いの良さで相乗効果が出る。実際にこの二人ならうまくいくはず。
誰が考えても同じような結論になるのではないかと思うけれど。

大谷選手が使えるのなら2番にDHで入れる。
(その場合は辻選手が9番でトップにつなげる役割となる)
大リーグでもそう使われているからという理由ではなく
強打者の2番は理に叶っていると思うから。
ただし3番や4番に入れないのは確実性の差があると思うから。
(落合選手の打撃技術はいまでも通用するだろう)

こんな布陣で外国と対戦できたらどんなに愉しいだろう。
布団に潜ってから空想する楽しみがあるのだ。
posted by 平井 吉信 at 00:49| Comment(0) | 趣味

2021年05月04日

太古の生態系の面影を残す渓流


ある場所への人数が限られるというのは感染症や駐車の問題ではなく
生態系の保全という意味から。
その意味で匿名な地名はご容赦を。

徳島県南部のとある支流では豊かな生態系が眼前に展開して息をつくまもないほど。
人家はなく川の水をそのまますくって飲めるのではないかと思われるほどの水が無造作に流れ
(現実には寄生虫などがあるのでそうとは限らない)
巨大な植物群が繁りかつては妖怪の伝説もあって人々が近づきがたかった。

そんな場所にやって来たのは春のすみれを見るため。
まずは森に包まれた渓流を。
意外にも平坦な渓流で奥入瀬渓流と似ている。
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稀少な動植物も存在するが、きょうはコミヤマスミレ。
湿った薄暗い場所を好むスミレ。
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萼片が反り返るのが特徴
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全身毛に覆われた感じでこの渓谷でもこの場所しか見かけなかった。

サナエトンボの仲間のクロサナエ。
源流域に生息する種で羽化して間もない。
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野バラに寄ってくる蛾を捉える黄緑色のクモ
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渓谷の植生では巨大化が目に付く。
このシダも太古の時代に迷い込んだのかと思えるほど大きい。
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本州にいる人はあまり見たことがないらしいが
四国には至るところにある
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(宇宙人と間違えて矢追さんに通報しないでください)

渓谷にはヒメレンゲがまっさかり。水に濡れそうな(流されそうな)場所で咲く
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誰にも遭わずに一日過ごしたいとき生態系の邪魔にならないようそっと訪れる。

posted by 平井 吉信 at 12:42| Comment(0) | 山、川、海、山野草