2020年03月30日

佐川の牧野公園 今年最後のバイカオウレン いまだからハルリンドウ


高知県の四万十町窪川への出張の翌日、佐川町を経由して戻ることとした。
考えてみればぎりぎりの日程感。
2月中開催が何度か伸びて関係者の判断で3月中旬に設定されたもの。
無事に仕事を終えての安堵の帰路でもあった。

車は役場に置くのが良いと思う。
そこから牧野公園に向けて
酒蔵や牧野博士ゆかりの施設を抜けていくまちなみ。
佐川は知的な雰囲気が感じられる学問のまち。
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牧野博士が子どもの頃過ごした佐川のまちなかの金峰神社の階段を上がっていけば
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シハイスミレと思うのだが、炬が細長く上に向いているのが気になる
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牧野公園で最初に迎えてくれるのはユキワリイチゲ
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みんな違ってみんないい、と言いたげに
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右の小さな花こそこの日の主人公のセントウソウ(もっとも多い)
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咲き誇るユキワリイチゲの宴
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続いてオオミスミソウ
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白いヒトリシズカと桃色のオオミスミソウ
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牧野博士が発見して妻の名を付けたスエコザサ
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高度を上げていくとセリバオウレン
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次々と現れるスプリングエフェメラルを愉しめるのは四国でここだけ
こんな愉しい光景もある。バイカオウレンの花は終わっているがハルリンドウとシハイスミレ
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バイカオウレンは終わっていますよ、と案内所で聞いたが、わずかに残っていた
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牧野少年はこの山野草に夢中になったのだ
そしてエイザンスミレ(白花と赤が混じる個体がある)
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陽光を浴びて福寿草はいっそう福々しく
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徐々に高度を上げていくと
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佐川のまちを見下ろす高台(大岩)に出る
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ここにはヒメスミレ
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佐川のまちを駆け抜ける特急南風を見ながら降りると
ハルリンドウが春の日を浴びている場面。
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起きてしまった過去(パンデミック)を悔いても仕方ない。
光が差し込める未来を信じていまを生きていくしかない。
posted by 平井 吉信 at 23:09| Comment(0) | 山、川、海、山野草

立江の夫婦桜(小松島市立江町) 2020年3月


今年の春は目に見える景色が違うような気がする。
一期一会の感が深まっているような。

曇りがちの空からこぼれた日射しを
二本の桜が受け止めそして照り返す。
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そこに百年を経た夫婦桜の箴言がある。
そのメッセージを受け止めました。
伝わっていますか?
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→ 立江の夫婦桜 ひとやま越えれば岩脇公園の水
http://soratoumi2.sblo.jp/article/179504859.html

→ 平成から令和へ 夫婦桜(立江町)
http://soratoumi2.sblo.jp/article/185799523.html
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posted by 平井 吉信 at 00:08| Comment(0) | 山、川、海、山野草

2020年03月29日

「青い瞳のステラ、1962年夏…」と「星空の南十字星(サザンクロス)」の柳ジョージ 


ふと耳にしたのは柳ジョージの「青い瞳のステラ、1962年夏…」。
その瞬間、雷に打たれたよう。

初めて柳ジョージ(&レイニーウッド)を耳にしたのは中学の頃だったか、
ダイエーの4階にあったオーディオ売場で
オンキヨーのM6マーク3という31センチ2ウェイのスピーカーから流れた
「微笑の法則 〜スマイル・オン・ミー〜」だった。
国産のスピーカーでこれ以上に鳴りっぷりが良いスピーカーはないと思われる機種だったと思う。
そこからせり出してくる声に足が止まった。

成人してからは柳ジョージの最高作と言われている
2枚組のアナログLP「Woman and I」を購入。

徳島には米軍基地も横浜のような街並みもないけれど
音楽で背伸びをしていたのだ。
「青い瞳のステラ、1962年夏…」はこのアルバムの目玉曲でもあった。
YouTubeに1993年のライブ音源がある。
https://www.youtube.com/watch?v=j5aINIgqRVE

魂で歌っているように感じられるけれど
音楽はあくまで端正に流れていく。
最高の職人芸を提供しながらすれていないアマチュアリズムを持ち続けた人。
(だからライブ音源がすばらしいのだろう。なぜこんなバンド、音楽、歌い手が現在はいないのだろう)


レイニーウッド時代の音も悪くないけれど
アトランティック時代では「GEORGE」も好きだ。
「星空の南十字星」という楽曲を聴くと
南太平洋の離島で過ごした日々を思い出す。


ある日、近くの民家から子どもの鳴く声がして母親があやしていた。
どこの国も、どの母親も同じ…
ああ地上はどこもそうなんだと腹に落ちた。
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すがすがしさと切なさに眠れずファレを抜け出して
見上げた夜更けの空に南十字星が燦々とあった。
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柳ジョージの歌は本人が地上にいなくなってもなお南の空に輝いている。


追記1
CD1枚で聴きたい人はこのベスト盤がいいだろう。
プレミアム・ベスト 柳ジョージ オリジナルレコーディングのリマスター
〔収録曲〕
1. 「祭ばやしが聞こえる」のテーマ
2. 微笑の法則~スマイル・オン・ミー~
3. 青い瞳のステラ、1962年夏…
4. さらばミシシッピー
5. 酔って候 (Live at Budokan)
6. 雨に泣いてる (Live at Budokan)
7. 星空の南十字星
8. RUNAWAY〔悲しき街角〕
9. ビッグ・カントリー
10. 真夜中のテレフォン・コール
11. コイン ランドリィ ブルース
12. For Your Love
13. フーチー・クーチー・マン
14. 明日への風
15. Long Time Comin’
16. 愛しき日々


追記2
南十字星は赤道近くに行かなければ見えないと思っている人も多いだろう。
北に位置する星は意外にも高知県から見える。
もっともそれを見たからといって南十字星の一部とはわからないかもしれない。
全天第二の輝星にして南極老人星とも呼ばれるりゅうこつ座のα星、カノープスが2月に南中する時は徳島でも地平線から少し上で見ることができる。
この星を見ると長生きできる、といわれているのはご存知のとおり。
知っていればけれど。
posted by 平井 吉信 at 23:31| Comment(0) | 音楽

2020年03月28日

晴れた日は乾いた寂寥感 雨の午後はしっとりと心につゆを落とす(とくしま植物園)


近所にあるお陰で前を通りかかったときなどに立ち寄っている。
とくしま植物園のある徳島市南部は
県内でももっとも住みやすいと思われる地域。

園内は平坦な公園と丘陵を登っていくコースからなる。
今回は公園の園地を主にご紹介。
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早咲きの桜は寒桜の一種だろうか
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斜めの光で園芸種のスミレを地面すれすれで見る。でも主役はホトケノザかも
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公園の周辺部の土手に咲いている花を見よう
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ヒメスミレ
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その近くにスミレ
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さらにその近くにムラサキサギゴケ
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晴れているがどこか寂寥感が漂う。
しかしそれはそれで静寂と平和を象徴している。
(それは顔料インクの世界かも)

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霧雨にむせぶような雨の日、
丘陵の散策路をたどる。
雨露を宿した路傍の植物に足を止める。
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上がりきるとソメイヨシノが部分的に開花
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さらにしだれ桜などが咲いている。
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天気予報では山間部で雪が…というようなひんやりとした空気感。
目に見える輪郭がやわらかく儚げ。
染料系のインクが染みだしたとでもいおうか。
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霧雨にたたずむ丘陵は心を濡らす。
けれど、この空気感は汚れを洗い流してくれるよう。
晴れでも雨でも―。

posted by 平井 吉信 at 23:40| Comment(0) | 山、川、海、山野草

2020年03月26日

日本でここにしかない 勝浦雛桜が咲く稼勢山(かせやま)


徳島県の勝浦町といえば、ビッグひな祭りが有名である。
道の駅ひなの里かつうらに隣接する施設で開催されるほか、
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前松堂のある棚野の商店街、横瀬の商店街、奥座敷と呼ばれる坂本地区などの街道沿いで思い思いの展示物が展開される。

桜ぼんぼり 里山 神社 おひな街道をいく(勝浦町坂本地区)
→ http://soratoumi2.sblo.jp/article/179167503.html

近年はもうひとつ花を添えるできごとがあった。
それは町内で咲く珍しい桜の品種があるのだが
それが近年になって新種と認定されたとのこと。
その桜は地元の方によって「勝浦雛桜」(かつうらひなざくら)と命名された。

株分けして町内の民家に点在するらしいのだが
最大の群落は稼勢山の北東斜面の中腹にある。
そこは民有地で「桜園」と名付けて見せていただけるようなのである。
(近隣には河川敷にひまわりが一面に咲く場所もある。もちろん盛夏のこと)
→ 横瀬立川のひまわり畑で子どもに帰る
http://soratoumi2.sblo.jp/article/57418778.html

場所はわかりにくい。
咲いている場所は到着する数分前に判明したもので
事前に目星を付けたところと違っていた。
車は県道沿いの広い場所か公共施設の駐車場に停めて歩くのが現実的。
国土地理院1/25000地図にも掲載されていない道を歩いて登る。
(車で登ろうとされている年配のご夫婦がいたので無理ですよと説得)
民有地のため場所を紹介してよいかどうかはわからないので
写真を掲載することで風景と生態的な両面からご覧になれるようにしたい。

歩き出すと目に付くのは春の山野草たち
桜に辿り着く前に足を止めては眺めてしまう。
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ぼくはヤマザクラがもっとも好きである。道中にも咲いていた。
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途中の道中はこんな場所を通る
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スミレではタチツボスミレが多い
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アケビの実のようなものから綿毛が飛び出していた
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どうやら桜園に着いたようだ。
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新聞記事では町内にお住まいの定作(じょうづくり)さんが植えられたとある。
来訪者に説明をされている左側のお方がそうではないか。
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(親しみやすいが品のあるお方である)。
かつて町内で醸造されていた「桂華」(日本酒)の蔵元、もしくはご親族ではないだろうか。

勝浦雛桜は、エドヒガンとヤマザクラの交配種とされる。
ソメイヨシノと比べても花が一回り大きく
ふっくらしている印象。
群れとなって咲く様子は陽気な田舎娘のような魅力がある。
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勝浦川や横瀬の商店街が指呼の間に見える
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定作さんは散策しやすいように道を整備し座る場所をご用意されている
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ツツジと桜の饗宴
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近所の小麦屋さん(パン店)で買ってきた桜餡の入ったコッペパンを持ってきた
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園内の散策路が下にも伸びている
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ユキヤナギと勝浦雛桜
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椿も咲く散策路は落ち着いた風情
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近くで花びらを見たら屈託のない明るさ
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感謝の気持ちで道を帰路につく

黄色いのはカタバミ(ムラサキカタバミは帰化植物だがこれは在来種)。ハコベも見える
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これはヒメスミレか
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坂本川沿いに咲いていたのはスミレ(○○の付かないスミレ)やゲンゲ
→ スミレと判断したが、葉のかたち、花弁の反り具合からしてヒメスミレか
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自宅から車に乗って近所の山へ行くとしたら感染症のリスクとは無縁。
これがコンクリートに囲まれて室内で数日待機せよと言われたら
精神的に参ってしまうだろうな。
仕事に行かずに田畑を耕して収穫して
雨が降れば本を読んだり音楽を聴いたり。
こんなときだからこそ生きることの本質を見つめる機会。
ただいまを生きることを受け容れていく。

(フジX-T30+XF35mmF1.4 で8割近くを撮影。残りはフジX-T2+XF18-55mmF2.8-4 、ニコンD7200+AF-S NIKKOR 70-200mm f/4G。地元新聞社の撮影した写真はこの桜のやわらかさや素朴さが伝わってこなかったので多めに掲載)
posted by 平井 吉信 at 22:56| Comment(0) | 山、川、海、山野草

2020年03月24日

勝浦川の水踊る季節 そこにあるのに見えない光


勝浦川中流でもっとも景観が良いところは
実は徳島市南部(最南端)の場所にある。
潜水橋(せんすいきょう=大水が出ると水に潜る橋)があって
そこから上流の眺めが桃源郷のよう。
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まだ光は見えない。
でも実は光は失われていないのでは?
という気がする。
posted by 平井 吉信 at 23:47| Comment(0) | 山、川、海、山野草

不安は不安のまま外から眺めてみる


いいしれぬ不安を抱えている人が多くいらっしゃるだろう。
それは漠然とはしていても絶えず脳裏を離れず
少し油断すると憂鬱にさいなまれるような。

そんなときは不安から逃げないほうがかえっていいように思う。
解決しようとしない態度とでもいうか。

人は矛盾を抱えて生きていくもの、という前提を決めてしまえばいい。
だって人生の縮図のような腸内細菌にも善玉菌も入れば悪玉菌もいる。
しかし悪玉菌とて善玉菌を活性化させる役割を担っているかもしれないのだ。
矛盾は矛盾として存在しながらも
それを気にしないで(あるいは不活性化して)つきあっていく―。
それが人の生き方。

ぼくは座ることを奨める。
そうすると雑念が波のごとく押し寄せてくるだろう。
それはそれでいい。
生きているのだから当然。
生命の矛盾を感じているのだから。

湧き出る雑念を追い払うことなく
自分の身体の外から他人事のように眺めてみる。
ああ、いつもの不安症がやってきたな。
きょうはどれぐらい滞在するかな?

そうして客観的に悩んでいる自分をもう一人の自分が見ているような感じで
自分の心の動きを見守る。いや、自分そのものを見守る。
みじめ、すばらしい、悲しい、嬉しいなどの価値判断を交えずに。
感情と思っていた存在は実は価値判断かもしれない。
だから思い浮かぶことを次々と流れていくのを見守る。

少し変化を感じたなら音楽を聴いてみる。
するといままで気付かなかった何かを感じるかもしれない。
身体の深いところで起こる変化が感じられたら
不安はないことに気付く。
実は不安は消えたわけでもなくなったわけでもない。
不安を感じようとする自分がいるだけ。


そうはいっても国の運営で国民の不安をもっとやわらげられるはず。
ぼくならただちにベーシックインカム(すべての国民に毎月5万円を期限を切らずに給付する)と
消費税の撤廃を行う。
その代わり複雑なしくみをすべて撤廃する。
(手元のお金で生きていってください、というわけ。それでも一定の救済措置は設ける)
すべての国民に現金を給付するとともに所得税の累進を高める。
この国の経済活力にはすべての国民がお金を使える状況が必要だから。
経済が活性化すると裕福な人はさらに裕福になり
そうでない人も豊かに暮らせるようになる。

日本はこの30年間、所得は増えていない唯一の先進国でありながら
物価は上がっているため可処分所得が減少している。
これでノーベル賞が出ているのは国民がすばらしいとしかいいようがないが
それはいつまでも期待できるものではない。
文化や学問や芸術は一見ムダに見えてもそれがとても大切である。
社会のなかに一定の冗長性を持つことが必要だが、
現実は働き盛りの世代は働きづめでお金も生活も心にもゆとりを持てない。
(こんな時代には寅さんも生きていけないよ)。
生産性の高い社会になって冗長性を持ちたい。

そのためにはこの30年の間違った政策を総括して真の改革を行わなければならない。
政党は解体して志と良識のある国民が誰でも参加できる政治にする。
格差を拡大していくと貧困層が増えてくる。
そのことは内需を衰退させて富裕層も影響を受けるが
富裕層は持てる資産が金を生む連鎖があるため苦労しない。

金持ちが道楽ではじめた事業が成功するのは経営能力だけでなく
うまく行けばいいや、の余裕が意思決定を間違わないからとも言える。
その反対に背水の陣で経営を行っている事業所が失敗できないプレッシャーから失敗してしまう。
必要なのは経営能力でも資金でもなく、幸福感を持っていること。
そこが成功の出発点になる。
そんなメッセージを込めて別のWebサイトを立ち上げている。
おだやかな経営 https://www.odayaka-keiei.com/
(やるべきことが多すぎてコンテンツの充実に手が回っていないけどね)

この30年間にやってうまくいかなかったことをもう一度振り返る。
・格差を増大させる競争戦略→ 国民の貧困化(データでも実感でも明らか)
・円安誘導→ 国民の資産が減少
・低金利政策→ お金のありがたみがなく消費が低迷
・複雑なしくみによる肥大化した官僚組織→ 単純なしくみによる間接費のムダを減らす
(民主党政権の事業仕分けの失敗は実効性のある事業そのものに手を付けてしまったこと)

リーマンショックのときは庶民の生活には影響がなかった。
それでも日経平均株価は7千円まで下がった。
今回は限られた企業の倒産ではなく国民全体、世界全体に広がっている。
いくらになるかはわからないが、経済循環が崩壊すれば株式の存在意義がなくなる。
つまりは買い手が付かない相場になる。
けれどぼくはそれでいいと思う。
株価を上げるための政策から距離を置かないと社会は変わらない。
社会を変えたいのであれば。
(いまや株価は人々の暮らしとリンクしているとは思えない。それよりも食糧や健康、安心して暮らせる社会がずっと望まれているのではないか。社会が何に軸足を置くかが明確になること。それが人々の幸福を第一に考えるということになれば、株価は考慮すべき要素でなくなるはず。それよりも理想の姿を描きそこに人々の行動を積み重ねていける社会をつくるべきではないか。要は株価の上昇は目標ではなく結果として株価が上がる政策を打つ必要があるということ)

いまやるべきことはいくつかある。
・消費税率を0%に変更(これは税抜=税込とすれば良いので現場の混乱は起こらない)
・ベーシックインカムの実施(一時金でなくすべての国民に毎月現金を給付)
・所得税率の累進性を引き上げる(だから所得の多寡に関わらず同額を支給)
・高速道路の暫定無料化もしくは一律千円(これはかつての民主党政権の収穫)
・複雑なしくみを撤廃する(補助金、軽減税率、特例など)

高速道路が地方創生に役立つことはデータで実証できる。
(その代わり地方創生の補助金を廃止したらいい)
徳島県南部のある地区で調査を行ったときに
高速道路千円が終了すると入り込み客数が顕著に減少しているこが判明。
入り込み客数の減少は町内でお金を落とす機会が減ることにつながる。
近隣の施設の売上高を並べてみたらやはり入込客数に比例(高い相関関係)していることが判明。
高速道路千円の終了で売上が低迷していることがよくわかる。

社会が自ずと良くなる環境を調えていくのが政治や行政の役割だが
いまの政治は困っている状況に陥らせて補助金をちらつかせている。
(不偏不党の立場で言っているが、経済に関しては現政権の数字よりも民主党政権時が良いというのはデータを分析すればわかるのではないか。もっとも数字が改ざんされていればわからないが)
根っこは中央集権の弊害にある。
そして人々の智慧を結集しようとしない独裁的な政権運営にある。
(無尽蔵の叡智をどのように集約するか、そのためのしくみを考えることが先決。右とか左とかどうでもいい。政党政治は終わりにしたい。リーダーシップとは国家資源を動かすことではなく、国家資源が動くように計るこことではないか)

地方創生ではなく地域主権の法体系、行政のしくみをつくれば自ずと解決できることって多いのではないか。
言い換えれば自助、公助が機能する社会のあり方を考えること。
それがSDGsの理念の実現にも近づくと思うのだけど。
(乱暴な記事の書き方だけど切迫して書いているのでご容赦を)
posted by 平井 吉信 at 21:23| Comment(0) | 生きる

2020年03月21日

手を洗う 顔を洗う 自分ができる行動リスト(新型コロナウイルス対策)


爆発的流行の手前でとどまっているとされる現状で
自分がやれること(やっていること)を書いてみる。

手洗いの徹底
手が顔を触れて呼吸のたびにウイルスを吸い込むという現象が起こっている。ここがボトルネックと見た。
・手を頻繁に洗う(何もなくても1時間に数回は洗う)。
・郵便物や宅配便など外からの持ちこまれたものに触れたらすぐに手を洗う。
・顔に触れないよう意識する。目を擦りたくなったら人工涙液(※)を点眼するのも方法。

※人工涙液…ソフトサンティアの名称で売られている。防腐剤などを含まないため常用できる。ドライアイに有効なのでこの際常備しておくとよいかも。長時間の運転の休憩時や寝る前に射すと潤って心地よい。薬効がないのも習慣性がなくて良い。


※鼻うがいの具体的な方法は市販の鼻うがいキット(数百円)を購入して洗浄剤を使い切ったあとは1%前後の塩水(ぬるま湯)を作成して付属の注入器で鼻に注水する。その後でのどのうがいも忘れずに。


外出から帰ったときの手順
手を洗う→ 洗った手で顔を洗う→ 再び手を洗う→ 塩水で鼻うがい(※)をする→ のどうがいをする(外食先で食後に歯を磨く時間がなかったのならうがいの前に歯を磨く)。

・手洗いがカギなので泡切れの良いハンドソープとしてサラヤを使っている。泡切れが良くないと洗うのはおっくうになる。外出から帰って室内で接触が少ないときは毎回石けんは使わなくて良いと思う。2.7リットル入りなので入れ物は花王でもライオンでもいいので市販のハンドソープを使い終わったあと洗って再利用する)
・アルコール(現在は入手しにくい)や次亜塩素酸系のスプレーを使う。靴の裏などにも注意。
・スチームクリーナーをお持ちの人は自宅の手すりや壁、衣類、カバンなどに直接噴射するのではなく適当なアタッチメントを付けて蒸気で蒸しながら汚れを布に移す(蒸気に弱い素材に注意)。

マスクについて
・WHOはマスクはさほど有効でないという見解を示しているが、エアロゾル感染の防止のためマスクの着用は有用(そうでなければ国が医療機関等に配布したりしない)。それ以外にも手が顔に触れる機会を抑制する、咽を湿らせてウイルス等の排出作用を促すなどの効果あり。
・感染が疑わしき人、咳が出る人は人前に出るときは必須。
・ただし健康な人が近所のスーパーに買い物に行ってすぐに帰宅する程度であれば不要。無意味なマスクの消費は避ける。
・使い切りの紙マスクのみを使用する。布マスクを洗って再利用するのは一般家庭では無理。
(減菌処理して雑菌が繁殖しない時間と温度で乾燥させることが難しい。天日干しはPM2.5や花粉が付着するので論外。そもそも布マスクは目が粗くて意味がないのでは?)
 → キッチンペーパーでマスクをつくる方法が警視庁Webサイトに掲載されています

アルコールで毎日拭いておくもの
・ドアの取っ手、階段の手すり
・スマートフォン、携帯電話
・パソコンのキーボード、マウス
・車のハンドル
・水栓
・リモコン
・腕時計
(アルコール減菌材には茶抽出物が含まれるものがある。白い布などには長期間使うと茶渋のようなものが付着する可能性に注意。ドアノブなどに次亜塩素酸ナトリウムを希釈して使うことは意味があるが皮膚の殺菌用には用いない。アルコールは皮膚用、次亜塩素酸ナトリウムはモノ用だが材質によっては変質する怖れもある。また、次亜塩素酸水という類似の性質を持つ液体もある)
 → 次亜塩素酸水と次亜塩素酸ナトリウムの同類性に関する資料(厚生労働省)

日常のなかで避けるもの
・密閉した空間で至近距離を避けろといわれている。部屋の換気はこまめに。
・カラオケなどマイクの共用は要注意。

食品について
 特定の食品を摂取しすぎないこと(雑食)を前提に強いて挙げればこんなところか。
・生姜やニンニク、根菜など体温を上げるものや適度な殺菌作用があるものを一日1回は食べる。
・風邪、ウイルス対策全般に有効とされるココアを飲む(少量の砂糖で溶かすか砂糖なしではちみつを少量でも良い。とにかく砂糖を採りすぎないこと)

睡眠
・疲れを感じたら早めに寝る。
・7時間は確保したいが(なかなか難しい)。

あると良いモノ
・携帯用の小さなアルコールを噴射するスプレー。減菌効果を期待するにはある程度の濃度が必要とされる。共用のボールペンやつり革など誰もが触れているものに触れたあとで手を洗う水道がなければ活用する。しかし完全ではないのでなるべく早めに手を洗う。ただし容器はポリエチレン製などアルコールが変性しない材質に入れる。そうでなければ容器が溶けるか内容物が変質する。

アルコール入りウェットティッシュについて
アルコール濃度によってはさほど効果がないことが予想されるが
物理的にこすりつけることで皮脂や有機物(汚れ)がある程度取り除けること、
そこにアルコールをすり込むことで効果が出ると考える。
よってウェットティッシュはアルコール入りが望ましいがなくても効果的と考える。

早めに感染して免疫をつくるという人もいるかもしれないが、
身近な人に移したりする危険性がある。
本人にとってもウイルスが体内のどこに移動するかはわからないので
罹患しないのに越したことはない。
対策を徹底的に行えば感染の危険性は大幅に減らせる。
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→ 九州大学の矢原先生の資料(PDF)を読むことをおすすめします。

posted by 平井 吉信 at 18:17| Comment(0) | 新型コロナウイルス対策

那賀川河畔の春の訪れ


キンポウゲ科の植物は個性的で華やかな顔つきをしている。
那賀川河畔にもそのような植物がある。
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ツツジは桃色の温もりをやわらかく宿す
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スミレの立派な株が砂地に咲いていた
(このスミレは○○スミレの○○が付かない「スミレ」)
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さらに大水が出ると水に浸かる場所で咲いていたのは
ケイリュウタチツボスミレ。
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人間界の喧噪をよそにいつもと変わらない春を迎えようとしている。
タグ:スミレ
posted by 平井 吉信 at 17:13| Comment(0) | 山、川、海、山野草

2020年03月16日

80年代の名盤 ハニー&ビーボーイズ「Back to Frisco」が28年ぶりに再発売!


ぼくがミノルタのX700を持って南太平洋から日本各地を旅するように回っていた頃、
しっくりと来る音楽があった。

オリジナルが発売されたのは1987年、
Honey & B-Boysはこのアルバム1枚だけのユニットで
山下達郎の秘蔵っ子と言われた村田和人に山本圭右、平松愛理、西司の4人組。
強力な4人のヴォーカルと西海岸のからりとした風が吹くような雰囲気は
まさに80年代ならでは。

特に1曲目の「Morning Selection」は出色の出来映え。
村田和人がサビを、山本圭右が主パートをツインヴォーカルで
突然の風に驚いて振り返るとそこには…のような雰囲気。
身体が動き出すのを止められない。
村田和人はハイトーンが伸びてさわやか。
山本圭介は少年の夢を宿したどこか翳りのある表現が出色。

この頃はhPaではなくミリバールの時代(なつかしい)。
タンタンと雨のリズムを刻むなか、マイナーのバラード調のが曲が響く。
1000mbの雨♪、と2番まで歌って
3番は
この雨は僕からのメッセージ 1000mbの愛♪と締める。
(うまいなあ。和声がメジャーに開きかけるので曲調はすがすがしい)
滴が滴りそうな男性ヴォーカルは誰だろう?
(1000mbのサヨナラ)
→ 西司でした。「雨はてのひらにいっぱい」も西司がヴォーカルを取っている。
切なく繊細な歌い方でアルバムにひんやりとした叙情を与えている。

小休止
ミリバールといえば、ソニーの野外ラジオシリーズの名称。
山用として名を馳せた 防水耐衝撃仕様の黒のICR-3000があるが
そこからNSB受信をFMに置き換えたのが黄色のICF-S73。
暗闇でもわかりやすいよう上面に星型の蛍光シールを貼って使っている。
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アルバムジャケットも秀逸。


カントリー調のイラストの中央にはちみつの入った瓶が置かれている。
この画面はもちろん静止画だけど
きっと雲の流れは早いんだろうな、
でもその風がぴたりと止んだ一瞬が絵になったんだろうな。
このイラストで物語がひとつ書けそうな想像と創造をかきたてる。

ところが廃盤になってほとんど20数年が経過した2019年7月、
しかも「2019年最新リマスタリング/SHM-CD/紙ジャケット仕様/ボーナス・トラック10曲追加」ときた。
(それまではダウンロード音源すらなかったのだ)
初回プレス枚数を想像するとメディアとしては最後の入手の機会だろう。

平松絵里は2年後にソロデビューを果たし
5年後に「部屋とワイシャツと私」がヒットする平松愛理。
英語の歌詞など彼女に合っていない楽曲もあるけれどアルバムに可憐な花を添えている。
結局、このアルバムは4人の別々の色を持つヴォーカリストと
西海岸の音で束ねて木綿のような風合いを味わうアルバム。
(カラオケで聴くとコーラスの和声が浮かび上がる)

若いっていいよね。
守るものがない生き方が惨めでなく自由と思えた時代が後押しした。

アルバム最後を飾るのはシュガーベイブの名曲「雨はてのひらにいっぱい」。
ぼくは本家よりもこちらが好きだ。
切なくてストレートでそれでいて含みがあって。

さらにカラオケトラックが追加されて、
紙ジャケットに当時の解説資料が満載されて
レコードを取り出すようなビニール袋仕様で。
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同じ1987年、村田和人のソロアルバム「ボーイズ・ライフ」も世に出ている。

同時代の山下達郎のアルバムと比べても遜色がない。
特にA面がいいよね。これもからりと陽気な音づくり。
空を駈けめぐるような気分にしてくれる。
(確か西海岸で基本トラックが録音されたのでなかったっけ?)

(私小説や引きこもりの告白のような歌は聴きたくない)

それはそうと
マスク付けるより心の免疫を上げることが大切。
それにはていねいな食生活と心の栄養。

今夜つくった豚肉と野菜煮込み。
これと五分づきのご飯だけで何も要らない。
(もちろん炊飯の直前に精米したもの。そして米の味は研ぎで決まる)

言葉をしゃべりたくないぐらいうまい。
どっさりのタマネギとあまりものの根菜類に生姜を刻んでコトコト、
それに豚バラ肉のオリーブとニンニク炒めを加えて
テルモスの保温鍋で2時間放置。
(オリーブ油はサルバーニョのEV)
ねらいは風邪気味の家人の体温を上げること。
味付けは酒と塩(小さじ半分も使っていない)とトマトパウダーが少し。
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薄味だけどうまいうまいとむさぼるように食べる。
店でこんな料理はなかなかお目にかかれない。
下ごしらえは20分だけ。
仕事の合間に手を走らせたので。

posted by 平井 吉信 at 21:02| Comment(0) | 音楽