2020年01月01日

新たな年を迎えるに当たりみなさまのご多幸をお祈りいたします


神棚を祀り
仏壇で供養を行い
荒神棚を手入れする。

祝詞を奏上し
読経を行う。

そして産土神社へと参拝。

年末にかけては寝込んでしまったが
かえって休養となったお陰で
普段はじっくりと聴けていない
ベートーヴェンと向かい合うことができた。
特に後期の弦楽四重奏曲、ピアノソナタはベートーヴェンの独白のようなもので
音楽が空間に波紋を広げていくと感情を満たしてくれる。
しずしずと深く広く展開する音楽を聴いていると
いまここにいるのだなと感じる。

年賀状は一度いただいた人は永久有効としているので
何度もお出しいただく必要はありません。
いただけるものはありがたく拝読しますが
返信もいたしません。

生きていくとすべての人にお世話になっていると気付き
正月だけでなくすべての刹那が大切な時間と思うようになってから
年賀状をお送りすることをやめてしまった。

変わることなく祈っているのは人々のご多幸、
生きとし生けるものが互いにその役割を果たしていのちを全うすることだけ。

だからこの瞬間が大切で
その祈りを届けていると感じていただけたらそれで十分。

やがて親族が集まってきた。
ささやかな宴を催そう。

生きていたらそれで十分だよ。

神棚は屋久杉でつくられた珍しい品物で
全国の神様(御札)が鎮座されている。
天津祝詞、十言神呪などを歌うように奏上する。
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仏壇は紫檀(パーロッサ)の前練仕様。
唐木仏壇の本場、徳島ならではだが、
今となっては良質の南洋材の入手が難しくなっている。
いつものように開経偈、般若心経、観音経(偈)、十三仏真言、光明真言、お大師法号と進む。
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いつもおもしろいのは
同じ御神酒(日本酒)をお祀りしてほんの数分後にお下げして飲んでみると神棚と仏壇ではまったく味が違うこと。これはどんな味覚の豊かでない人でもわかる。神棚では香りが増し、仏壇では香りが抜けてしまう。

続いて産土神社への参拝。
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個人の願い事はしないで神々の弥栄と世界の平和を祈る。
ここで産土神社、天照大御神、三宝荒神の神札を求める。
(神社を守る神職への感謝を込めている)







タグ:神社仏閣
posted by 平井 吉信 at 16:29| Comment(0) | 生きる

南国に極彩色の札所 第二十五番 津照寺(しんしょうじ)


室戸市の中心部にある室津港界隈に昔ながらのまちなみがある。
二つの商店街と大漁で懐が大きくなった漁師達を呑み込むスナックなどの飲食店が連なる。
その港から目と鼻の先に第二十五番札所の津照寺がある。
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津照寺は海の近くなのに写真だけ見ると山中にあるように見える。
港のすぐ近くの小山(独立峰)である。
山というよりは丘という感じだが、その階段は険しく急である。
まちなかの山門をくぐると
お大師さんのご加護をいただきながら階段を上がりきるとさらに門がある。
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この急な階段でふと目を留めるのはツワブキや萩である。
(撮影時期は11月中旬である)
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ここで折り返すように階段を上がりきったところに寺はある。
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山門とそのなかに安置されている鐘
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津照寺は途中から別の階段があって左手を上がることができる。
その途中でホトトギスがいくえにも咲いている。
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曲がりくねった階段を上がりきると一木神社(というらしい)。
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土佐藩の普請奉行(土木担当)の一木政利を悼んで建立されたという。
当時も港の改修は難工事であったが、
竣工後に自ら人柱となったという。

境内から見下ろす港、その向こうの太平洋
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室津港に停泊する船
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まちを歩いていていつのまにか誘われるようにやってきた津照寺。
その極彩色が心に残った。
posted by 平井 吉信 at 13:52| Comment(0) | 山、川、海、山野草