2019年04月30日

ここはどこですか? 徳島県庁から23kmです


秘境のような場所です。
桂林を思わせる谷間の地形です。
全面に田んぼが広がっています。
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関門となっている地形が随所に見られます
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湖の畔に出ました
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周囲は生態系の宝庫
山野草や水辺の生き物、トンボが飛び交う楽園です
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車道は狭くタイヤの幅すれすれでガードレールがない箇所や
切り返しが必要な箇所があります。

車を停める場所がほとんどないので
近くの広い場所から歩く必要があります(10分程度)。

さて、ここはどこでしょう?

連休は混むところに行きたくない、
お金を使いたくない、
外食は避けたい、
そう思っている方には
おにぎりをつくって持っていくだけで
ごちそうになります。
こんなところがあるというご紹介でした。

連休中、普段なかなかできない毎食つくる、
これが愉しい。
うちでは米は近所の知人(特別栽培米)から買って
毎回研ぐ直前に精米して
5分、7分、ときどき白米で食べています。
調理の時間を取りたくないので手抜きですが
手を抜くところと抜かないところを見極める必要があります。
だいたい半時間以内でありあわせの材料を見繕ってつくります。
(パーツをつくって冷凍しておけば応用できるのでしょうが、普段は仕込みの時間がないので)
レシピはないしレシピ集も見ません。
味を見ながら適当に…ですが、そうはずすことはないし、
化学調味料を単体で使うこともありません。
味は決して濃くなく減塩ですが
それを目的としているわけではなく
おいしさを求めてそうなっているだけです。
自家製の梅干しや梅酒はお金では買えないおいしさ(品質)と思っています。


実は…中国の桂林へ行ってきたところです。
(そんなはずない)
ここを探すのも楽しみ、ということで。

(フジX-T30+XF35mmF1.4 R)
タグ:徳島 昆虫
posted by 平井 吉信 at 15:56| Comment(0) | 山、川、海、山野草

2019年04月28日

モモイロイワバソウのある光景


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(フジX-T30+XF14mmF2.8 R、XF35mmF1.4 R)
posted by 平井 吉信 at 22:15| Comment(0) | 山、川、海、山野草

2019年04月27日

平成最後のプレゼント 大滝詠一「NIAGARA CONCERT '83」(初回限定盤) 

80年代のカーステレオから流れる音楽は
「A LONG VACATION」
初めて聴いたとき、1曲目の「君は天然色」はどこかで聞いたような
往年のポップスの名曲のようなつかしくきらめきを感じた。
(ほら、27AH1234の初回プレスですよ)

1曲目の掴みでA面をトレースすると
B面は「雨のウェンズデイ」「スピーチバルーン」という切ないバラード。
そして固唾を呑んで待ちわびる名曲「恋するカレン」。
(マリンブルーのVWゴルフで南の海を運転していたよ)
(このパターンはイーチタイムのB面も踏襲しているね)

期待を背負ってプレッシャーを感じていたのかもしれないけれど
1984年の「EACH TIME」もよかった。

大滝さんは完全主義者なのかCDの番号が変わるたびに
曲順、曲目、リミックスが変更される。
そのため、ファンはその都度買い足していくことになる。
発売後20年、30年を経過して
それぞれ20th、30thのリマスターが発売された。
初めて買うなら30thリマスターで。
(良質のオーディオ装置では20thよりも30thが伸びやかでダイナミックレンジが広く位相の乱れも少ないように感じる。それに2枚目に純カラオケが付いていて音の組み立てが手に取るように見える)




「EACH TIME」では、
「魔法の瞳」(初発売時)が1曲目にないと始まった気がしない。
「夏のペーパーバック」は名曲だけど
聴き手の上昇した体温を受け止めてクールダウンする位置に置いて欲しかった。
この場所じゃないと楽曲みずからが語っているような気がする。
1984年の初発売時では以下の順番。

A面
魔法の瞳
夏のペーパーバック
木の葉のスケッチ
恋のナックルボール
銀色のジェット

B面
1969年のドラッグレース
ガラス壜の中の船
ペパーミント・ブルー
レイクサイド ストーリー
(楽曲の並びも音楽の流れも自然で結晶化しているように思う)

それにしても松本隆の作詞がなければこの世界観はつくれなかったと思う。
切なさ、甘酸っぱさは完結感のないコード進行で。
(同じメロディーをメジャー6、メジャー7でなぞると翳りやまどろみが顔を出す。D→Dmaj7 →Dmaj6→ D。うつむいたり上を向いたりしながら会話を続けるような時間軸の揺らぎを感じさせる。キーは違うけどベッツイ&クリスの「白い色は恋人の色」もこのパターンじゃなかったけ?)

人の感情を風景や情感の動きに投影(比喩、代弁)させる松本節。
特にイーチタイムでは内省的な歌詞が散りばめられている。
「冬の色の風に吹かれた落ち葉たちが通りを走っていく…」(木の葉のスケッチ)
「羽撃くのを止めれば墜ちること青空舞う鳥さえ識っているさ…」(銀色のジェット)
(音だけではわからない漢字の当て方もそうだけど)
この翳りがたまらない。

声もそう。
(カラオケで歌うと聞き映えがしないのは技術的に難しいから)
2枚のアルバムの楽曲は
大滝詠一以外が歌うと借り物のようになってしまうのは
世界観のチューニングが絶妙なんだろうと思う。
分厚く波のように押し寄せるソフトな声が楽曲の情景を描く。
声の圧力で空気を押し出す感覚で歌わないと
軽めのリゾートソングになってしまうんだろうと思う。
キーも重要。特定の調性は固有のイメージを持っている。
(開放的で漂う感じはEとかD、Aだよね)
大滝さんの歌いやすいキーがたまたま南を示しているんだね。

大滝さんは、数年前に突発的な事故(病気?)で亡くなられた。
それ以後、新たな音源の発売はないだろうと思っていたら
2019年3月21日にライブが出た!
1983年の西武球場でのコンサートである。
(ロングバケーションから「イーチタイム」発売までの黄金の隙間である)


NIAGARA CONCERT '83(初回生産限定盤)

「夢で逢えたら」から「カナリア諸島にて」までの最初の5曲は
新日本フィルによるオーケストラ演奏でいわば「ナイアガラソングブック」のライブ仕様。

大滝詠一の歌は6曲目の「オリーブの午后」で始まる。
ライブならではのバックの適度な音の隙間。
大滝さんも緊張気味のようにも思われるが
レイドバック感がかえって心地よい。
薬師丸ひろ子に提供した楽曲、森進一に提供した楽曲と続いて
聴き手の体温があたたまったところで
「恋するカレン」のイントロ、そして鼻歌のようなヴォーカル。
(風呂に入るとカレンを歌いたくなる♪)
波に漂う感覚に包まれる。
最後は「君は天然色」に浸れる。
それだけでも満足。

ところでマニアックな話をひとつ。
「君は天然色」ひとつとってもこれだけの解析がなされているということ。
http://soundsconf.jugem.jp/?eid=688
http://soundsconf.jugem.jp/?eid=689
http://soundsconf.jugem.jp/?eid=690

初めて聴いたときに3連符の刻みがバックと声で交互にあるところが新鮮だった。
(この曲、カラオケで歌うには手強いよ。リズムを追うのではなく正確なリズムを持ったうえでグルーブしていく感覚が必要。三連符の刻みはアクセントを強めに)
同じメロディにシックスやセブンスの和音を出し入れして繰り返しの単調さを避けていること、
歌詞の気分と一体となって次の展開を先取るコード進行など
プロの技と思った。
理屈はわからなくてもみんなそう感じていたのではないか。
そして明るい曲想にもかかわらず
作詞家の個人的な思いが込められた哀しい曲かもしれないのである。

こんなこと知らなくても
耳に心地よかったり
変化を感じて歌うときはリズムを変えていたりと。
でも、作り手の思いは感じていたい。

聴いている間も聴き終わったあとも
幸福感に包まれた。
限定版仕様では2枚目がオールディズの楽曲(ライブ)になっていて
これがまた愉しい。

久しぶりにアルコールが飲みたくなって
ゆこうとチーズのビスコッティをあてに貯蔵している宮城峡12年を飲んだ。
(ナイアガラだからニッカなら余市ではなく宮城峡、スコッチならバランタイン12年などがいいよね。ハイボールならバランタイン12年かな)
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溝の劣化のない盤を保存しているので
ソニーにあるアナログマスターが劣化したら
メーカーに貸し出しますよ。
(ロングバケーショ、コンプリート・イーチタイムも初回プレス)
でも、この2枚を聴いていると
3枚目は出せなかっただろうな、出す必要がなかったなとも感じた。
人生のそのときでないと刻めない時間がある。
大滝さんが奇跡のような2枚を遺してくれたのだ。


追記
「君は天然色」を初めて聴いたときの違和感を思い出した。
覚えやすくていいメロディーなんだけど単調な感じ。
それが全音下げたサビ(想い出はモノクローム…♪でE→Dとなったらしい)だったのかと。
冒頭メロディ(くちびるつんととがらせて…)と同じだから単調な印象を受ける。
その直前(今より眩しい…の最後の音がそのまま滑り込むので自然な感じはある。レガートでそのままつないでもあり得るような)
ところがイントロ(E)がサビを先取りしているので(同じコード進行なので)
サビはそこへ行くものと耳が期待していたのだ。
なるほど…。
オケ録りの後だったので苦肉の策で下げたらしい。
サビだけを下げた原因は歌いにくさだったよう。
(何らかのエフェクト=ピッチ下げをかけた)

ぼくが聴く限り、ピッチ下げのタイミングが3回ともすべて違うように聞こえる。
(サビに入ってからピッチダウンするのが2回目、3回目は一小節前、初回は一拍前? いずれにしてもピッチダウンの弊害で音が籠もるのは同じ。いつかオリジナルの全音下げをしない歌を聴いてみたい。山下達郎さんがやってくれないかな)
そんなことも含めてA LONG VACATIONは愛おしいし
大滝さん亡きあとも人々の胸に生き続けるんだろうな。
posted by 平井 吉信 at 23:27| Comment(0) | 音楽

比べることなく無目的でいる


誰かにいい、悪いと言われるために生きているのではない。
「幸福」とは自分のモノサシで生きること。
いや、モノサシという表現もちがう気がする。
それが比較の基準になってしまうから。

「VS東京」というフレーズを徳島県は広告塔にしているけれど
幸福感を打ち出していくにはどこかと比較している時点でどうなのかな?


何が起こっても
善悪や評価を付けず受け容れていけばいい。
幸福とは
物質的な欲求が満たされた状態でないことを知っているのに
欲求が満たされなければ不幸と考えてしまう。

瞑想(というより呼吸法)をしてみたらどうかなと思う。
呼吸のみに意識を集中させる数分を毎日持つこと。
大脳生理学や心理学からその意味付け(利点)はできるだろうけど。
幸福とは比べないこと、無目的に生きること。

風が吹いて枝が揺れたり
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野に咲く花の存在に気付いたり
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水の音や水面のきらめき、
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海の香りにときめいたりできる。
海、山、川が身近にあって(それも全国有数の質で)
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(↑県庁から半時間少々でこんな場所があるよ)
太平洋から紀伊水道、瀬戸内(鳴門)まであって
野菜、根菜、葉物、魚介、肉が万遍なく揃っていて
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京阪神に日帰りのアクセスができる徳島とは
いったいどんな県だろう。

徳島の強みを活かす政策は何かを考える前に
徳島の強みを感じる人々が増えること。
何のために…という目的がなく綴っているるブログだけど。

(野菜と肉の蒸し調理、自家製ドレッシングで朝採れの野菜を食べるなんて徳島では普通です)
posted by 平井 吉信 at 21:27| Comment(0) | 生きる

2019年04月20日

4月20日のソメイヨシノ


早いときは4月第1週で散ってしまうこともあった。
それが今年は4月20日の時点でソメイヨシノがまだ咲いている。
ヤマザクラや大島桜のように花の時期に葉が付いているのが好きだが
咲き始めにはなかった若葉が芽吹いてえもいわれぬ風情。
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(フジX-T30+ミノルタnewMD85mmF2→ f4〜5.6、撮影/小松島市役所)

少し色合いがマゼンタがかっているが、80年代のミノルタのポートレートレンズは花のある中景をほどよく写す。コントラストはコーティングの経年変化が少ないのか近年のレンズと遜色ない。繊細な写りというよりは太くはっきりと映し出す傾向(F4より絞った場合)。5群6枚で少ないレンズ枚数から来る抜けの良さ、非球面を使っていないことでの素直な画質が身上。開放近くだと適度な雰囲気感が出る。ただし寄れないのが難点。繊細なポートレートなら各社のF1.4がいいと思うけど掌に収まるほど小さいのが取り柄。
タグ: ミノルタ
posted by 平井 吉信 at 15:24| Comment(0) | 山、川、海、山野草

2019年04月19日

すみれ


山沿いの道ばたですみれが咲いている光景を見かける。
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それがまだ小さくて高さ2〜3センチといったところ。
カメラは地面に置いている。
多少長めのレンズで距離を取るのは背景を浮かび上がらせたいからではなく
すみれたちに脅威を感じさせないため。
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すみれがよそゆきにしてほしいというので。
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(ディズニー調で)


(追記)機材について
フジX-T30+タムロンSP90mmF2.5→ f5.6〜8。このレンズはピントの山が掴みにくいけれどやわらかい描写をする。色再現性はややおとなしい。コーティングの経年変化かもしれない。
フジ純正では、XF35mmF1.4 Rで7割の写真を撮っている。残り3割をXF14mmF2.8 R、XF18-55mmF2.8-4 R LM OISを使う。このブログでも数少ないレンズで十分。この3本の組み合わせは比較的廉価でありながら応用範囲が広い。山野草、人、海、山、川。まち、料理を中心に撮られる方なら使いやすいと思う。
長めのレンズは、ミノルタ、タムロンの80年代のレンズを使っている。
AFとさらに長い焦点が必要なときはニコンD7200+AF-S NIKKOR 70-200mm f/4G ED VRの組み合わせ(望遠専用にしている)



タグ:ミノルタ
posted by 平井 吉信 at 23:49| Comment(0) | 山、川、海、山野草

2019年04月14日

「天下御免」の平賀源内 平成から令和へ何をつぶやく

耳に離れない旋律があって
その音楽を聴くととても愉快な気分になれる。
貴重な音源がYouTubeに残されていた。
https://www.youtube.com/watch?v=LIWc-XL0EcM

ご存知の方はいらっしゃるだろうか。
大河が始まる前のNHKの時代劇「天下御免」。
平賀源内を主役に跳んでいる昭和のテレビ時代劇。
平賀源内は讃岐が生んだスーパースター。
龍馬も好きだけど、もしかしたらそれ以上にファンかもしれん(個人的に)。
ふたりとも目先のことなど考えていない。
それなのに民衆の気持ちに寄り添って行動する。
源内は、土曜の丑の日にウナギのプロモーションを行って
それが今日まで定着する(夏がウナギの旬というわけではないよ)。
「天下御免」の番組ではねずみ取り器を発明して「チュートレール」と名付けたり。
(エレキテルは誰でも知っているよね)
その後継者が小林製薬である(と言ってしまおう)。

幸いにも主演の山口崇さん自らが録画していたテープが世界に唯一現存するものらしい。
(NHKにも残されていないとは…)
その第1話をご覧いただける。
気分が落ち込んでいる人、心が晴れない人はご覧になられてみては?
https://www.youtube.com/watch?v=qNVGikGiA4w

ぼくは最終回が目に浮かぶ。
出血した親友の右京介の止血をした白い布を広げてみれば
白地に赤い日の丸。これを国旗にしよう、と言っていた記憶がある(劇中)。
(右とか左とかじゃない。番組には自由な風が吹いていて心地よかったよ、子ども心にも)

出演していた俳優の顔ぶれ、ユーモアと自由な風が横溢している。
(70年代最高のエンターテインメントではないだろうか)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%A9%E4%B8%8B%E5%BE%A1%E5%85%8D
(源内は山口崇さんがはまり役だね)


金毘羅船々追風に帆かけてシュラシュシュシュ
まわれば 四国は讃州那珂の郡
象頭山 金毘羅大権現 一度まわれば♪
https://www.youtube.com/watch?v=aOyk0iwF6Oo

数少ない家族の泊まり旅行が琴平であったことを思い出した。
旅館の2階から川が真下に見えた記憶がある。
http://soratoumi2.sblo.jp/article/64208508.html


もし平賀源内がタイムスリップして現れたらどう言うだろう。
スマートフォンをかざして元号発表を待ち受ける場面に
「つまらん、実につまらん」とつぶやいているではないか。
彼にその理由を聞いてみると
(スマートフォンを見ても一瞬に何を行っているかわかるのは江戸時代の人ととは思えん)
将来に不安を抱えている人々が暴動を起こさないよう
上から諭して和を持って貴しとなせ、と言われているようなものだろう。
いまこの国に必要なのは尽きることのない豊かな発想力、行動力だ。
やればできる!
一人ひとりが覚悟を決めて人生を愉しめばいいよ。
それがこの国をいきいきとさせる、政治家や官僚に任せてはいけないよ。
未来をつくるのはあなたがたの意志だよと。

いつの時代でも
平均的なものが正常という考え方で均質化を求めるのは
多様性を排除する力学。
失敗者を容赦なく批判する時代が令和であるなら
実につまらない。
幸福とは、平均的な考え方や
他人との比較のなかには決してない。
自分が定義すればいい。

源内さんにそう言われたので伝えておきましたよ。

志度に記念館がある。行ってみたいな。
http://ew.sanuki.ne.jp/gennai/index.html


追記
平賀源内の著書でないけどKindleユーザーは無料で読めるよ
平賀源内捕物帳 萩寺の女

万葉集は好きだけど、「令和」という元号には
国民や地域が主人公という匂いがしない。
一人ひとりが生ききるしかないね。
タグ:政治経済
posted by 平井 吉信 at 11:37| Comment(0) | 生きる

2019年04月13日

イチゲちゃんの写真、もっと見たいといわれるなら


スプリングエフェメラル(春植物)が地上に現れる頃、
その芽吹きのたたずまいが初々しくもたくましく
見てみたいと思う人が後を立たない。
植物は自分を愛でる人に何か恩返しをしているのかもしれない。

さて、阿讃国境の谷間へと再びやってきた。
何度も説明は読みたくないでしょうから
写真だけでいいですか?
(といいながら話している)

最初は頼りなげで
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健康に良さそうだけどおそらく食べない方がいいだろうという植物があって(名前不詳)
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谷沿いの散策路を進む
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今年はこの植物が豊作のよう
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歩いていてこんな美少女を目が合ったらどうしますか
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光を浴びてはしゃいでいるようにも
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群れている
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早春のまだ冬の表情の空が樹間から降り注ぐ
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ソロになって
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群れている
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ユキワリイチゲの仲間 葉っぱが似ているニリンソウ
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猫の目のようにきまぐれ
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グランドキャニオン、のような地形
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広葉樹の保水力、土壌の固着力はデータでなく実感できる
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イチゲちゃん
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野に咲いてこそユキワリイチゲ
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人間の目には見えなくてもスプリング・エフェメラルなのだ。
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posted by 平井 吉信 at 23:46| Comment(0) | 山、川、海、山野草

醍醐寺(徳島市)の桜


醍醐寺は勝浦川下流の左岸に位置する。
桜の並びと夜の照明が妖艶な夜桜の名所である。

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夜になればこんな感じ。
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(誰もおらずひっそりとしているのがいい。都会だとこうはいかない)

その対岸、つまり勝浦川右岸の沖野地区に
みごとなしだれ桜があった。
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これは2017年に撮影したもの。
ところが2018年に長年桜の世話をされてきたおじいさんが亡くなられたそう。
今年(2019年)見に行って驚いたのは
桜が百年は歳を取ったかと思われるほど
痩せて老いさらばえてしまった。
その痛々しさにレンズを向けることができなかった。
桜はおじいさんの死を嘆き悼んでいるとしか思えないのだ。




posted by 平井 吉信 at 20:51| Comment(0) | 山、川、海、山野草

2019年04月10日

大宮八幡神社と裏山の散策路(勝浦町)

勝浦町内はどこも桜が咲いている。
今回は道の駅のある南岸を通らずに北岸を通ることにした。
河畔の桜に目を留める。
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印象的な石段が目に飛び込んできた。神社に続いているようだ。
興味をそそられて階段を上がっていくと徐々に桜が見えてきた。
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上がりきると桜の並木道の参道があり、その奥にさらに石段がある
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2度目の石段を上がり終えると境内に出た(大宮八幡神社)
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神社の隣に神宮寺という寺がある
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神宮寺の境内を抜けて山へと上がる散策路を行ってみる
88箇所を模した石仏が次々と現れる
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散策路は快適
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ほとんど誰も来ない場所で桜が咲いている
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現実感のある石像は弘法大師ではないか
(ぼくは空海に格別の親近感を覚えるので像に触れてしまう。長い年月を経てどんな思いでここに鎮座されているのか)
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周囲が開けて谷に面した地形が現れた。ここでは誰もが立ち止まるだろう。そこにも印象的な桜があった
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ここでお昼を食べることにした
手作りの握り飯は旨い塩を少量振ってお椀で転がして整形したもの。
こうすると、手で握らないので雑菌の繁殖を防ぎつつ、ふわっと口のなかで崩れる加減が再現できる。
自家製の梅干しを入れてあぶった海苔で巻いてみた。
(あまりにおいしくて叫びそうであった。おかずがあるとかえって米粒の魅力が引き立たない。これにバナナがあると申し分なかった。途中のローソンでANA輸入のバナナを買っておけばよかった)
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足元には春の七草のひとつ、ゴギョウ(ハハコグサ)
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近くには風に揺れる薄紫の小さな花
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さらにはスミレ。特に名前のつかない「スミレ」ではないか。
この個体は特に美しい。
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今回はフジのX-T30で撮影している。
第4世代のセンサー+画像エンジンだが
第3世代から大きく進化している。
ファインダーを覗いていても画の自然さが伝わってくる。
AFも別物でさっと正確に合焦する。
シャッターはストロークが短く歪みが減少したとされる電子シャッターは常用できる。
プロネガスタンダードという色を選んでいるが、実物を彷彿させる。
これまでのフジが苦手としていた紫の再現性が明るくなりすぎず自然。
緑もつくりものの鮮やかさではなく自然の深みを再現できるなど向上。
とにかく絵の深みと自然さが違う(比較対象はX-T2=第3世代の画像エンジン)



さらに行くと山頂に着いた。
帰宅して「電子国土」で見ると115メートル峰のようだ(名前はない)
屋根の着いた展望台がある
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山頂と北面にも桜が連なっている
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ここにもお大師様の立像。なつかしいと感じてしまう
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八十八箇所の石仏を見ながら南へと降りていく。
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さきほど握り飯を食べた場所が谷の対岸に見える。
ここも開けていて春の山野草であふれている。
これはキランソウ。
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桜ごしに勝浦川が低い場所に見えるようになってきた。
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玉虫(ヤマトタマムシ)の死骸を見つけた。エノキが近くにあるのだろうか。
死してなお輝く孔明のようだ
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山頂経由で谷を一周して神宮寺に戻ってきた。
距離はないが、のどかで心身が新緑を浴びて満たされる散策路。
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大宮八幡神社の境内で再び桜と対面。
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神社の石段を降りると桜並木が迎えてくれた。
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最後にこの1枚。X-T30(設定:プロネガスタンダード)で撮影。
忠実な色彩でありながら美しいと思える何か(真善美)を体現している。
カシオが1995年にデジカメを世に問うて二十数年、色彩はここまで辿り着いた。
https://www.itmedia.co.jp/news/articles/1805/19/news012.html

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posted by 平井 吉信 at 23:11| Comment(0) | 山、川、海、山野草