2018年11月18日

秋の桜 田んぼに咲いた 羽ノ浦町のコスモス 

D7N_2675-1.jpgD7N_2672-1.jpgD7N_2623-1.jpgD7N_2660-1.jpgD7N_2620-1.jpgD7N_2615-1.jpgD7N_2609-1.jpgD7N_2587-1.jpg
D7N_2585-1.jpg
DSFT9698-1.jpg
このみちはいつか来た道―。
コスモスのはなやいだ時間はどこまで続いていくだろう。

(ニコンD7200+AF-S NIKKOR 70-200mm f/4G ED VR、フジX-T2+XF35mmF1.4 R)
posted by 平井 吉信 at 22:37| Comment(0) | 山、川、海、山野草

四万十川 中村から岩間まで 書きたいことがありすぎて

四万十川―。
書きたいことがありすぎて。

NHKが打ち出した「日本最後の清流」の頃から通っている。
当時は高速道路もなくコ島から10時間近くかかった。
四万十川がもっとも四万十川らしいのは
穿入蛇行を繰り返す中流から下流にかけて。
昭和、大正、十和(いずれも現在は四万十町)の鉄道沿線と
江川崎(日本で一番熱い気温の場所)からくるりと向きを変えて
中村をめざす下流域。

なかでも江川崎から下流はいまも「日本最後の清流」である。
川エビ(テナガエビ)、アユ、ウナギ、ゴリ、モクズガニをねらう専業の川漁師の存在、
小さな谷筋まで黄色い腹のウナギが上る。
沈下橋をはるかに水没させる洪水もときどきあるけれど、
川面を行き交う夢幻の羽色の野鳥、
夏の夜の火振り漁の松明、
沈下橋を渡る花嫁行列。

南国の暮らしは川とともにある。
川は変わることなく山裾を洗って悠然と流れる。
人の世の桃源郷と自然の深沈としたたたずまいが
20代の青年の心を捉えて放さなかったのである。

下流は依然として旅の難所である。
全長200km級の日本の川で下流に平野をつくらないのは
島根の江川(ごうがわ、ごうのがわ、全長194km)と四万十川(全長196km)ぐらいである。
(吉野川は194kmだがコ島平野を擁しそこから産する藍が地域経済を潤した)
流れが緩やかであること、
途中に盆地(三次、窪川)があって経済の中心地となっている点も共通である。

四万十川でも江川崎(合併前の西土佐村の中心)から中村(旧中村市の中心)までは
崖崩れが頻繁に起こる区間であり、産業用の大型車の通行も多い。
特に口屋内などの集落を通る際に気を使う。
(といっても全国から集まる長期の連休以外はさほど混むことはない。渋滞が起こるとしたら離合渋滞である)離合が苦手な都市部の人は車で来ないほうがいい。
鉄道は通っていないので、高知西南交通の路線バスを使うのがいい。
http://www.kochi-seinan.co.jp/obj/pdf/local_ekawasaki_shimoda.pdf

いまでも桃源郷のはずだが人々は立ち止まらない。
流域の人口減少はとまることなく
専業の川漁師もいまはいらっしゃるかどうか、
四万十川に憧れて移住された方も定住されているかどうか、
人生も呑み込んで川は流れていく。

11月の晴れた日、中村から江川崎経由で窪川をめざそう。
国道56号線を通過しないて四辺形の三辺を行くコースである。
そういえばこの日は難所の窪川越えにバイパスが開通する日だった。
(江川崎をめざしたため開通日に通ることはできんかった)
このバイパスの開通は地元に歓迎される。
国道56号線の高知〜四万十間でもっとも難所だから。
→ 片坂バイパス

まずは、中村の郊外にある四万十川最長の沈下橋、
佐田(さだ)の沈下橋。
まだ川霧が残る時間である。
※沈下橋=ちんかばし、は洪水時に水没する橋。水の抵抗を少なくするため欄干はなく橋桁も水流を極力受けないようにしている。対岸を最短距離でつなぐため地域住民に使い勝手の良い橋。徳島では潜水橋=せんすいきょう、と呼ぶ


沈下橋へ降りていく道に駐車場とトイレがあるので
そこにクルマを置いて歩いてみよう。
このところ雨が降っておらず秋の渇水期で水深は浅い。
DSCF7183-1.jpg

DSCF7181-2.jpg

DSCF7176-1.jpg

佐田の沈下橋を渡り終えて振り返る。
目の前の流れは傍流で本筋は対岸にある。
DSCF7179-1.jpg

次に三里沈下橋。佐田からクルマで5分程度の場所にある。
DSCF7192-1.jpg

沈下橋を遊覧船(屋形船という)がくぐっていく姿がよく見られる。
土佐の小京都といわれた中村ならではの川遊び。
DSCF7189-1.jpg

高瀬沈下橋
周辺はイノシシが出没しそうだ。大河の下流とは思えない静けさ。
DSCF7192-1.jpg

勝間沈下橋
橋下流の奇岩、静謐の水を湛えた四万十の流れが悠久を感じさせる。
DSCF7194.jpg

DSCF7211-1.jpg

DSCF7204-1.jpg

山水画のような空気は大河と山がつくりだしているもの
DSFT0011-1.jpg

橋から上流をみれば、山裾(河畔林)を川が洗う。
山と川から恩恵と洪水の両方をいただきながら
生きていける場所を見つけて人が住んでいる。
それが南四国のヒトと川。
DSFT0019-1.jpg

釣りバカ日誌のロケがあったと
DSFT0008-1.jpg

静かな川面の奥行きは絵画のよう。小舟を漕ぎ出してみれば…
DSFT0032.jpg

四万十川は中流域よりも下流域が水質がいい。
人口負荷が少ない地域を流れることで水生生物等による自浄作用が優るうえ
流れ込む清冽な支流、山の湧き水があるためである。
200km級の大河の下流ではもっとも水質が良いだろう。
下流域では人口密集地を流れる支川の影響のある仁淀川を上回る。
DSFT9995-1.jpg

川好きが集まるのは口屋内(くちやない)の集落。
ここから四万十川随一の支流「黒尊川」をたどることもできる。
口屋内沈下橋は老朽化のため落橋の怖れがあり通行止めが長く続いている。
(昭和30年竣工で60年以上経過)
自治体も予算が厳しいのだろうが…。
DSFT0047-1.jpg

DSCF7225-1.jpg

民宿が置いたオブジェにはこう書いてある。
「四万十川ひとつ残せず私たちの存在する意味はあるのだろうか」
DSCF7227.jpg

お堂があり、そこから川を見下ろせる
DSCF7231.jpg

DSCF7233-1.jpg

DSFT0059-1.jpg

次は四万十川のポスターでおなじみの場所、岩間の沈下橋。
四万十川が大きく蛇行しそこに架かる沈下橋として人気がある。
DSCF7236-1.jpg

ところが、橋の一部がない。
DSFT0068-1.jpg

DSFT0072.jpg

調べてみると橋脚の老朽化が原因のようだ。
修復には多額の費用が必要なため
市ではふるさと納税型のクラウドファンディングを募っている。
https://www.furusato-tax.jp/feature/detail/39210/2439


在りし日の岩間沈下橋を載せておこう(2008年夏、2016年春)
川下りの最中でカヌーを岸に停めてここから飛び降りたことがある。
DSC_9145_1.jpg

DSCF0470-1.jpg

晴れた秋空を映す四万十川。
でも五月の風が若葉をそよがす季節がもっとも好きだ。

四万十川は江川崎から予土線沿いに進むことになる(続く)
タグ:四万十川
posted by 平井 吉信 at 13:24| Comment(0) | 山、川、海、山野草

2018年11月13日

大砂海岸の夕暮れ 一目見し 人の眉引き 思ほゆるかも


暮れゆく晩秋の日曜日、
本を読むつもりでゆっくりとしているうちに夕暮れを迎えた。
ひねもすのたりのたりかなの海は夕暮れの蒼と紅をない交ぜにして
打ち寄せる波を染める。
DSFT9935-1.jpg

夏の日の大砂海岸、紫外線を水面から反射して熱帯魚の岩礁まで光を届ける。
沖合の島まで泳ぐのがここでの水遊びの日課だった。
DSFT4191.jpg

いまは晩秋。海岸の色彩が少ない季節、さらに彩度が落ちる夕刻に浮かび上がる岩場の花
DSFT9818-1.jpg

DSFT9949-1.jpg

渚の左手に石積みの突堤があり
夜釣りの釣り人の灯火がちらほら見えるようになった。

大伴家持だったか、
女性の眉のような月、と表した。
天文薄明の三日月は地球の黎明を感じる。
DSFT9935-2.jpg

また月曜からの一週間が始まる。
仕事は大歓迎なので月曜日もブルーではないけれど
(仕事も人生も自然体でいい。それが愉しむことにつながる)
さりとてゆったりと流れる日曜の夕刻をたゆたう。
人生のはざまの休日は急がない。ただ流れていく。
DSFT9957-1.jpg
posted by 平井 吉信 at 21:29| Comment(0) | 山、川、海、山野草

ナカガワノギクの咲いていた河畔 ウメバチソウの咲く小川


世界で那賀川の中流域でしか見かけない稀少な野菊である。
いつも晩秋はこの花を見に行くのだが、今年は時間がない。
しかしこの近隣を仕事で通過することがあって
そのときに見ることができた。急ぎ足ではあったけど。

DSFT9596-1.jpg

DSFT9588-1.jpg

DSFT9687-1.jpg

DSFT9638-1.jpg

DSFT9673-1.jpg

DSFT9680-1.jpg

ナカガワノギクについては徳島県立博物館がわかりやすい。
http://www.museum.tokushima-ec.ed.jp/ogawa/nakagawanogiku/default.htm

付近にはリンドウもある。
DSFT9625-1.jpg

河原といっても水が流れて湧き出すような地形があり
そんな湿潤な地形に好んで自生するのがウメバチソウ。
UFOのような造形だが、
シコクバイカオウレンにも似た雰囲気を持つ楚々とした山野草。
DSFT9599-1.jpg

DSFT9618-1.jpg

DSFT9548-1.jpg

DSFT9663-1.jpg

ウメバチソウはフジX-T2+XF35mmF1.4 R(中間リング付)の手持ちで撮影している。
直径1センチぐらいの小さな花弁だから。
posted by 平井 吉信 at 21:05| Comment(0) | 山、川、海、山野草

2018年11月09日

シフォンとビスコッティの店howatto 徳島市内で毎週金曜日に店びらき


このブログをお読みの方にはスイーツがお好きな方がいらっしゃるだろう。
スイーツのなかでシフォンケーキという分野は
これまで主役になりきれていない感じがあった。
SNSで見映えがしないし、見た目の素朴さとは裏腹につくるのに手間がかかる。
素材への理解と作り方の両面に科学と感性のひらめきが必要。
おいしいおむすび、卵焼き、みそ汁にも通じる難しさがあるのだ。

そのシフォンケーキを一段高いところに引き上げた女性の菓子職人が店をひらいた。
howatto(ほわっと)の伊豆田裕美さん。
https://howatto.jp/
https://howatto.jp/blog/
DSCF7040-2.jpg

場所は四国放送社屋の裏手、
建築設計事務所の1階を間借りして金曜日のみに営業するという。
動物園跡地に面した裏通りで
クルマは店前に軽自動車なら3台、大きなクルマは1台程度停められる。
DSCF7007-1.jpg

2018年11月9日(金)〜以後毎金曜日
場所:徳島市中徳島町2丁目38番地 炭谷建築設計事務所1F
営業:毎週金曜日 12:00-18:00

DSCF7008-1.jpg
howattoのつくる菓子はすでに催事販売で引っ張りだこで
香川県や愛知県にも依頼を受けて出店されている。
徳島市沖浜のナガヤでも毎月1回土曜日に販売されている。

howattoのシフォンケーキは最初の一口から驚きが待っている。
閉じ込められていた卵や果実のおいしさが
その見かけ以上にふんわりとした食感から
素材の持つまろやかさや甘さが豊潤かつ上品に現れて
跡形もなく消えていく消失感。
そのきわみがプレーンのシフォン(商品名:新鮮卵と牛乳のシフォン)
10321_PB087099-1.jpg

10322_PB087096-1.jpg

DSFT7351-1.jpg

彼女いわく
「鶏の食欲が落ちる夏場の卵の風味と春先ではこくが違います。シフォンにも風味の変化が現れます」。
素材を味わうとはそういうこと。
プレーンのシフォンにはベーキングパウダーも塩も使われていない。
小麦粉は香川県産を中心に数種類をブレンドされているとのこと。
素材を選んで引き算することと、工程(手技)とが相まって
こくがありながら、口当たりの良い風味が実現するのだろう。
離乳食や高齢者のおやつにと買っていく人もいるようだ。
「少しブランクがあって感覚を忘れるとシフォンの再現が難しくなります」とも。
機械で量産するのは難しいようだ。

さらに季節の素材を加えたシフォンではプレーンとは別の世界を描ききる。
定番商品にフレーバーや見た目で変化を付けただけの派生品ではなく
別の価値(おいしさ)を提案している。
例えば、いちご系のシフォンを冷やしてみると
いちごの甘酸っぱさが閉じ込められて
果実の香りと酸味が
シフォンを土台に冷菓のようにしっとりひたひたと口に溶けていく。

個々の風味が際立ちすぎると奥行きがなくなり
埋没するとぼやけた風味となる。
素材の宝庫徳島で素材選びに始まりそのブレンド(立ち位置)を決める感性と
量産が困難で大手が参入しにくい手作業の焼き菓子を扱っていながら
描いたとおりに仕上げられる技術を持っている。
だから彼女のファンは、howattoなら季節の素材をどんなふうに仕立てるのだろう、
という期待感があるという。

DSCF7014-1.jpg

これまでに販売されたシフォンケーキをみれば素材の使いこなしの妙がうかがえる。
・栗とエスプレッソのシフォンケーキ
・黄金桃とヨーグルトのシフォンケーキ
・甘夏と大吟醸のシフォンケーキ
・いちごと金柑のシフォンケーキ
・ブルーベリーとヨーグルトのシフォンケーキ
・ゆこうのシフォンケーキ

上勝町特産のゆこう和製レモンとも呼ばれる鮮烈でいてまろやかな風味は徳島にしかないもの。ぼくは晩秋から春先にかけてゆこうの果汁を搾って毎日飲んでいる。個人的には香酸柑橘の王様と思っている)
DSFT9319-1.jpg

素材はほとんどが地元産で(近所で採れるものがほとんどだとか。ゆこうは上勝産、いちごは徳島市南部の生産者、桃は岡山の生産者から直接取り寄せているらしい) 
選んだ素材を最適な調理で下ごしらえをしてシフォンケーキと合わせる。
DSCF7067-1.jpg
プレーンのシフォンケーキにhowattoの原点があるとしても
旬の素材を使っている商品には季節が感じられる。
(輝く時間は限られているという生命のはかなさ)
そこに感謝していただくのも食の本質的な愉しみ。

DSCF7061-1.jpg

DSCF7065-1.jpg

シフォンケーキと並ぶもうひとつの定番、ビスコッティ
しっかりとした堅さを持った食感に
素材感を満載しながら口の幸福感をつくりあげている。
素材をこの堅さに閉じ込めて歯ごたえと素材を愉しむ菓子というのは
ほかにない世界観(ほわっとだけでなく、かりっともある)。
13692_P7076212-1.jpg

13693_P7036178-1.jpg

DSFT7387-1.jpg
バジルとチーズのビスコッティゆこうとチーズのビスコッティが人気だが、
今回の営業からココアも加わっている。
彼女のビスコッティは、紅茶はもちろんウィスキーと合うおとなの菓子となっている。
ある意味ではシフォンを越える新たな菓子の世界を提示している。

howattoの菓子は専用のクッキングスタジオを借りてつくられている。
菓子メーカーに在籍された経験で菓子づくりの科学的な知見を持ちながらも
素材を活かす感性と、ていねいな作り込みで唯一無二の世界観を見せてくれる。

DSCF7030-2.jpg

やわらかなシフォンとかたいビスコッティの対照性がおもしろい。
howatto ×(感性+技術) = 季節の素材(やわらかいシフォン+かたいビスコッティ)

そして11月9日(金)12時にhowattoはオープン、
以後毎週金曜日のみの営業を開始する。
(11月8日のプレオープンの日に訪問。許可をいただいて撮影)

posted by 平井 吉信 at 10:46| Comment(0) | 食事 食材 食品 おいしさ

2018年11月08日

栗林公園 ミシュラン三つ星の庭園 四季を映す


松山の道後温泉を訪問して高知では北川村「モネの庭」マルモッタンに足を踏み入れた。
香川は栗林公園にしよう。
徳島からの道中ではうどんを食べる。
ここでしか食べられないうどん店があるから。
DSCF6908.jpg

さぬきうどんかどうかはわからないけど
和三盆を使ったやさしく包み込む引き算の風味が
このうえない幸福感をもたらす。
何も入れないかけうどん(350円)でどうぞ。
DSCF6913-1.jpg
野菜天ぷらを追加しても150円。
店主自ら厨房から出て精算を行い
場合によっては出口の戸を開けてくれる。
一流なのはうどんの味だけでない。

高松というのは徳島からもっとも近い他県都である。
それゆえ徳島に住む人にとってハレの地である。
子どもの頃、三越から続く商店街(丸亀町商店街から瓦町駅前まで)を歩くこと、
栗林公園や屋島へ行くことは「よそ行き」(蝶ネクタイをさせられたような記憶が)であった。
(栗林公園には遊園地や動物園があった記憶がある)

栗林公園はミシュラン観光ガイドでは三つ星、
日本を代表する庭園でありながら入園料は410円と手頃。
これが近場にあったらしょっちゅう行くのにと思う。

DSCF6920-1.jpg

DSCF6927-1.jpg

入口近くの建物では英語で上映されていて見入る海外からの旅行者と日本人の子どもの好奇の視線。
DSCF6930-1.jpg

DSCF6950-1.jpg

DSCF6955-1.jpg

DSCF6960-1.jpg

D7N_2447-1.jpg

D7N_2458-1.jpg

D7N_2464-1.jpg

D7N_2469-1.jpg

D7N_2473-1.jpg

D7N_2481-1.jpg

D7N_2489-1.jpg

D7N_2501-1.jpg

D7N_2504-1.jpg

D7N_2505-1.jpg

D7N_2508_1-1.jpg

D7N_2519_1-1.jpg

D7N_2522_1.jpg

DSFT9335-1.jpg

DSFT9367-1.jpg

DSFT9380-2.jpg

DSFT9414-2.jpg

DSFT9471-1.jpg

DSFT9494(1)-2.jpg

栗林公園はじっくりみれば半日はかかる。
早足で2時間で見るにはあまりにも惜しい。
DSFT9436-1.jpg

水と木々と岩の織りなす影が刻一刻変化するとともに
人の歩みもとまるのだから。
高松の宝は四国の宝。
(どこの県が統計で何位なんて意味がない気がする。四国はひとつと改めて思う。徳島は観光で生きていく必要はないから食糧の生産に特化すればいい)


タグ:うどん
posted by 平井 吉信 at 20:53| Comment(0) | 山、川、海、山野草

2018年11月07日

Wink デビュー30周年 愛の喜びが切ないためいきと感謝にあふれて


彼女たちが現役でやっていた頃は聴いていなかった。
それでも相田翔子がテレビ番組の司会をやっていたのを見た記憶があって
アイドルをやっていた頃よりも存在感があると思った。

そのWinkも1988年にデビューして30年が経過するという。
偶然目に止まったYouTubeでの「淋しい熱帯魚」の映像に魅了された。
元の楽曲は1989年だけど
この映像はこの場だけの復活のようだ。
当時より20年後のこの2008年の歌い方がいい。
https://www.youtube.com/watch?v=px-aPbn_scA

それは歌っているふたりが楽曲を愛しみ歌うことを心から楽しんでいるように見えるから。
何度か視線を合わせてほほえみを浮かべる場面が記録されている。
一つひとつの所作に艶がありそれが自然に流れていって微笑みに溶けていく。
アイドルをやっていた頃は過密スケジュールと
次々と押し寄せるタスクにつぶされそうになっていたかもしれない。
それがどうだろう、
「あの人はいま」(現在の生出演)でがっかりを見せられることが多いなかで
むしろ美貌が増しているというか
年齢を重ねてなお可憐、妖艶さが加わって
何をうたっても聴いていたいと思える。

年齢とともに輝きを増す人を尊敬する気持ちが人一倍強い。
年を重ねるのが悪いのではなく年齢を重ねることを甘受して
劣化を気にしなくなるのは生き方が輝いていない、
きっと人生を愉しんでいない。
だからあえていう。
人間、年を取るようではダメ。
生きるって年を取ってはいけない。
(これは終生変わらない信念)

カイリー・ミノーグのカバー曲「愛が止まらない」の当時の映像では
緊張感に裏打ちされたひたむきさ、初々しさが印象的だ。
(左右非対称の振り付けやコスチュームもwinkらしい)
https://www.youtube.com/watch?v=ZItcRV_K268

同じ楽曲だが、初めて1位になったときの心の動きが刻まれている。
(二人にしかわからないことがあるのだろう。生々しいけれど美しくもある)
https://www.youtube.com/watch?v=MMGnK89B8Ak

そうだ、この際Winkを聴いてみようと
CDを買ってみることにした。
2013年の25周年に発売された2枚組だが二人が選曲している
(シングルコレクションよりもこのほうがいいだろう)
https://amzn.to/2F7mQn5

アルバム中では「あなたがドアを開ける夜」が好きだ。
愛の喜びが切ないためいきと感謝にあふれて
楽曲全体がソフトフォーカスのヴェールを帯びる。
その洗練された情感がたまらない(女性の愛らしさが極まった感じ)。

さらにヒット曲のシングル盤(17センチアナログ)まで今年発売されたという。
https://www.hmv.co.jp/artist_Wink_000000000012796/item_%E6%B7%8B%E3%81%97%E3%81%84%E7%86%B1%E5%B8%AF%E9%AD%9A-%E3%80%90%E5%AE%8C%E5%85%A8%E9%99%90%E5%AE%9A%E7%9B%A4%E3%80%91%EF%BC%887%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%81%E3%82%B7%E3%83%B3%E3%82%B0%E3%83%AB%E3%83%AC%E3%82%B3%E3%83%BC%E3%83%89%EF%BC%89_8587901

久しぶりに聴くと楽曲の品質感が高いし
それに答えるアーティストの力量がある。
当時のWinkのひたむきさもいいが(それも共感できる)
いまのWinkがコンサートをしたら、見に行きたいと思う。

posted by 平井 吉信 at 01:27| Comment(0) | 音楽