2018年06月24日

庭のキキョウ 初開花から一週間で満開


快晴の朝、ゆっくりと起き出して
ダージリンの紅茶と大洲で買ってきた志ぐれをいただいた。

満ち足りて庭に出てみた。
自宅の庭は何の手入れもしていないけれど
キキョウが同じ場所に生えてくる。
野菊と競り合いながら(こちらはどちらの味方もしない)
背が大きくなったと思ったら
これまで付けたことがない多くの花。

撮影しようとして足元にいるバッタに気付いた。
幼生のようだが、尾がある。ヤブキリのメスだろうか?
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そこから数歩歩くとカメがいた。
(カエルはいつもいるしまれにヘビもムカデもいる。まちなかですけど)
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マツバボタンも今年初の開花
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今年のキキョウはみごと!
(ニコンD7200+AF-S NIKKOR 70-200mm f/4G ED VR)
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フジX-T2に80年代のタムロン90mm/F2.5を付けてみる
(ミノルタMDマウント用を変換アダプターでフジXマウントに装着。撮影時はf5.6〜f8)
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艶っぽい絵画のようだ。タムロンの銘玉といわれていただけあるね。
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キキョウと書くより桔梗と書いてみたい。
茶室から鹿威しが見えて桔梗が揺れている庭のある家に住んでみたい。

タグ:キキョウ
posted by 平井 吉信 at 12:18| Comment(0) | 家の庭

2018年06月23日

昭和の商品がいまも並ぶ地元のスーパー


新聞を見ると一面、サッカーの絵であふれている。
サッカーの世界選手権が始まり、日本が初戦で勝ったことを翌日の朝刊で知った。
(世事にうとい。でも知っていても見ないだろうな、興味ないから)

すももをたくさんいただいたので
鮮度が落ちぬ間に果実酒にすることとした。
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梅酒をつくった残りのホワイトリカーが少ないので
近所のスーパーに買い出しに出かけた。

スーパーなのに徳島でもっともおいしいと思う農家のトマトが並べられている。
(ぼくは農園まで直接買い付けにさえ行っていたが、近所のスーパーでも買えるので足を運ぶ機会が少なくなってしまった)

この日、ほかに買ったもの。
ああ、それにしても昭和。
(値札が貼ってあることにも注目。背景のロゴとは無関係)。
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このスーパーを見ていると
自分の立ち位置の置き方と経営資源の組み立てが大切とわかる。
IT化の投資は行わず、現場へも人員を配置しないが
価格を下げつつ品揃えは他の同業者と違う。
きっと本部に集中して社内データを解析しているんだろうな。

さて、子どもの遠足の定番といえば、バナナとハイレモン。
ハイレモンはいまでも入手しやすいが
珍しいのはハウス印度カレー。
(ちなみにメタル印度カレーもこの店で手に入る)
CoCo壱番屋のカレーの再現にもっとも近いルーという人もいれば
昭和のカレーの味と評する人もいる。
(近所のスーパーはええなあ→ 近所のスーパーは良いという意味の徳島弁)。

いまだにPHSやブラウン管テレビを使っているぼくはいったいいつの人?
(ポケベルは使っていないよ、念のため。太陽の塔はいまでも好きだよ、念のため)

ついでにこれは知っていますか?
小学校の頃に集めたもので永谷園の「広重 東海道五十三次」。
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箱入セットになっているので懸賞で当たったのかな。
でも、2年前に復活したらしいよ。
http://www.nagatanien.co.jp/cp/tokaido.html


タグ:昭和
posted by 平井 吉信 at 22:50| Comment(0) | くらしとともにあるモノ

水の都西条 うちぬき(自噴水)がまちをつくる


東予は四国でも有数の恵まれた土地である。
災害は少ない、南の背後に山を従えている、
高速道路は四国でもっとも早い時期に出現。
ワーゲンゴルフの高速安定性を試してみたくなって
開通したばかりの三島川之江I.C―土居I.C間を走ったことがある。

西条は霊峰石鎚山を仰ぎ見る水の都。
鉄道ファンには十河信二ゆかりの地。
そして加茂川が運ぶ肥沃な土砂がつくった平野部は一大農産地。
臨海部はいわずとしれた工業地帯。
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まちなかには水が湧き出る。この水を「うちぬき」という。
(市街地の水道料は無料となっているが、床下に湿気がこもりがちという悩みも)。
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そんな西条市の中心部には紺屋町や銀座街という商店街があり
それぞれ地元資本の百貨店があり、嶺北地域からも客が訪れたという。
商店街のアーケード内にはレストラン黒猫や喫茶ドリップのような老舗があった。

黒猫の店内に入ると
王、長嶋、松坂といったプロ野球選手のサイン色紙が壁に並べられている。
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地域の人たちの自慢の洋食店だったのだろう。
ぼくもここで何度か昼をいただいた。
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黒猫から北へ商店街を5分程歩いて紺屋町の北端にドリップがある。
焼きスパゲッティとでもいうべきメニューは地元のソウルフード。

メロンソーダとクリームが先に出てくる。
ここから儀式が始まっている。
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おわかりだろうか。おしぼりを右に敷いてあるのを。
油がたっぷりなので一方に寄せるためにこうする。
(みんなそうしているので意味がわかった)
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これで450円じゃなかったかな?
昭和ではなく8年前のこと(2010年)。

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店内は親子三代が集うユーミンのような喫茶店である。
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どちらの店もいまはない。

西条紺屋町が賑わうのは毎月五日に開催する五日市。
すでに3百回を超えて開かれている。
(写真は再開発を行う前)
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いまは生まれ変わって明るいまちとなっている。
ここまで来るには関係者の並々ならぬ努力があったはず。
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水の都西条で市民の憩いの場となっているのがアクアトピア水系。
数年前に整備された図書館、さらには総合福祉センターがまちなみに映える。
湧き水を集めた水路が流れる。
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ふと思うことがある。
商店街にうちぬきの水を流して生態系を再現できたら
アーケード内を蛍が飛び交うまちになるかもしれない。
(水路をつくるのではなく生態系を再現するのだ)
というのもこのまち、再開発で生まれ変わる前には
商店街の裏に鎮守の森があったのだ。
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水深は子どもの膝まででいい。
曲がりくねって淵を形成し、せせらぎとなって流れる。
一部の区間はコンクリートで浅い水たまりを広げるようにして
子どもたちに足を浸けて遊んでもらえばいい。
(アクアトピア水系で水遊びするのは難しいだろう)
何せここは石鎚山系の伏流水が自噴する。
飲めるような水が自然に湧き出てそのまま流れるので
塩素消毒の必要もなければ循環させる電気代も不要。
ボウフラが発生する恐れもない。
商店も蛍の飛び交う数日だけは明かりを消して行灯が揺れる夜、
…なんて絵になる。

世代を超えて集う店が何店舗かあって
生態系とひとつに溶け合うまちができれば
にぎわいの仕掛けはなくても
ここが好きな人が増え、ここへ来る人が増え
ここで商う人が増え、ここで住む人が増えると思うのだ。
目の前にあるものを磨いて魅せることが大切なんだ。
タグ:西条
posted by 平井 吉信 at 21:48| Comment(0) | まちめぐり

2018年06月17日

モネの庭 今年はじめての青いスイレン 一輪だけのひそかな開花 


前週に続いて室戸岬へ足を伸ばしている。
距離にして優に100kmを超えるけれど
遠出している感覚はない。
(高校の頃は自転車で来ていたのだから)。
あの頃と比べると海沿いの国道55号線は八坂八浜のあたりで道がまっすぐになり
海部川沿いの国道193号線は曲がりくねった細い道や一部未舗装の区間があったのが嘘のよう。
学校の帰りに服のままで泳いでいた女学生も見かけない。

風景は人の心に思い出に働きかけて時間を遡らせる。
あの頃聴いていた音楽がそれを後押しする。
(このブログでも取り上げている「パイナップル」や「ライド・オン・タイム」もそうなのだ)

今回は岬へ回らず室戸市街を抜けて短縮路で。
岬から北川村のモネの庭までまだ約20kmはある。
室戸を折り返して土佐湾をなぞる国道55号線は
岬の東側と異なる砂浜の多い海岸線。
ほどなくモネの庭に到着。
天気予報では晴れとのことだが、雲が多い。

説明は少なめにカメラが捉えたままを並べてみよう。
(フジX-E2+XF18-55mmF2.8-4 R LM OIS)

夫婦岩で休憩していて黄色い花に気付いた
海が近い丘で背を低くしながらも太陽に向かっている
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曇りがちな空を映した睡蓮の池
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空中回廊からギャラリーショップへ入る
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(ここからフジX-T2+XF35mmF1.4 R)

自宅でガーデニングをする人の気持ちがわかる
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曇り空を映す池の鈍色の水もいい
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紫陽花のその花弁と色彩と
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しばらくはモネの模写、園内の木々、植栽を見ながら
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花と花が通じ合っているというか
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これは植栽ではなく自生 なかなか見ることが少ないカキランでは?
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花の庭には噴水と花の饗宴
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何度か園内を回ってエアポケットのようなこの場所にたどりつく
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ショップで並べられている傘がいい(1,944円〜)
雨降りが楽しくなりそうで。買えばよかった。
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(ここからはニコンD7200+AF-S NIKKOR 70-200mm f/4G ED VR)
青いスイレンは1輪だけ咲いていたが曇り空で午後からなのでしぼみかけている。
(ほとんどの人はその存在に気付いていないが)
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水の庭はモネの庭の花形
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鶏が放されていた
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網に掛かった小さな花弁を獲物と勘違いして尻から糸でまきつけるジョロウグモ
モネの庭にはチョウやトンボが多い。農薬の使用を極力控えているからである。
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綿のような花?を付けた樹木
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今度は青いスイレン、青い蜂の夏に来よう。

モネの庭 マルモッタン
―Jardin de Monet Marmottan au Village de Kitagawa
クロードモネ財団からその名称の使用を許可されている。
工業団地になるはずだった村の土地が、
フランスとの交流も実現しつつモネが夢見た庭をつくりあげた。
モネの庭ははるかジャポンの四国の東南部で
人々に幸福をもたらそうと花を咲かせ続けている。

タグ:モネの庭
posted by 平井 吉信 at 17:35| Comment(0) | 山、川、海、山野草

2018年06月14日

梅雨の晴れ間の広々とした青 南阿波サンラインにて


入梅しても本格的な雨とは言えない日々、
それでも快晴となると、洗濯物やら乾かしものやらで。

県南方面での充実した仕事が終わって
夕方、徳島市内での打ち合わせに向かう途中のこと。

透明な青のインクを無造作に流し込んだというか、
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大気圏に閉じ込められた水蒸気の張り詰めた躍動というか、
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牟岐大島の横たわる姿というか、
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車を停めずにはいられなかったのは、
この青のせい。

人もカメラも同じ色を見ていた午後。

(フジX-T2+XF35mmF1.4 R、XF14mmF2.8 R)
posted by 平井 吉信 at 23:24| Comment(0) | 山、川、海、山野草

2018年06月10日

死ねるまで夢を持ち続けんとね いごっそラーメン店長 田所幸衛さん


モネの庭を出たのは終園間際だった。
そのとき、ひらめいた。
昼の営業が終わっている「いごっそラーメン」が
17時に店を開ける時間ではと。

高知県東部で知らない人はいないラーメン店が
北川村にあることは数年前から知っていた。
それもラーメン一筋に生きてきたという業界物語ではなく
54歳で脱サラして奈良で始めたラーメン店が大当たり。
そして数年前に故郷へ戻られたのはおそらく60代半ば。
現在は70代の前半と推察される方。
人口1,200人の北川村で唯一のラーメン店。
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調べてみたら半径2km圏に約1,000人程度の人口しかない。
本来はこんな場所で成り立つ業種ではない。
なお、店の名前が「店長」である。

興味ある人はリンク先をどうぞ。
https://kochi.keizai.biz/headline/156/

動画で見たら、1杯のラーメンにかける気持ちが伝わってくる。
https://www.youtube.com/watch?v=gOU9Cs7xMnc

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ただ、おいしく食べてもらいたい、そして北川村へもっと足を運んでくれたら―。
そのお気持ちがこの店を唯一無二の存在にしているのだろう。
ぼくが入店した直後に京阪神のプレートを付けた車が入ってきた。
ブログでご紹介したくなったのはグルメ紹介でもグルメ体験自慢でもない。
(そもそもグルメではないし、徳島ラーメンを食べたのだって記憶にないぐらい遠い昔。それぐらい普段はラーメンと縁がない)

店内には北川村の写真がずらり。店そのものが郷土愛を語っている
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そんなぼくが滋味深い食品としてラーメンを食べたくなることがある。
ぼくがわざわざ足を運んでいただいたのは次の4店しかない。
相生町の麺屋藤、牟岐町の牟岐55ラーメン、宍喰町のChannel R55(現在は一時休止中)、室戸の両栄美人(山下のおばあちゃん、閉店されたのかも)。
それにしても四国の東南部にはどうしてこんな魅力的なラーメン店があるのだろう。

(以下、本ブログの記事)
→ Channel R55 手延べつけ麺 寒茶 http://soratoumi2.sblo.jp/article/175212301.html
→ 牟岐55ラーメン http://soratoumi2.sblo.jp/article/118378121.html
→ 麺屋藤 http://soratoumi2.sblo.jp/article/59799683.html
→ 両栄美人 http://soratoumi2.sblo.jp/article/183504308.html

店の名物は塩バターラーメン。
ネギともやしがたっぷりの外観。
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野菜の林をかきわけると
麺とチャーシュー(5枚も)が現れる。
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スープの後味が良く量が多いのに胃がもたれない。
写真を手早く撮り終えると(それが作り手への礼儀)
一心不乱に麺を口に運びスープをすする。
厨房に見え隠れする田所さんの後ろ姿から
一期一会と思って一杯のラーメンをつくる姿勢が伝わってきて胸が熱くなる。
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やさしい風味のスープに
バターが溶けてくると
濃厚な幸福感が顔を出して飽きさせない。
そして好みに応じて店主手作りの柚子胡椒を途中から入れていくと
また別の世界へ連れて行ってくれる。
(北川村、馬路村、木頭村は隣接する柚子の名産地である。柚子の香りでは意外にも上勝産がいい)
スープはできるだけ飲み干したいけれど、体調の許す範囲で。

時間の経過とともに食べる人の生理的な体験を計算して
味わいの変化を提供されている。
でも、店は気取らない、さりげない、気配りがあっても気を使わせない。
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食べ終わると身体のバイタルサインが上がったような気がして
次の一週間の元気をもらえる気がした。
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店内に貼られた切り抜き記事には
「死ねるまで夢を持ち続けんとね」との田所さんの言葉が掲載されている。
店もラーメンもInstagramに投稿しようという雰囲気ではない。
そこに田所さんのメッセージがあるよう。
見かけじゃないよ、味だけでもないよ。
わかる人にはわかるけど、大切なものがあるよね。
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それは、店と客の協同作業でつくっていく料理。
実にこの店のメニューも田所さんと常連さんとで作り上げたと聞いた。

今回は「モネの庭 マルモッタン」にやってきたのだけれど
田所さんは地域が元気になればいいと考え、
その先鞭として自分の店を位置づけておられる。
お客さんとともに盛り上げることは、
地域を盛り上げる力に変えることができるのでは?
小さな店ができうるささやかな挑戦、のような誇りさえ感じられる。
ラーメンにも田所さんの姿勢にも心打たれてしまうのだ。
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ここから自宅まで約140kmあるけれど
夕陽の土佐湾を見ながら満ち足りた気分で
(松岡直也を流しながら)
室戸を経由して帰途についた。

追記
「店長」の動画を見て何かお感じになられましたか?
一刻も早くお出ししたい、麺の良い状態で提供したい、
との思いが伝わってくる。
(だから長々と食べる前に撮影してはダメですよ)。

てきぱきとやっているのにバタバタしない。
それは動作にリズムを持って止まる前に制動をかけて
急な動作のなかにもやわらかいつなぎ(時間)を持っていること。

(これはあくまで想像だけど)
もうひとつは、相手を楽しませるパフォーマンスもあるかもしれない。
でも、ぼくが感じるのは
プロフェッショナルは、いつも結果を出さなければならないので
その状況に持って行く儀式を持っているもの。
イチローのルーティンなどスポーツ選手の決まり切った姿勢や習慣もそうである。
この動作をやっていると「無意識」の領域でスイッチが入る。
人の動作でもっとも強くかつ創造的に対応できるのは
「無意識」のときだから。

「できる人」というのは所作に現れる。
(わかる人にはわかるけど、わからない人にはまるで気付かれない)。
「花」がある人は意識してか無意識かは別にして
「所作」「立ち居振る舞い」に、きらめき、艶がある。
それで相手を瞬時に納得させ、賞賛の感情も抱かせるが
安心させたり落ち着かせたりすることもできる。

相手が見る目があると判断したら
「花」を意図的に隠して対応してみる。
そこから相手の反応を見て相手の度量を図ることもできる。
(ぼくはそう思ってときどき実践している)

所作から感情を動かし、感情から成果や共感を導き
さらに所作へ戻っていく。
人が生きていく路はいくつもあれど
路はどこまでも続いていくようだ。
posted by 平井 吉信 at 23:34| Comment(0) | 食事 食材 食品 おいしさ

2018年06月09日

カフェは未知のメニューをひもとく場所


料理の名前を知らない、と書いたら
ほんとうに知らないの?と聞かれた。
(知らないったら知らない。意味がない発音の羅列なので覚えられない。記憶の容量は限られているのに生きていくのに困らない情報は省きたいよ)

ブログの読者から
ラテもコーヒーの新しい飲み方の提案だよ、と教えてもらった。
(忘れないように掌にラテと書いて711に行ったら100円コーヒーにあるではないか)
おそらく2010年より前にはなかったのだろう。低温ジュースやスムージーと同じで。
(うちは10年も前に韓国製の低速回転絞り器を導入しているけど)

ネアンデルタール人は石器をつくって使ったけれど
それが数万年、いや10数万年変わらなかったらしい。

一方でホモ・サピエンスの石器や道具はどんどん進化してネアンデルタール人と共存していた時代では投擲機(飛び道具)まで使っていた。その頃ネアンデルタール人は数百世代前の祖先と同じく槍を持って大型動物に立ち向かっていたらしい。そのため返り討ちに遇って怪我をすることもあり長寿を全うするのはむずかしかったともされる。この差は保守的な性格ということもあるけれど、暮らしている集団の大きさの違いとされている)


いまだにPHSを使っていてケータイを使っていないし
(スマートフォンは実験用に導入したが、目的はレスポンシブWebの確認だけ)
そのWebサイトのデザイン(HTML+CSS)は設置して20年変えていない。
スマートフォンで何の支障もなく見ることができるから。
(デザインを変えてはいけないと思っている。地域の人がなじんだバタ臭いオリジナルパッケージを変更した途端、売上が落ちる、クレームが殺到するのはよくあること)
TVはブラウン管の15インチだし。
そうか、ネアンデルタール人のDNAなのだと気付いた。
(生活習慣は保守的と気付いた)。
そう、ぼくはネアンデルタール人の末裔だったのだ。
だから、ネアンデルタール人のことを「旧人」などと呼ぶと
「違う! ホモ・サピエンス・ネアンデルターレンシス」と訂正したくなる。
(マニアックな話でごめんなさい。要は新人と言いたいだけ)
(だってホモ・サピエンスと混血しているのだから。もしホモ・サピエンスのあなたが5万年前の中東でネアンデルタール人と出会ったなら恋に落ちて小林明子の歌をうたっていたとと思うよ)

ラテ、スムージーなどと言われると
わあ、陳腐化した言葉を避けるマーケティングかと反射的に思ってしまう。
「全然いけてるちょいエスニックテイスト的ふわとろラテっきたああ♪」
と言いながら
視線はずしてカラフルな小物をあしらい
自分を中央からはずすとともに脚が長く写るよう下からあおって
撮影後に美白処理は必須、
おしゃれにネコの髭を描いて、瞳にきらきらを入れたらいいのです、たぶん。
(目を大きくするのもキモですよ、大切なことですから強調しておきます)

そんな「カフェ」ばかりだと
料理も飲み物もそこそこだけど雰囲気を楽しむ場所になってしまう。
ということで、カフェからもっとも遠い存在なのに
怖いもの見たさに行ってしまう好奇心。

このところカフェでどんな音楽がかかるか注目している。
(目の付け所が違うって? でもJASRACは誰のための組織? 作者や演奏家のためになっているのかな?)
ヘイリー・ロレンも数カ所で聞いたが
ナラ・レオンも多い。
カサンドラ・ウィルソン
メロディー・ガルトーの名を挙げる人は気がきいている。
でも聴き飽きないのはナラ・レオン
(雨の午後などに流れていると確かにいい。ぼくもCDを持っているので)

話がそれてしまった。
ここは高知の帯屋町。
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地元の食材を使ったカフェがあってよく利用する。
四万十豚と地元野菜の温野菜のこのメニューの価格はお伝えできない。
(手頃という意味。都市部の人はこの価格を当てることはできないでしょ)。
でも見るからに健康的な感じがする。
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さらに+250円でスイーツと地元高知の緑茶がつく。
高知は実は茶所(梅原さん、ごめん)。四万十川や仁淀川流域は川霧が立つ。
今回の茶は、日高村の霧山茶だった。
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さらに歩いて7分、鷹匠町の古民家でのランチ
(まちなかでこれをいただけるとは)
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はりまや橋から歩いて数分。
シャッターが空いたばかりの店で。
二階から道行く朝の雑踏を見ながら。
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土電(土佐電氣鐵道株式會社の電車で「とでん」と読む)が行きゆう。
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場所は変わって松山の大街道。
地元の人なら誰でも知っている老舗の喫茶店。
3階まであるけれど、2階にはテーブルが6席とそう広くない。
照明は暗く自然光を採り入れようとしている。
それでも女性客(1人または2人)が次々と訪れる。
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ランチメニューではパスタのセットを。
「あさひ」や「ことり」もそうだし、麦飯もそうだけど
甘めの味付け。市駅前の「でゅえっと」もそうかな。
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追加のコーヒーがいい(+200円)。
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カフェメニューではサンドイッチを。
サラダとヨーグルトが付いてくる。
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地域で長年営業してそれが親子代々受け継がれ
客も世代を引き継いで来店するという関係。
必ずしも味が尖っているとか、接客がいいとかではなくても
小さな店の良さは理屈を越えた関係性にあるような気がする。
そうは言っても、パスタに合わせる食後のコーヒーが
濃すぎずこくがありすぎないのに品質感は高い。
わざわざ季節のスイーツを予約して来店される人も多いようで
ぼくの前に座っていた二人組はブルーベリーのなんとか、を予約されていた。
(「なんとか」でごめん。ブルーベリーのフォッカッチュと言ったか、ブルーベリーのミネソタローマと言ったかは忘れた)

カフェは未知の食材に出会う闇鍋のような楽しさがあるね。
(ほんとうは料理よりもカフェに来ている人を撮りたいけれど、そうはいかないから)
posted by 平井 吉信 at 00:44| Comment(0) | 食事 食材 食品 おいしさ