2018年03月04日

室戸岬 地球の息吹とひとあし早い春をたどる


高校の頃から(通学用)自転車で通っていた室戸岬は
季節の変わり目に訪れたくなる場所。

室戸の春はルリハコベを見に行くことから。
でもまだ一月早い。
(写真は、2015年3月22日)
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でも、岬の風に吹かれてみたくなった。
陽光が射し込める朝、行くことにした。

道の駅ししくい温泉のすぎのこ市で
地元の女性のつくられたお菓子を買ってみた。
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宍喰の大手海岸、東洋町の白浜海岸、
さらにサーフィンのメッカ、生見海岸を過ぎて
野根漁港を過ぎると岬までは空と海の世界となる。
千二百年の昔、空海はどのように岬へ辿り着いたのだろう。
おそらくはこの路ではない、尾根を辿ったのではないか。

ひねもすのたりのたりかなの表情の渚へ降りてみる。
タカラガイを探す。すぐに見つかった。
世界史をひもとくと、かつては通貨として流通し
いまもコレクターがいるという。
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室戸の玄関、夫婦岩を過ぎて
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岬の地形はそのままジオパーク
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足元を伝う波のちゃぷんという音になつかしさを感じる
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初冬に咲くシオギクが岬の寒風に耐えて咲き残っている
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室戸岬の散策は樹木のトンネルを抜けて
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アコウと遭遇し
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岬の植物の光にほだされ
(この季節に数少ない植物が亜熱帯の光を照り返す)
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ひとあし先の春をめでる野の花に足をとめ
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ジオパークに包まれる。
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岬を駆け抜けると、いつものカレーを
(紅茶煮、豚バラとフレッシュトマトのカレー@シットロト)。
カレーのひとつの理想型と思って自宅でも再現しているけれど
やはり本家は抜群。
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空海の足跡と地球の息吹と四国で最初の春を感じるために。
室戸岬、何度目の春だろう。


追記
国道55号線を北上するとき
松田聖子のパイナップルをかけてしまう。




posted by 平井 吉信 at 22:12| Comment(0) | 山、川、海、山野草

吉野川橋の落日 揺らめく光(時間)を受け止める


徳島市内に住む人は
吉野川大橋を渡るとき、地元に戻ってきたと感じる。

これはそのひとつ上流の吉野川橋。
通称では古川橋ともいう。
かつてはこの付近で大阪方面への水陸両用艇が離発着していたらしい。

徳島市は四県都のなかでもっとも渋滞が激しい。
その理由は城下町を水路(川)が縦横無尽に走っていること。
とどめはこの川幅1qを越える吉野川の存在である。

でも、吉野川がなかったら徳島市も存在しない。
事務局の一翼を担った1996年の水郷水都全国会議・徳島大会も開かれなかった。

高知県瓶ケ森の南斜面に発した流れは
やがて四国山地を横切る横谷(大歩危、小歩危)となり
池田でくるりと向きを変えて紀伊水道をめざす。
日本最大規模の竹林を従え
日本一の基本高水(利根川や天塩川を凌ぐ)を誇り
二百数十年続く石積みの第十堰を透過して
ラムサール条約に登録された河口干潟に注ぐ。

その194kmの水の旅の終着に近いこの場所で
冬の陽が水面に長く伸びて揺れている。
太陽が川から上って川に沈む日本で唯一の大河。
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ヒトも川の流れのように
ゆらゆらとたなびいて時間を受け止めればいい。






タグ:吉野川 2018
posted by 平井 吉信 at 21:03| Comment(0) | 徳島