2017年05月03日

連休こそ日和佐川 人がいない 水は流れて雲は行く


国道から右折して日和佐川の左岸道路へと入る。
鳥獣害対策の施された田園を通り過ぎれば
五月の風が窓から新緑を運んでくる。
やがて道路が川に並ぶところで車を停めた。
そこから川へと降りる石段がある。
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初夏の光は緑と水を万華鏡に仕立てるD7N_5327_01.jpg

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さらに遡ると屈曲点がある。
水が当たる左岸は淀みとなっている。対岸は砂が堆積する小さな河原が展開する。
地理で習ったとおりの地形である。
河原を歩けば何かを感じるだろう。
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日和佐川の名所くじら岩。
初夏ともなれば水遊びの地元の子どもの定位置となる。
対岸には小さな滝が流れ込む。
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豊かな河畔林は静かな空間を演出する。
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水辺に近寄ってみよう。
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オイカワの群れ 浅瀬で遊ぶ
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水の行方を追うと空が高い
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萌え色の若芽と水面が静かな連休を暗示している。D7N_5393-1.jpg

5月の声聴く日和佐川、河童とテナガエビの季節が近づいている。






タグ:2017 日和佐川
posted by 平井 吉信 at 14:29| Comment(0) | 山、川、海、山野草

2017年05月02日

JR牟岐線 阿南を超えて日和佐へ 春の里山めぐり


友人が海部郡の下灘方面に異動になった。
(本人は喜んでいる)
毎朝、自宅を6時過ぎの下り普通列車に乗って
南へ向けて下っていくという。
車で行けば1時間少々で行けるはずだが、
阿南から南の牟岐線の経営が厳しいと思って
わざわざ汽車通勤(徳島県内には電車は走っていない)しているのだとか。
山をすり抜け川を渡り、朝日にきらめく海辺を走るローカル線がたまらないという。
彼は日曜でも(別に出勤する必要はないのだが)仕事を覚えたいので、と通勤している。
(仕事中毒ではない。むしろその逆である。責任感からかそうしているのだろう)
不平不満とは対極の生き方をしている男である。

実はぼくもJR四国をなるべく使おうとして
年間数十万円(四捨五入すれば桁が変わる)を投資している。
しかし切符を買うのはいつも駅で現金だけ。
ここはなんとかならないかとも思うのだが。
(これだけ乗ってもJRは得意客?を峻別する方法がない。これがホテルだと、利用履歴で部屋をアップグレードしてくれるなど便宜を図ってくれるのだけれど)

そのJR牟岐線の桑野駅を過ぎると、山間部と里山を縫うように走って行く。
この1両の列車が水を張ったばかりの田に映える。DSCF7240-1.jpg

まっすぐの線路、そこを横切る里の道。
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あぜのタンポポやムラサキゴケを見ていると…。
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踏切脇を見るとシマヘビが出ている。
もうそんな季節なのだ。
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この後、牟岐線は幾多のトンネルを抜けつつ由岐方面の海沿いを走るが、
国道55号線は内陸を走って日和佐に至る(いまだに美波町とは呼びにくい。県内の人には美波町では通じないことが多い。やはり日和佐だ)。
その55号も自動車道ができて
旧道は車がほとんど通らなくなった。
そのため、コーナリングを楽しむバイクツーリングをときどき見かける。

日和佐のまちに入る前に大戸の集落がある。
この里山をライツミノルタ+ロッコール40oにフジクロームを入れて撮影に通ったもの。
(この画角は好きなのだ)

集落を流れるのは日和佐川の支流、北河内谷川。
樹木のトンネルをくぐった水が取水の段差を越えて落ちていき、
杉林を抜けて蛇行しながら下っていく。
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集落の入口にある神社の境内は影となって涼しい。DSCF7256.jpg

しかし地面を見ると
ゲンゲなどの春の山野草が一面に分布している。
特に気を引く風景ではないはずなのにそこに釘付けとなった。DSCF7260.jpg

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沢から水を引いて順繰りに棚田に落としていく。
水を入れたばかりの田にはさっそくトンボが産卵にやってきた。
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条件の良い茎なのだろう。2組のカップルが混線ぎみだ。D7N_5173-1.jpg

ペアが入れ替わらないかと心配になるが
今度は左右対称だ。
互いに比べ合っているようにも見える。
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1組が離れた場所に止まって混線終了。D7N_5186-1.jpg

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やれやれ落ち着いて産卵ができる、と声が聞こえてきそう。

(日和佐川へ続く)
posted by 平井 吉信 at 22:17| Comment(0) | 山、川、海、山野草