2017年04月11日

2017年04月09日

佐川町の牧野公園 桜は雨に打たれ 人はただそれを呆然とみる 


気温が低い日が続いたので開花が遅れているという。
ある人は、それは逆で気温が高いままだったので開花のシグナルを桜が受け損なっているという。
(この説だと温暖化が進展すると西日本から桜が咲かなくなることになる)
どちらも正しいように思える。

さらに追い打ちをかけたのがこのところの天候。
佐川町の旧浜口家住宅に立ち寄る。
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靴を濡らしながら向かった牧野公園では桜は冷たい雨に打たれている。
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蕭然とたたずんでいるようにも見える。
けなげに花を持ち上げようとしているようにも見える。
桜は1年を経て開花しようとして雨に打たれているのだ。
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雨に打たれる桜になりたい―。
posted by 平井 吉信 at 23:24| Comment(0) | 山、川、海、山野草

高齢者も子どももうれしい山登り 高速道路の脇の里山は讃岐富士(飯野山)


春のこの時期になると行きたくなる場所がある。
登山というにはややおとなしい感じだけれど
四国ではこの山だけでしか感じられないのどかな個性があるから。

香川県の里山はお椀を伏せたような山々が平野部にぽつんと浮かび上がる。
それが春霞の季節だと、雲海に浮かぶ城のような風情になる。

そんな場所だから、子どもから高齢者まで楽しめる。
この日は自分の楽しみの優先順位を下げて
老親の介添えということで香川県の飯野山。

行く前は体力的に不安があると気乗りしない様子であったが
元気がないときこそ山登りで回復することを経験しているので
(ためしてガッテンでも放映された)
背中を押した。

結果は大満足。
下山してすぐのコンビニであれこれ食べ物を買って欲しいとせがまれた。
車のなかでも居眠りせずハイなまま。
翌日もその翌々日も身体の疲れは感じなかったそうだ。

南の飯山町から見た飯野山。頂上近くの急峻な地形が想像される。
自然豊かな独立峰がまちのすぐ近くにある。
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車は西側の登山口の広い駐車場に停める。
三合目から坂出市の工業地帯が見える。川崎重工だろうか。
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登山道はいくつかあるので、行きと帰りで違うルートにしてみた。
この上りは高齢者にはきついと思われたが、
2本のストックの使い方を教えて
小股のナンバ歩きで自分のペースで登らせた。
(上半身と下半身が相克して身体を痛める怖れのあるノルディック歩行ではなく、あくまで脚力のみで歩いてストックは重心を一瞬支えるためだけに使う。ノルディック歩行では健康な人でも体幹が一体化せず、腰などの1点に力が集中しがち。体幹がねじれたり骨や関節にばらばらの負荷がかかりがちな歩行法と思うから。山では身体をひねらない使い方で)
汗をかかさないように重ね着で体温を調節しつつ適度な水分補給を促す。
山頂へ行くことが負荷にならないよう、途中で引き返すかどうかを尋ねつつ。
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周遊道に出てからはパノラマに期待しつつ山頂に辿り着いた。
711で買った缶コーヒーを飲み干して身体全体で満足感を表す。
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遠めから想像するのと違って山頂は驚くほど広い。神社のある広場に桜や杏子の巨木がある。
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山頂で咲いていたのはアンズ(桜と間違う人が多かった)。
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頂上直下の南面の展望台をお忘れなく。讃岐平野を一望しつつ人生を振り返る?
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西讃の平野をうねりながら伸びる香川自動車道
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点在する菜の花畑と土手が郷愁を誘う。
香川の魅力は、開けた里山にお椀型の山とため池が点在する風景。
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山をコマのように廻る周遊道では随所に展望地点がある。
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工場の煙突と山が重なる。濃霧が発生する夕刻など幻想的な風景となりそう。
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プロジェクトXでも人気のあった架橋物語。
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(四国に橋は3つ必要ということは四国に住んでみないとわからない。効率だけの経済からは成果は生まれない。四国内を公共交通機関や高速道路で移動する時間で、羽田からならハワイへ行けてしまう)

讃岐平野の一級河川、土器川。
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午後を過ぎても人々の姿はやまず。
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満足の帰途。2合目を過ぎてもうすぐ登山口。
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すみれの花咲く頃、またここへ戻ってくることを願って。


ダメと思っていても、もう少しだけやれるかも、
いつのまにか目的地に着いてしまう。
大きな目標を持つこと、
でもいったん忘れて(心に留めて)
小さな幸福を積み重ねる日々。
その繰り返しが人生なのかも。
タグ: 香川 2017
posted by 平井 吉信 at 12:07| Comment(0) | 山、川、海、山野草