2017年04月20日

春の花と観覧車が見せる人生の走馬燈はるかし とくしま植物園


徳島市南部の丘陵にひらけた動物園と
その上に整備された植物園は市民の憩いの場となっている。
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整備された遊歩道には四季の草花、木々、トイレ、休憩所をはじめ
整備された施設が迎えてくれる。
入口の池ではタンポポ群れし。
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夫婦やカップル楽し。
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新緑萌えし。
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花も寄り添ううれし。
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一人で花を見ている人。
何も考えない、思い浮かべない。
(花を見ながら人生を振り返ることはないでしょう)
花を見るときってそうではないだろうか。
無心、しばし。
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高度を上げるにつれて花や木々、そこから見下ろす風景が変わっていく。
観覧車なつかし。
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駆け抜けていく季節の忘れがたみの花びら、
散りゆくもうれし。
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ソメイヨシノの万華鏡あやかし。
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地上と空中の二階建ての花園はるかし。
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徳島の観光施設の東の横綱をこことすれば、
西の横綱はどこだろう?
むずかし。

追記
観光には二種類ある。
(1)非日常のなかの日常(来ることが目的の名所で写真を撮ってみやげものを買えば達成)
(2)日常のなかの非日常(どこにでもある光景や風土から夢幻の刹那を見つける歓び)
ぼくが四国の空と海で伝えたいのは(2)のほうだけど。




タグ: 2017
posted by 平井 吉信 at 20:51| Comment(0) | 山、川、海、山野草

2017年04月15日

鮎釣りの昭和は遠くなったけれど 里山の春はまたやってきた 赤松川(日和佐町)


赤松川は那賀川中流に流れ込む最大の支流。
中学の頃、寺で勉強の夏合宿をしたことがある。
とはいっても、冷たい谷で泳いで身体を鍛える時間もある。
意を決して岩の上から飛び込む。
(飛び込みはどうでもいいのだが)
とにかく水が冷たい。
3分で唇が紫色になる。
ウルトラマンの気持ちがわかった。

赤松川のほとりにも春がやってきた。
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ここでも田に水が入ったようだ。
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赤松川は合流点が近づくと里の川から
渓谷になっていく。
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蛍の名所 舞が谷を合流してさらに水量が増えた赤松川。
山桜が萌える。
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やがて川口ダムの下流で那賀川と合流する。

この合流地点でアユが赤松川に上ってくる。
ダムで遡上を止められることもあるが
水の色が違うから。
ダムのない赤松川は澄んでいる。
魚も本能で知っている。

解禁直後は合流点から上流の赤松川でドブ釣りをしたもの。
ドブとは淀みという意味だろう。
錘をつけて毛針を上下するとアユが食いついてくる。
ぼくは友釣りよりもこっちが好きだ。
毛針には名前が付いている。
青ライオン、岡林1号、2号…(忘れてしまった)。
天候、水量、水底、季節などによって使い分ける。
釣りのあとは本流のほとりにある食堂「めんやど」へ行く。
名物オトラばあさんのおでんやうどんを食べた記憶がある。
(天下に多い「おんやど」をもじって女経営者だから「めんやど」としたのだろう)

小学生ながら父に連れられて夏場は飛ばしから始まってドブ釣り、
ナグリ(コロガシ)と進み、季節の終わりは海部川での餌釣りで終える。
アユ釣り師のご多分に漏れず父も友釣りだけをやるようになった。
その父が最後に友釣りをしたのが月ヶ谷温泉前だった。
赤松川はドブ釣りのホームグラウンドであった。

川口ダム湖畔を歩けば春の山野草の採取箱のよう。
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束の間の日射しを待ってダム湖に照りいるソメイヨシノを見た。
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追記
桜については文章が邪魔をするだろうと写真投稿だけにしましたが
文章があったほうが感情移入できるというお声をいただいて
今回は入れてみました。

posted by 平井 吉信 at 12:15| Comment(0) | 山、川、海、山野草

2017年04月14日

その花散るとき 世界の縮図を描く 小松島市役所の桜


遠めには美しくても
花びらはところどころ黒ずみ 
ときおりの思いがけない風が吹雪を散らす。
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ただ、そのとき桜から受け取る宝物がある。
艶やかないろ、くずれたかたち、欠けた花びら…
花びら一つひとつの個性が集まったのが桜であるなら
生き物が生まれ持つ競争の原理に
運が加わって不条理を突き出す。
(なぜ、女の子はいのちを奪われたのか)
みな等しくを願う社会の間で
良心や慈悲、矛盾を感じながら生きている。

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特に名の通った桜でなくても
心がふるえる瞬間、桜の気持ちが光となって届いた。


(ニコンD7200+AF-S NIKKOR 70-200mm f/4G ED VR)
生きとし生けるものの哀しみと滋しみが混ざったやさしい風合いは
flat-richcolorで出力。この色にニコンの職人としての誇りを見る。
経営の厳しさが伝えられるが応援したい。
タグ: 2017
posted by 平井 吉信 at 23:55| Comment(0) | 山、川、海、山野草

醍醐寺の夜桜と沖野のしだれ桜 徳島市


徳島市南部を流れる勝浦川に沿って飯谷の町がある。
左岸の醍醐寺では、5対の地蔵尊、桜のトンネル、お堂がある。
夜桜を見る人の影はなく、それゆえもののあはれがいっそう感じられる。
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右岸の沖野地区にあるしだれ桜。桜の上に星が出ていた。
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夜空が夜空であった頃に憧れる。
タグ: 2017 勝浦川
posted by 平井 吉信 at 23:28| Comment(0) | 山、川、海、山野草

2017年04月12日

燃えさかる魂のいつかを


少女が見上げる視線の先にあるのは一条の光。
ひとつのことに打ち込める幸せな人生と
逃げ道のない過酷な運命を背負いながら
魂を鼓舞していくただひとり。

ラフマニノフのピアノ協奏曲第2番ハ短調の第1楽章に乗せて
蝶の舞いのごとく優雅に始まり、
はらはらと散る花吹雪となって駆け抜け、
鬼気迫る刹那で締めくくる。
手が届きそうなところまでたどりついたのだが。

綿綿と愛を奏でる第2楽章もいつかは終わるように
跳躍し続ける魂もいつしか地上へ降りていく。
そのとき、あなたは何を振り返る?
記憶のなかで取り出して、ぼくは何を思う?

ほら、すべてをかけるコーダがやってきた。
次々と息をはずませる間もなく
時間のはざまの火の鳥がそこにいる。
銀盤の中央で光る身体のまま永遠に。

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追記
ラフマニノフの2番のCDを買う前に全曲聴いてみたい人は
YouTubeでどうぞ。
辻井伸行とBBCで
https://www.youtube.com/watch?v=dGX3temma5Q

タグ:2017
posted by 平井 吉信 at 00:33| Comment(0) | 生きる