2016年06月13日

雨に打たれる人も山野草も ジンリョウユリの日曜


天気予報では雨の日曜。
朝はまだ曇っている。
それならは、蛇紋岩を見に行こうと決めた。
(雨にしっとりと濡れた岩肌がおもむきがあると考えた)

四国には蛇紋岩の地質が散見される。
八幡浜周辺、四国カルスト周辺、高知市円行寺周辺、
それに上勝町から那賀町木沢にかけてである。

マグネシウムを多く含む土壌は、栄養に乏しいため
通常の植物は育たず、固有の植生が見られる。
毎年12月頃に見に行く高知市のムラサキセンブリなどもそうである。

徳島の蛇紋岩帯といえばジンリョウユリ。
イシマササユリとともに、ササユリの変種である。
蛇紋岩地帯は植物にとっても理想の生息地ではないが
その厳しい環境で根付いていることから
一度消滅してしまえば、二度と自生することは困難である。
種の保存、生態系の保全は、
後生に残すべきかけがえのない生きた「蔵書」なのだから。
(失えば元に戻すことができない)

最初に発見された神山町が基準地とされるが
残念ながら盗掘で絶滅してしまったという。

それでも、那賀町では地元の方々の熱意により
数カ所で民間による保全が行われてきた。
しかし、人災に加えて
食害の主は至るところからやってくる。
(シカ、イノシシ、ヤマドリ、野ネズミなど)
一個人や集落の努力では限界に達している。

その現状を見に行くこともねらいだった。
まずは、木沢地区へ。
保護をされている方々の一助になればと
ある集落を訪れて飲食をしようと入店すると
このところ食事の提供はやめているとのこと。
(実はこの店の開業時に行ったことがある。山の幸を活用した定食が出色の出来映えだったことに驚いたことがある。それから数年後、余命わずかの父に食べさせようと連れていったが、そのとき定食は売り切れであった)

花(ジンリョウユリ)の時期は終わった、と残念そうな顔で話された。
(開花の盛りを過ぎているのは承知であったが、保全の状況については表情から察した)

自生地に行くと、
咲いているジンリョウユリが数本あった。
痩せた土地で精一杯の姿で雨に打たれながら
凛と咲いていた。

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木沢地区は滝王国。森を下る沢と広葉樹のたたずまいが霧雨に息づく
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蛇紋岩の露出
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ランの一種か?
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蛇紋岩を背景に最初のジンジョウユリが現れた。
もう花の時期は終わっていると思っていたので。
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白と桃色の階調が風に揺れる。
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雫を宿した花びら
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調和の取れた個体に見とれていると
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木々の雫が塊で落ちてきた。
「冷たい!」とジンジョウユリが叫んだような気がして。
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梅雨が似合う 露を宿したアジサイ
あじさいこそ雨に打たれてほほえむ
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(ここまでフジX-E2+XF35mmF1.4 R、XF18-55mmF2.8-4 R LM OIS)

蛇紋岩から1本の植物
(ここからニコンD7000+AF-S NIKKOR 70-200mm f/4G ED VR)
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いまにもかみつきそうな樹木の表情
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森にたたずむジンリョウユリがあでやかでしとやかで
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アザミ。蛇紋岩に咲く固有種かどうかわからない。
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草の茂みを移動するのが得意なようには見えないが、
サワガニは雨を喜んで出てきたのか。
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続く
タグ: 神山 上勝町
posted by 平井 吉信 at 15:53| Comment(0) | 山、川、海、山野草

2016年06月04日

ユキノシタを見たことがありますか? 


朝から夜まで4つの会議や打ち合わせがある日の昼、
午前から午後への合間を見つけておにぎりを食べている。
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ここは上勝町 千年の森ふれあい館。
(ピクニックではありません)
新緑の照り返し、そよ風、足元から瀬音が聞こえるテラス。

しばらく歩くと吊り橋があり、
花の散歩道と呼ばれる川沿いの小径がある。
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すれ違う人はほとんどいないけれど、
虫や花や木々はそれぞれに仕事をしている。
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アオスジアゲハが立ち止まるホットスポット
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食べられる莓も実りのとき
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さてさて、これがユキノシタの花。
ひとがたのようでもあり。
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なぜこんな造形が自然界にあるのか。
やはり植物は動物に憧れるDNAを潜在的に持っているのか。
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葉っぱを天ぷらで食べるとおいしい。
(しかし飽食の時代に敢えて採取して食べる必要があるかどうかは?)
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上勝町に視察へ行く方はここへ泊まることが多い。
月ケ谷温泉では全室から勝浦川のこの景観を眺めることができる。
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勝浦川は幼い頃からの遊び場。
徳島市内から1時間の場所にある。
道路事情が良いので徳島市内在住の人はおっくうがらずに来てみては?
タグ:上勝町
posted by 平井 吉信 at 13:18| Comment(0) | 山、川、海、山野草

2016年06月01日

めぐる季節の贈り物、そのときどきの野菜や果実。小梅ちゃんはすぐに成熟して梅酒と白干しになる


あっという間に終わってしまう小梅の旬だけど
今年は運良く手に入れた。
場所は、いつもの美郷物産館。
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これを、熊本の米焼酎35度と蜂蜜で梅酒に。
残りを塩漬けとする。
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昨年つくった梅酒は残り少なくなってきた。
低気圧で身体のキレが悪いとき、身体に吸い込まれていく。
自然の恵みをこころと身体で受け止めると、それが幸せの前提。




タグ: 美郷
posted by 平井 吉信 at 22:00| Comment(0) | 食事 食材 食品 おいしさ