2015年10月31日

ぼくのあの帽子 どうしたでしょうね。砥石権現でなくしたあの帽子ですよ


紅葉の季節に行きたい場所は多いけれど静かな山旅が楽しめるのはここ。
去年の紅葉は特に見事だった。
http://soratoumi2.sblo.jp/article/105659700.html
春には妖精を探しにやってきた。
http://soratoumi2.sblo.jp/article/128576429.html

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風が強い日だった。
スーパー林道からは砥石権現に続く稜線が明瞭に見えている。
林道にクルマを置いて、
トリカブト(シコクブシ)の咲く平坦な谷筋から
少しずつ高度を上げていく。
広葉樹の森の愉悦が極まる場所。
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そんななかで次々と宝物を見つけていく。
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見つけたものは樹液
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太陽が呼びかけると応える
しずく細工のきらめき
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尾根を軽やかに踏みしめる
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両脇の枝の曲がり方に足を止めた
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ブナが好きなのはなぜだろう
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砥石権現の山頂を通り過ぎる
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アケボノツツジが咲いた木も枯葉だけ。
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林道から登り始めたとき、木の枝に掲げられた白い帽子に目が留った。
山では、誰かの落とし物を目に付くようにしておく慣習がある。
その帽子、見覚えがあった。
手にとって裏返してみるとYHのイニシャル。
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あれは半年前。
春の妖精を見に行った帰り、
クルマに戻って帽子がないことに気付いたけれど
どこかザックのなかに押し込んだのだろうと考えて
そのまま帰路に就いたことがあったのを。

初夏、うだる夏、山の嵐、初秋を乗り越えて
それは確かにそこにあった。
落とした持ち主を恨んだかどうかはわからないが、
戻ってきたかったに違いない。
その持ち主はものを大切に使う人で
自然を慈しみつつ愉しむ人だったから。
連れていって欲しかったのだろう。

また、行こう。四国の山へ。
タグ:砥石権現
posted by 平井 吉信 at 15:06| Comment(0) | 山、川、海、山野草

高丸山のブナの森 紅葉


たまには文章を抜きにして写真だけで語ってみてはと考えた。
今回は体調の悪い高齢者を森で散策させるというもので
頂上へは行かない。
その代わり、県内有数のあの平坦なブナの森を満喫しようとするもの。

月ケ谷温泉の対岸の県道では桜が咲いている。
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紅葉との対比がおもしろい。
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山腹から見る高丸山の頂上は紅葉している
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明るい林床はブナの森ならでは。
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しばらくは錦の織物を。
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平坦な森に太陽が差し込めると上を仰ぐ。
この一体感に充実と幸福を感じている。
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少しずつ日が傾いてきた。
今回は、体調を崩している高齢の母を歩かせるのがねらい。
前日は近所すら歩かなかったのに
きょうは起伏のある森の地形を3時間弱歩かせてみた。
コツは、会話ができる速度でゆっくり小幅で歩くこと。
慣れない人は注意してもすぐに平地の足の運びになってしまう。
小幅にすると自ずとナンバ歩きに近づく。すると、何時間でも歩けるはず。

帰宅後、体調が軽くなったとのこと。
高丸山森林セラピー、御代は無料でございます。
生態系を大切にお楽しみくださいませ。

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posted by 平井 吉信 at 14:20| Comment(0) | 食事 食材 食品 おいしさ

坊ちゃんはいまも。松山大街道から道後へ


仕事の帰りの高速バスで2時間ほどある。
まずはまちを歩いてみる。

大街道では、至るところでけん玉やフラダンスなど。
名人芸に知らない人たちも歓声を上げる。
街区が広い大街道ならでは。
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大街道は、松山銀座ともいわれ、戦後すぐに三越が開店した。
そしてこの8月に三越の向かいに新たな複合商業ビルが稼働。
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時代の流れのなかで食の原点を見つめる労研饅頭
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心を動かされたのはまちなかのこの場所。
みんなの広場と書いてある。
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以前は駐車場だったところを、
わざわざ土の公園にしたという松山市の取り組みに共感。
おそらく公園の造成には住民や子どもたちも関わったのではと推察。
まちなかで土に触れる場所がどこのまちもなくなっているのだ。
http://nigiwai-matsuyama.jp/

水の出る井戸もある。
手を洗えるし、
昔の暮らしを知る生きた道具を子どもに触らせることができる。
これも秀逸。

銀天街にある歴史的な縁を持つ休憩場所(圓光寺境内)。
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宿泊したのは8月に開業したホテル
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昼は2日続けて、まろのそば。
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一日数便の坊ちゃん列車が
大街道を経由して松山市駅と道後温泉を結ぶ。
汽笛を鳴らし蒸気を吐く。
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その昔、伊予鉄道開業から間も無い頃(明治21年)から67年間にわたり活躍した蒸気機関車がモデルとなりました。当時は黒煙をもくもくと出しながら、最大で18台で地域と地域を結び、松山市民の足として活躍しました。
(伊予鉄Webサイト http://www.iyotetsu.co.jp/botchan/about/ から)

ロープウェイ街の霧の森菓子工房へ足を運んでみると
人気のあの商品があったので1箱買い求めた。
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おいしさというよりは個性と
旧新宮村の茶葉を売るためという地域の理念が光る。
今回食べて、抹茶粉の風味を以前と比べてやや抑えることで
万人向きに調整したかな?と感じた。
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そうだ、道後へ行ってみよう。
電車で160円(風情を味わいたい人は坊ちゃん列車で)。

終点道後温泉駅を降りると…
「千と千尋」の雰囲気が漂う。
商店街を通り抜けて本館と椿の湯へ到達する。
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海外からの観光客も多く、和のテイストに足を止める。
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元祖坊ちゃん団子を買い求めた(つぼや)。
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坊っちゃん団子は各社から出ているけれど、
この店のやわらかく素朴で滋味豊かな風味は
レール菓子商品とは一線を画すもの。
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山田屋まんじゅうとともに心に余韻を残す。

本館前の広場へ出た。
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この色彩のゆえんは?
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2015年5月1日より「蜷川実花×道後温泉 道後アート2015」開催
http://www.dogo.or.jp/pc/news/1588.php

観光客は迷わず霊の湯をめざそう。
(時間の関係で行けなかったけれど)
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湯浴みする時間はなかったけれど
道後を楽しみ、大街道へと戻り、徳島へ向かうバスに乗り込んだ。

posted by 平井 吉信 at 13:30| Comment(0) | 食事 食材 食品 おいしさ

2015年10月25日

室戸世界ジオパークセンターってどんなとこ? 空海の修行の地って?


ときどきは無性に行きたくなる。
室戸は人が生きることの本質を示唆してくれるようで。
太平洋に突きだした半島に、迫る深海の窪地。
地球のマントル対流を受けて作り出された地形。
そのエネルギーは植物にも宿るようだ。

夫婦岩で休憩
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完成したのは2015年春
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高知県ゆかりの生き物が海洋堂のフィギュアで
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褶曲の地形を刻む四国の大地
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空海の修行の地を体験
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昼はやはりこのお店
スパイスの使い方が見事なのはいうまでもなく。
(この店に出会うまでは自分のカレーが一番だと思っていたけれど…)。
トマトの酸味、煮込んだ豚肉の旨味、引き立てる香辛料。
言葉に書くと簡単だけれど、究極のおいしさをさりげなく。
しかも料理に込められたメッセージのおおらかであたたかさ。
(専門店が見せる気取った雰囲気が好きでないので)
幸福感に包まれるカレーをいただきました。
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紅茶もこれまでのベスト。
(合成香料のル○シアの紅茶に慣れないで)
専門店を名乗る店よりずっと上。
今回は夏摘みだったけど、ぼくは春摘みのダージリンが好きなんだとわかった。
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食後のジオパーク散策へ。
今回は岬の先端へ行かずにこれまで行かなかったジオパークへ
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これはみごと
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植生が少ない時期だが
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ジオパークの駐車場にクルマは置いたままで行ける
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植生のエネルギーを感じられたでしょうか?
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画面中央の下、木製の看板の先にある小さな岩で空海が修行したのだとか
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徳島の大砂海岸で夕暮れとなった。
地球の黎明を感じさせるあの夕暮れ。
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南四国に流れる豊かな時間は生きる力を与えてくれる。
あたたかくつよい力で。




posted by 平井 吉信 at 01:05| Comment(0) | 山、川、海、山野草

伊予富士と寒風山 1粒で2度おいしい桑瀬峠から往復で


東予へ出張の翌日、
そのまま徳島へ帰らず、寒風山トンネルを越えていく。
久しぶりの山で弾む心を抑えつつ峠をめざす。
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行き先は決めていないが、
初めての伊予富士をめざす。
樹林帯の植生は楽しみ。
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桑瀬峠からはザレ場を眺めつつ稜線を行く
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夏の名残を惜しむシコクフウロ
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伊予富士周辺の険しい山容。紅葉も少し進んでいる。
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足を止めてしばしたたずむ
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笹に覆われた四国の山容が胸に響くかけがえのない時間 
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山頂が近づくと登りがきつくなるが、心地よさが上回る
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伊予富士山頂からさらに西の尾根。伊予富士への近道、瓶ケ森林道が近くに見える。
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桑瀬峠までの稜線、さらにその先には寒風山が見える
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桑瀬峠へ戻りながら何度も振り返るたたずまい
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樹林帯で紅葉の万華鏡
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雲は自由だ
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アキノキリンソウに虫たちが仕事をする
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前方に寒風山が見えている
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ところどころハシゴやロープがある。石灰岩の地形は独特の生態系をつくる
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岩場を抜けると稜線が近づく。この先で北面からの直登と合流するようだ。
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もう頂上が見えてきた
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寒風山山頂に着いた
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笹ヶ峰まではまだ1時間あるが、夕方までに戻るためにここで引き返す
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2座を往復する代償は空腹で償うこととなる。
西条市内でラーメンを1杯。
自宅に戻って餃子を30個、ご飯を3杯、それにバナナ、ケーキ、
まだ入る、どんどん入る。
普段は意識して小食にしている。
長寿遺伝子の発現を期待しているから。
でも、ときどきエネルギーを消費するとは気持ちのいいこと。





posted by 平井 吉信 at 00:00| Comment(0) | 山、川、海、山野草

2015年10月22日

2015.10.21 オリオン座流星群は?


忘れられない流星群がある。
まるで宇宙が崩れ落ちるかのように
大火球(流星の親分)が次々と音を立てて流れた明け方。
銀河のまっただなかにたたずむ小さな生き物だった。

あのときと同じ場所で、
同じ人とオリオン座流星群を眺めてみた。

熱い茶、菓子、テーブルと椅子、毛布を用意して天を仰ぐひととき。
風がなく、寒くはない2015年10月21日の星夜。

では、どうだったか?

もちろん、見えた。10個以上はね。
思っていたほどではなかったけど。

写真には写らなかったとしても
この場所にいる心を映した心象風景。

真夜中を過ぎてなお飛行機が行き交う
牡牛座のすばるとヒアデスを分けるように。
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アンドロメダ銀河は、かつてアンドロメダ座の大星雲といわれ
銀河系にもっとも近い銀河系外星雲として知られている。
満月の6倍ほどの視直径(見かけの大きさ)で
肉眼で見られる数少ない小宇宙。
今日では距離約250万光年に修正された。
(もっとも近い小宇宙といっても、地球上では、アウストラロピテクス・アフリカヌスが二足歩行でサバンナを歩いていた時代に発した光を見ていることになる)


県庁から20分ぐらいなのに、これだけ微光星が写る。
標高の高い平原などで星夜を見た人は人生が変わるという。
星明かりで影ができる、星座のかたちもわからない、
自分が銀河のまっただなかにいるという
頭上からひたひたと迫る実感。
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オリオンが東の空から昇ってきた。
この流星群の輻射点があるところ。
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川を見下ろす高台で背後に山を控え
上流の曲がり角で民家の灯りが水面を照らす。
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(いずれもX-E2+XF14mmF2.8 R。ISO2000,露出30秒。絞り開放でもコマ収差が少ない。RAWとJPEGを並べるとこのレンズの歪みの少なさに気付く)

星明かりに照らされて
めぐる星座の躍動に耳を澄ませば
しんしんとふけていく星夜。
温かい飲み物でふうっと息を抜くひととき。

その夜…。
夢でも星夜を駆けめぐる。



2015年10月19日

スープカレー 料理はいつも体調を考えて即興でつくる


体調が優れない家人に
食べやすい料理をつくる。
台所にあるものを使い、
そのときの気圧や気温、疲労の原因などによって
食事を変えてみる。
今回は、体温を上げて代謝を良くすることが必要と判断。
そこで、あまりものの根菜類と豚肉を使ってスープカレーをつくることに。

豚肉の塊を鉄のフライパンで表面を焦し、
玉ねぎ、ニンジン、カブラを入れて沸騰させてアクを取り、
ダイスカットのトマトの缶詰を味の基本に据えて
隠し味として刻み生姜を少々と塩だけで煮込む。

サーモスの保温鍋にかけて待つこと数時間。
(火を使わずゆるやかに温度が下がる間に風味が増していく)
崩れることなく、ふんわりと仕上がったスープと具材。
酸味と旨味が濃厚なベーススープができた。
食べる直前にカレーに使うスパイス数種類を加えた。
蜂蜜で調整してできあがり。

ご飯がいくらでも進む感じ。
朝ならパンとともに食べられる。
冷凍しておけばいつでも。

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レシピはないけれど
味を見ながら調整し、
つくったあとで記録しておくいつものやり方。
(再現性はあるけれど、具材とそのとき身体が欲しがるものから考えて調整)

体調の悪かった家人も食欲が進み、体温が上がって元気になったようだ。

posted by 平井 吉信 at 18:13| Comment(0) | 食事 食材 食品 おいしさ