2015年08月30日

庭にやってきた若草色のともだち  



朝、庭に出て見つけた。

秋なのに若草色をまとって
和菓子のような飾り。
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山野草に話しかけるように
イナゴに指を近づけると飛び乗った。
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理屈でなく感じるものがあるよね。
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宇宙一の理想望遠鏡で前を見たら、自分の後頭部が見えた―
という宇宙冗談があるけど。

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身近な生き物は
時間と空間を流れる目に見えない大河によって
時空や言語や種を越えてやりとりしているはず。

感じる心があれば
家族も友人も地域も国もこの地球も
見えてくるものがあるのかも。

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posted by 平井 吉信 at 13:19| Comment(0) | 家の庭

2015年08月29日

大歩危から雨がそぼふる藤川谷へ  朽ちた骨がガリガリと音を立てる夕刻


仕事で大歩危近辺に出かけた夕刻、
台風の影響で増水していた吉野川大歩危峡。

そこから支流の藤川谷へ入ってみた。

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「なにかようかい?」と
藤川谷に現れた妖怪たち。
薄暗くなる時刻に、子どもが見れば泣きながら駆け出しそう。
けれど、夜中に墓地に行くあの夏休みの冒険に似て
怖いから見たいとも見たくないとも。

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朽ちた骨がガリガリと音を立てて動きそうな妖怪、
ぼうと浮かび上がる妖艶な存在感、
厳しさをたたえて凛とたたずむ気品、
笑いを誘う苦みばしった諧謔、
生活の苦しみを背負う諦念の表情。
それらは土から、藪のなかから、水から抜け出して眼前にいる。
けれどもかつてここで息づいていた、
そしてこれからもここで生きていく魂を埋めた作品。

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伝説の妖怪を
空間が割れたような衝撃で蘇らせた
上名の集落の人々の想像力と創造性に目を見張る。
それを伝えたくて。

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児啼爺はこの地区に伝承されている妖怪である。


【追記】
祖谷地区の食材として祖谷そばはご存知だろうか?
祖谷山(旧西祖谷山村、旧東祖谷山村)でいただくことができるが、
古民家を移築したこの店では
東祖谷の蕎麦打ち名人の麺を提供している。
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posted by 平井 吉信 at 18:28| Comment(0) | 徳島

2015年08月23日

里山に道路ができる最後の夏 南の羽ノ浦町と北の立江町


道路ができることは便利だけれど、
またひとつ消えていく光景がある。
ここは、小さい頃よく遊んだ場所。
高架のコンクリートがあったところには
小さな坂を登ったところに
焼き杉の民家があった。
納屋の2階から那賀川の土手をオート三輪が走るのを眺めていた。

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家の裏には浦川という流れが早い水路があった。
さらに山際にはカブトムシがたくさんいる雑木林があった。
雑木林は妙見山のふもとである。
飼い犬のチビを連れていったら
鹿を見つけてじゃれて追いかけていき
戻らなかったことがあった。
桜の咲く頃、遊山箱に弁当や寒天を詰めて花見に出かけたのもその頃。

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並木林のアブラゼミはいまも健在で、
稲穂もよく付いているようだ。
この道路が徳島市内までつながるのに
まだ20年ぐらいかかるのだろうけれど。

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その頃には人口は減少して渋滞も緩和され、就業人口も少なくなる。
未来を夢見る社会とそのための人々の努力でありたい。

posted by 平井 吉信 at 23:36| Comment(0) | 生きる

2015年08月22日

仏様と竜王の岩窟を従えた焼山寺 通り雨が過ぎて夕方の鐘が鳴る


遍路転がしとも呼ばれる急峻な立地にある焼山寺は
八十八ヶ所巡礼でも一目を置かれる存在。
車ではあるけれど、夏の午後の避暑に出かけた。
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車を停めて十三仏を順に眺めながらそれぞれの真言を唱えると
少しずつ山門が近づいてくる。
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みずみずしい山のしずくに浸る山野草
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十三仏の最後でもある虚空蔵菩薩がご本尊。
あまねく宇宙の真理を照らす。
ぼくの守り本尊でもある。

樹齢の長い杉木立と蝉時雨。
絵になる風景、音の風景。
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木立を背景に地蔵菩薩が浮かび上がる
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サルスベリが道中を楽しませるが、境内にも
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極楽浄土の象徴
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林道を下って岩窟に向かう。
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不動明王が祀られている。
徳島新聞の紹介記事でその存在を知ったもの。
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巨大な岩壁の下部をくり抜いたか、自然の仕業の空間か。
そこに石仏が鎮座する。
いまにも雨が落ちてきそうな午後、辺りは暗い。
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倒木と蜘蛛の巣の間隙を縫って再び寺へ辿り着く。
この小径は通らないで車道に降りた方が賢明。
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雨と天気雨がストロボのように木立の直下を明るくした
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小雨になると続々と巡礼者が集まる
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17時の鐘で寺が静けさを取り戻し灯明が灯る。
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下界を離れて仏の世界を垣間見るために
夕立が迎えてくれたように思う。
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空と海の巡礼。







(この写真はすべて富士フイルムのX-E2で撮影。レンズは小さな3本。XF14mmF2.8、XF35mmF1.4R、XF18-55mmF2.8-4。装備は軽い)
タグ: 巡礼
posted by 平井 吉信 at 18:44| Comment(0) | 徳島

2015年08月19日

宇宙に浮かぶ太陽のようなイタリアンなラーメンだから


日峰山の北斜面にフィールドアスレチックがある。
仕事の帰りに寄り道して散策。
子どもと本気で遊ぶのが好きで、
ここへも何度か来た。
(遊んでやるのではなく、一緒に遊ぶ、真剣に遊ぶから愉しい)
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木陰の展望台の足元にヤブラン
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ふと思い出した。この近くにラーメン店があったことを。
松山に本店がある店で県内にも支店がある。
噂では意欲的に経営されているように見受ける。
滅多に食べないラーメンだけど、挑戦してみた。
鶏塩が人気らしいが、注文したのはこれ。
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なんでトマトのラーメンなの?
(このブログを見ている人にはおなじみだけれど、生涯に食べるトマトはかなりのもの、という)
トマトが好きだからね、と説明するまでもなく。
(自分でつくるときはトマトを入れているけれど、これはスープがトマトという意欲作)
まるで宇宙空間に浮かぶ太陽なのだ。
真剣勝負の遊びがいい。こうでなくては。
岡本太郎がいたら、
なんだ、これは!と言っただろうね。

いや、悪くないです。
身体が欲しがっているのは汗をかいたからでしょう。
(再度挑戦してみたい)

こちらは一般的な鶏塩。
あっさりと旨味を閉じ込めている。
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オペレーションは、
FCにありがちな「いらっしゃいませ・こんにちは」接客のように見えて
個人店のようなニュアンスを付加していて、ひと味違っている。
受け身で仕事をするか、楽しんで自分から仕切るか。
個人で完結するか、チームで高め合うか。
そんなこともテーマなんだろうね。

みんな、生きていくのに賢明だけど、
そんな人に何かを伝えようとしているんだね。

麺とスープとトッピングと器とおもてなし。
仕事と家庭と趣味と家と愛情、と括ってみる。
ラーメンからこぼれたのは、そんなメッセージだったかも。
(ただし、この風味で癒されることはないけれど)
posted by 平井 吉信 at 23:52| Comment(0) | 食事 食材 食品 おいしさ

2015年08月18日

駆け足で過ぎていく雲


盆が終わった庭に一輪のキキョウ、咲き残る。
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見上げると、台風の予兆のようなうろこ雲
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夏の足音が遠ざかっていく。
タグ:台風
posted by 平井 吉信 at 23:57| Comment(0) | 生きる

2015年08月16日

お盆三部作の最後は海の客船(まだ、あるかもしれないけど)


前略

四国の東玄関といわれた小松島。
旅客航路は廃止されたが、
クルーズ客船が続々と寄港する。
特に阿波おどりの季節に続々と。
http://www.pref.tokushima.jp/docs/2013022600149/

徳島小松島港の赤石埠頭は、15,000トン級が寄港可能で
四国最大のガントリークレーンを備える。

埠頭でネコがお出迎え。
建設現場でウサギやカエルなどを見かけるようになったと思ったら
ここではあのキャラクター。
(これは初めて見た。ぼくはカエルが好きだけど)
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製品は単管バリケードと呼ばれて、
建設用品の会社からさまざまなデザインが販売されている。
官公庁の発注工事で
周辺住民の生活環境への配慮及び一般住民への建設事業の広報活動、
現場労働者の作業環境の改善を行うために
イメージアップ経費と位置づけられている。
なでしこバージョンもあるらしい。
http://green-cross.co.jp/products/723/
これのピンク(商品名「レディファースト」)は見たことがある。
http://green-cross.co.jp/faq/#cate021
3,000円台で買えるようだ。
http://www.anzen-san.com/g_page/25028.html
http://www.anzen-san.com/goods_img/39/1127010.jpg
「かわいい」日本の象徴だな。カエルもいい。
以前から気になっていた。
工事現場で良い効果をもたらすと思うから。
(でも、ぼくみたいに気になって見とれる人間もいるから)

夕暮れ近くになって行ってみると
夕涼みを兼ねて大勢の人が見に来ている。
クルーズ客船は、ダイヤモンド・プリンセス号。
http://www.princesscruises.jp/?utm_expid=55672420-0.sAqBo60dSyujYHlbTmiqpA.0&utm_referrer=http%3A%2F%2Fwww.princesscruises.jp%2Fbrochure-request-pdf%2F

小松島湾の黄昏が水たまりに映る。
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少しずつ青が濃くなって。
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雄姿を見せるダイヤモンド・プリンセス号。
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いかにも避暑地のリゾートのイルミをまとって海に浮かぶホテル。
乗ってみるのも悪くない、と言ってみる。

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草々




タグ:小松島
posted by 平井 吉信 at 00:12| Comment(0) | 山、川、海、山野草